今年4月に亡くなられた、高畑勲監督のお別れ会の様子が、ニュースで流れていた。
監督の代表作品は、力作「かぐや姫の物語」だと思う。
時空を超えた命の鎖、その深さを、これほどまでにそれもアニメで、
はっきりした説明はせずに、自然に表現された作品はないと思う。
言葉や説明はいらない。
ただ見ているだけでいのちの根源を愛を感じ、何だろう、涙が止まらない。
月世界からの使者の列は、一切の感情や命を遮断し、清冽・壮絶である。
二階堂和美作詞作曲の主題歌「いのちの記憶」が素晴らしい。
二階堂さんは、僧侶でもあるという。
このブログのタイトル「なつかしい場所で」は、
この「いのちの記憶」の歌詞からとったものである。
高畑監督、ありがとうございました。