2018年5月16日水曜日

高畑勲 監督

今年4月に亡くなられた、高畑勲監督のお別れ会の様子が、ニュースで流れていた。

監督の代表作品は、力作「かぐや姫の物語」だと思う。

時空を超えた命の鎖、その深さを、これほどまでにそれもアニメで、

はっきりした説明はせずに、自然に表現された作品はないと思う。

言葉や説明はいらない。

ただ見ているだけでいのちの根源を愛を感じ、何だろう、涙が止まらない。

月世界からの使者の列は、一切の感情や命を遮断し、清冽・壮絶である。

二階堂和美作詞作曲の主題歌「いのちの記憶」が素晴らしい。

二階堂さんは、僧侶でもあるという。

このブログのタイトル「なつかしい場所で」は、

この「いのちの記憶」の歌詞からとったものである。

高畑監督、ありがとうございました。


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