夏休みも終わり、日本語ボランティアが再開した。
来年高校受験を控えた、Aちゃん、16歳の内気な女の子を担当している。
夏休み中は、県主催のネット経由スクールを週2回受けていた。
この1か月の間に、声も大きくなり、進んでご挨拶もするようになった。
マスクからこぼれそうな大きな目が、輝いている。
ハッキリ言えば、高校受験出来るほど日本語はできない。
世界共通の数学もあまりできない。
スリランカ人なので英語は母国語ではなく、あまり出来るわけではない。
受験科目は3科目(英語・国語・数学)で、公立高校の外国人枠で受ける。
日本人と全く同じ問題で、日本語にカナが振ってあるだけだ。
私立の学校に行かれればいいのだが、学費は安くない。
サマースクールやフリースクール(フリーとは、無料の意味でなく自由の意味)も
あるが、お金も交通費もかかる。
近くにある日本語学校などは期間限定でも数十万円はかかる。
そこで巷には日本語のボランティアが多く存在して、
政府の不備を埋めているのだ。
親の都合で子供を連れてくる。
故国でそれ相応の仕事をしていた人も、
日本に来れば(それもここは遅れた保守的な地方だ!)たいした仕事などない。
安い賃金で、不相応な仕事しか採用されない。
そういう家族の子供達が最近増えてきた。
家族の団結は強く、きちんと育っている。
非常に優秀な子供もいる。
親は自分の今よりも、子供の将来の「場」をと願う
なんとかしてあげたいと思う。
せめて学校には行かせたい。将来がかかっている。
何故しっかり調べずに日本に来たの?と言いたい。
「な」形容詞を勉強しましょう!
「きれいな私」「素敵な私」「かわいいAちゃん」
「あ、かわいいは「い」形容詞だね」
大きな丸い目が崩れて、にっこり。
一歩一歩進むしかない。
元気を頂いています。ありがとう😊
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バンダナの図柄をよく見るとこっているなあ、 しかも褪せない、飽きない センスいい、と感心した。 暇ね? そうかも🌟 |