2024年9月12日木曜日

高校受験

 夏休みも終わり、日本語ボランティアが再開した。

来年高校受験を控えた、Aちゃん、16歳の内気な女の子を担当している。

夏休み中は、県主催のネット経由スクールを週2回受けていた。

この1か月の間に、声も大きくなり、進んでご挨拶もするようになった。

マスクからこぼれそうな大きな目が、輝いている。


ハッキリ言えば、高校受験出来るほど日本語はできない。

世界共通の数学もあまりできない。

スリランカ人なので英語は母国語ではなく、あまり出来るわけではない。

受験科目は3科目(英語・国語・数学)で、公立高校の外国人枠で受ける。

日本人と全く同じ問題で、日本語にカナが振ってあるだけだ。

私立の学校に行かれればいいのだが、学費は安くない。

サマースクールやフリースクール(フリーとは、無料の意味でなく自由の意味)も

あるが、お金も交通費もかかる。

近くにある日本語学校などは期間限定でも数十万円はかかる。

そこで巷には日本語のボランティアが多く存在して、

政府の不備を埋めているのだ。


親の都合で子供を連れてくる。

故国でそれ相応の仕事をしていた人も、

日本に来れば(それもここは遅れた保守的な地方だ!)たいした仕事などない。

安い賃金で、不相応な仕事しか採用されない。

そういう家族の子供達が最近増えてきた。

家族の団結は強く、きちんと育っている。

非常に優秀な子供もいる。

親は自分の今よりも、子供の将来の「場」をと願う

なんとかしてあげたいと思う。

せめて学校には行かせたい。将来がかかっている。

何故しっかり調べずに日本に来たの?と言いたい。


「な」形容詞を勉強しましょう!

「きれいな私」「素敵な私」「かわいいAちゃん」

「あ、かわいいは「い」形容詞だね」

大きな丸い目が崩れて、にっこり。


一歩一歩進むしかない。

元気を頂いています。ありがとう😊

バンダナの図柄をよく見るとこっているなあ、
しかも褪せない、飽きない
センスいい、と感心した。
暇ね?
そうかも🌟



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