ロケットに乗った一人の地球人宇宙飛行士が、
ある星に不時着する。
地球を出てどの位の時間が経ったろう。
その小さな星は、見渡す限り、薄色の草のようなものに
覆われていた。
気持ちよく感じられたし、ここで朽ち果ててもいい、
と思った飛行士は、ロケットのハッチを開けて
外に出る。
草の上に一歩踏み出すと … 足元の草がビクッと震え、
草のうねりがさざなみのように、高速に広大な草原の遥か彼方まで
四方八方へと広がっていく。
宇宙飛行士は悟る。
「この草たちはここの住人で、こうやって情報を伝達して共用しているんだ」
遥か彼方まで続く草原の挿絵とともに、
思い出すのはここまで。
今の地球はまさにこの星のようだ。
インターネットの電波が、網の目のように
地球を覆っている。
情報は一瞬のうちに共有される。
半世紀以上前の小説。
いつか地球人がETに会える日が、絶対に来ると思っている。
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| 来週からボランティア開始。 12月受験の意欲ある若い女性が生徒だ。 会話には慣れているので文法と漢字中心、 |

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