『100分 de 手塚治虫』 と 『終わらない人 宮崎駿』 の2本だ。
共に見応えがあって、いい番組だった。
手塚氏は偉大で、遠くに輝く天才の星、宮崎氏はそれよりも、身近に感じる方だ。
手塚氏は、60歳で亡くなり、「もっと仕事がしたい」が最後の言葉だった。
もっと時間が欲しかったのだ。
宮崎駿氏は、現在75歳。
長編映画を作るとなると、5年以上かかり、多くのスタッフと大量の資金が必要だ。
そう考えると、年齢的に、途中で何かあったら迷惑をかけるし、情熱が沸くか?と悩む。
かといって、安全妥協のぬるい仕事では、面白くないのだ。
「死ぬまでの時間をどう埋めるかだよ。何をするかだよ」
みたいなことを語っておられる。
そういいつつ、いつも「時間がない。時間がない」と言っている。
心の中では終わっていないからだ。
あれ?私が友人といつも話していることだわ。
たぶん彼は「終わらない」で、きっと挑戦するだろう、という予感でこの番組は終わる。
ゆったりとした気持ちで、老後の時間を過ごせる人も多い。
しかし、「終われない」人もいる。 健康でエネルギーもあるからかもしれない。
何かのカケラを、飲んでしまったのかもしれない。
手塚氏も宮崎氏も、名誉や財産のために仕事をしていたわけではないだろう。
また、当然ながら、そうとうドロドロ・ワンマン部分もあるだろう。
好きな(でも大変な)仕事で、創作で、わくわくドキドキすることが幸せだったんだと思う。
それが生きていることだから!
彼らのような天才レベルでなくても、もっとずっと小さいレベルでいい、
わくわくドキドキして、生きていきたい。
そのためには、体力・健康・生命力・同じ旅の仲間 etc ......etc.....
![]() |
みんな |