2016年11月30日水曜日

アトムとトトロ

録画しておいたTV番組を、やっと見ることができた。

『100分 de 手塚治虫』 と 『終わらない人 宮崎駿』 の2本だ。

共に見応えがあって、いい番組だった。


手塚氏は偉大で、遠くに輝く天才の星、宮崎氏はそれよりも、身近に感じる方だ。

手塚氏は、60歳で亡くなり、「もっと仕事がしたい」が最後の言葉だった。

もっと時間が欲しかったのだ。


宮崎駿氏は、現在75歳。

長編映画を作るとなると、5年以上かかり、多くのスタッフと大量の資金が必要だ。

そう考えると、年齢的に、途中で何かあったら迷惑をかけるし、情熱が沸くか?と悩む。

かといって、安全妥協のぬるい仕事では、面白くないのだ。

「死ぬまでの時間をどう埋めるかだよ。何をするかだよ」

みたいなことを語っておられる。

そういいつつ、いつも「時間がない。時間がない」と言っている。

心の中では終わっていないからだ。


あれ?私が友人といつも話していることだわ。

たぶん彼は「終わらない」で、きっと挑戦するだろう、という予感でこの番組は終わる。


ゆったりとした気持ちで、老後の時間を過ごせる人も多い。

しかし、「終われない」人もいる。 健康でエネルギーもあるからかもしれない。

何かのカケラを、飲んでしまったのかもしれない。

手塚氏も宮崎氏も、名誉や財産のために仕事をしていたわけではないだろう。

また、当然ながら、そうとうドロドロ・ワンマン部分もあるだろう。

好きな(でも大変な)仕事で、創作で、わくわくドキドキすることが幸せだったんだと思う。

それが生きていることだから!


彼らのような天才レベルでなくても、もっとずっと小さいレベルでいい、

わくわくドキドキして、生きていきたい。

そのためには、体力・健康・生命力・同じ旅の仲間 etc ......etc.....


みんな






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