2017年5月24日水曜日

夏の扉が開いた

久しぶりのブログ!
「時間がない、忙しい」というのは、言い訳にならないと、言われ、言ったものです。
しかしそれは今は昔、無理はできない、エネルギー不足なのであります。


先日、突然「明日しか行く日がない!」と、夜中に決心した。
国立新美術館・開館10周年記念開催・と銘打った「ミュシャ展」に行ってきた。
まもなく展示終了ということもあり、予想どうり、ものすごい人だった。
しかし予想どうり、混雑は気にならない内容だった。

ミュシャは、パリで名声を得た、アール・ヌーヴォーを代表する画家。
素敵なポスターに溜息が出る。

50歳になった時、彼は故郷にもどり、スラブ民族の叙事詩を描きはじめた。
民族の物語を描いた絵は、写実的で演劇を見ているようだ。
描写力のすごさ、迫力、そして彼の平和を願う意志、
戦争の虚しさを訴える気持ちに感動した。
人類は、いつもいつも目先のことで張り合い、戦いを繰り返している。
今も昔も・・・・ 昨日もイギリスでテロの自爆事件が起こった。

作品はどれもどでかい(6Mから8M)。
イヤホンを借り、溜息のでるような絵の平和への祈り、叙事詩を堪能した。
私は物語が見える、絵や音楽が好きだ。
鑑賞できて、本当に幸せだった。

この日、東京も我故郷も気温が上昇し、夏気温になった。
夏の扉が開いた。

リトグラフのポスター


プラハ美術館の展示風景
大きな絵である
スラブ叙事詩は皆この大きさである
原故郷のスラブ民族


スラブ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い







2017年5月7日日曜日

構図の凄さ

ま、いいわ。
私の超初心者のヘタ水彩画、堂々と出してきたのだから、その方針を貫きます。

私より数段上手で、高校時代は美術部だった友人が、
「一番大切なのは、構図よ!」と言う。
よくわからないまま、師匠1@NOW の薦める構図本を購入し、模写することに。

「毎日描くことだよ。1日10枚」
「無理!」
よくわからないまま、師匠2@NOW の薦めるように、毎日少しでも描こうとしている今。
1枚でも毎日は無理と思うが。

自分の頭をさしながら「はげとてかり、はげとてかりだよ」と言うのは、
宮崎駿似の 師匠3@NOW。
はげとてかりとは、陰と光のことである。

メール不可の友人から
「たまには東京に来ませんか。銀座も変わったようだし」と、絵葉書が届く。
そのお返しに、いつものように、手書きの絵葉書を、と思い、
瞬間的に北斎のあの波と富士を模写しようと思った。
ネットで表示してたった数分、素晴らしい絵ができた。
あっと言う間にできた。色もほとんど一色だけ。
どんな絵よりも素晴らしい絵ができた。
構図だ!と思った。(もちろんそれだけではないが)

浮世絵で光と影を表すのは、絵画ほど簡単ではない。
3Dの世界を、構図と線だけで表す必要がある。
天才北斎の凄さに、今さらながら平服した。
趣味レベルだが、端っこのほうだが、絵を描けて幸せだと思った。
勉強のために始めた模写
簡単そうに見えるが、ヨチヨチ歩きなのですごく時間がかかっている
特に絵具と水の量、筆の動きは、まだ試行錯誤中だ

はがき(絵用)に模写
所要時間は実質10分未満(白抜き使用)
トライアル的にやってみたものだし、かなり雑な仕上だが
上のどの絵よりも生きている!構図だ!
再度、丁寧に描いてみたい





2017年5月5日金曜日

ゴールデンウィーク

もう勤めているわけでもなし、5月の連休なんて無関係!と思いつつ、
日常とはスケジュールが少々異なる連休である。
周辺が、お祭りだらけで騒がしいのだ。
この場所に住んでいるので、好みに関係なく逃れられない。

私の家は、この地方都市の中心・真っ只中「だった」所にある。
そのため、昔からの伝統行事は、ここを中心に行われる。
いつもは、静かなというか、さびれた通りなのだが、
「お祭り」期間は別である。
我が家の前の通りは、人で埋まる。

4月末になると、笛や太鼓の音が、風にのって聞こえてくる。
お祭りの練習をしているのだ。
初夏を感じる。

色々な行事、もうたくさん、と思っていたが、ちょっと参加してみると奥行きが深く、
悪くはない、よく絶やさずに続いている、と感嘆する。
表から見ると間口が狭く窮屈そう、でも中に入ってみると、奥行きも知識も深い、
そんな感じだ。

歴史的に大変重要な割に、宣伝下手な故郷である。
私はそれでいいと思うが、だんだん人気が高まりつつある故郷だ。

大名行列の一部

一番人気のちびっこ忍者たち

お祭りの最後・宮入 40台の神輿が並ぶ

t


庭の花も色々咲きだしました










お盆休み

ちょっとはちゃめちゃな1週間だった。 お盆休みでいろいろなことがお休みになり、 人々の多くは「家族行事」の週だ。 少なくなってはいるが、子供や孫を迎える、 というのが昔ながらのスタンダードな平和風景だ。 特に予定のない私は、絶対に家の整理!絵も描きたい!と思っていたのに、 抜本的...