2017年8月27日日曜日

記念すべき日

本日は、ある意味、記念すべき日になった。
メモしておこう。

Windows10の更新が始まった。
今回の更新は、大規模で、時間もかかった。
私の場合は、1時間以上+以上もかかった。

更新終了後、PCの中を整理することにした。
もう使わないのに存在する、大きなシステムがある。高価でもあった。
産業翻訳をしていた時に使用した「SDL trados」というソフトだ。
このシステムがあるため、私のPCは、普通仕様ではなく、Pro仕様である。
故郷に帰り、在宅IT翻訳を始めたころ購入し、数回のヴァージョンアップを行い、
操作も独自にマスターした。
日本にはまだ普及していない時期、一人ぼっちのフリーランス。
販売元と英語でやり取りしたり、DHLで商品が送られてきたこともあったっけ。
日本語のマニュアルも、超基本の一部しかなかった。

 tradosとは:
大量のボリュームのマニュアルの翻訳時に、訳文を再利用できるように
データベース化しておくことができる翻訳支援ツール。
 一度翻訳した訳文は、次のバージョンアップ時に有効に利用することで、
「訳文の統一」を図ることが可能。

もう翻訳仕事はしていないのに、廃棄できずにいた。
そこで、思い切って「アンインストール」して廃棄した。
ちょっと感無量。 
努力と成果は比例しなかったけれど、多くのことを学んだ。忍耐も学んだ。
地方の異文化(!)の中でただ一人、PCだけが文明への、
世界への窓口のように思えて、生きていた時期もあったっけ。
安定感と安心感に満ちた、穏やかな日々でもあった。
幸せな時間だったと思う。

tradosの廃棄は、私の「一時代」への決別だ。

新しい何かを得るには、何かを捨てることだ。
(えらそうに書いているけれど、捨てることに、かなりスローテンポだなあ。
  マイペース、それでいいとしよう)



2017年8月26日土曜日

新しい季節へ

自分で勝手に決めた『夏休み』も、そろそろ終了。
昨年の夏は、遠方から滞在してくれた友人がいた。
うれしい時間だった。
昨年、それがなかったら、どうしていたろうか。
いつも、何か予定がないと不安で動揺し、精神が不安定だった。

今年はすっかり落ち着き、自分ペースの休みがとれて、休養できた。
ブログもずいぶんさぼっている。
休養気分になれたのは、休み明けには、責任ある予定が待っているからだ、
とわかっている。

予定を詰めなくてももう大丈夫。
それより、予定が多すぎ、疲れて負担のほうが大きくなっている。
今回の休みで、それを実感した。

まだまだ迷いや不安はあるだろうが、もう一区切りしていいかも。
新しい季節、新しい段階へと進みたい。

休みの最後は温泉旅行・湖畔を見下ろす

すごいボリューム!おいしかった

数年来気になっていた、障子を張り替えた!
「少し位たるんでも、後で霧吹きで仕上げれば大丈夫よ」
子供の頃、張り方を教えてくれた母の声が聞こえた
そうしたら、布団に綿を詰めるお手伝いをしたことも思い出した
真綿を綿の上に広げ、布団皮に詰めたあと、布団のはじを
母と片側づつひっぱる役割
日に焼けた丸っこい小さな私の手が、布団のはじをつかみ、
キュッキュッと引っ張る
あの可愛い手が、思い出の中で笑っていた

2017年8月8日火曜日

やすらぎの郷

「やすらぎの郷」という、お昼の連続TVドラマを見ている。
脚本は、倉本聡。
見られない時のために録画までしている。
私としては、珍しいことだ。

見始めたのは、スタート後、かなりたってからだ。
話題になってはいたが、老人ホームのドラマとのことで、敬遠していた。
偶然見たとき、私よりちょっと上の世代の、俳優・女優たち、
昔は主人公レベルのスターたちが、綺羅星のごとく登場していて、驚いた。
皆、年齢を重ね、年相応、または良くも悪くも大変身、
そういう様子も見ていて楽しく、欠かさず見始めたのだ。
衰えた美貌や体力にも、愛おしさを感じるとは。

このドラマの出演者たちは、皆ワクワクしているに違いないと思う。
男優陣は、顔に歴史を感じる。立派だ。
女優陣も、きれいだ。美容にもがんばっているんだろうな。
さすが、一線を張っていた人たちだ、と思う。

このドラマは、過去にTVや演劇などに貢献した人たちのための、老人ホームが舞台だ。
選ばれた人は、入居資金等は不問である。
海を見下ろす広大な敷地に、一軒ずつ、個人の小さな家が点在し、
しっかりケアされている。
「こんなに贅沢で、現実離れしている所が舞台なんて・・・。
  みる気がしない!」と、ある友人は怒っていたが・・・。
とはいえ、これは、倉本氏の夢だろう。
アメリカには、俳優たちのための、老人ホームがある。
そこを舞台にした名作もある。
俳優たちが将来を憂うことなく、思いっきり舞台に打ち込めるように、
日本にもそういう施設があったら、という夢。

いつも思う。
一度有名になった人は(有名にならなくても)、その後の生活が大変だなあ、と。
先を憂うことなく、芸術やスポーツに専念できたら、どんなに素晴らしいだろう!と。
日本にも、このような老人ホームがあったら!

倉本氏は、ここを舞台に、元俳優・女優たちのドラマを描く。
たくさんの話の中に、実話がらみの業界の話が、わんさかあることがうかがえる。
大権力組織のNHKと戦った倉本氏だ、ずいぶん丸く描いてはいるが、
統制されている言論や、他の先進国と比べ、俳優たちへの国からのバックアップのなさなど、多くの問題を、すっと提示している。
これは「遺書」だな、なんて思うこともある。

お堅いことは抜きにしても、同じ時代を生き、年齢を重ねたスターたちを
見るのは楽しい。
年月の経過は、美人にもブスにも、だれにも、平等にやってくるのだ。

PS
今日ビデオをみていたら、エマ・トンプソンがちょいとした女医役で登場した。
おしゃれな役なのだが、いつもテントのような服を着ている。
いくら素敵なファッションでも、体のラインをあまりに覆っている。
ああ・・・・。多分、お腹とかでっぷりなんだろうなあ。ああ・・・。
「やすらぎの郷」の女優たちは、皆大変スリムだ。
どちらがいいとは、一概にはいえないが。

写真
台風の去った夕方、外出ついでに、海に行ってみた。
台風の影響はあまりなかったこの地、海水浴は禁止されていたが、
海は、それほど大荒れではなかった。















2017年8月4日金曜日

夏休み

諸作業が夏休み!
小学生時代の夏休みには、宿題があった。
絵日記をつけたりラジオ体操に行ったり、完全開放ではなかった。
なが~~~い紐をつけられたワンちゃんみたいだったかも。

その後の学生時代も、長い夏休みはあったけれど、何かと予定満載だった。
社会人になってからも夏休みは、約束や旅行で多忙だった。

今・・・はじめてのなつやすみ・・・って感じだ。
私の思う「休」みというのは、計画がない、約束もない、人とも最低限しか関わらない、
空中に漂いながら、好きな時間を過ごすことだ。

リタイア生活になり、いつでもそういう時間が持てることとなったが、
そうなってみると、その現実は恐怖感に変わった。
虚無感と無気力感に満たされ、恐慌をきたした。

あれから1年半。
毎日を、何かの予定と、その結果の体を休める時間で満たし、忙しく過ごした。
その結果、疲れはしたが、時間経過もあり、もう大丈夫。多分全快。たぶん…。

そして迎えた、今年の夏休み。
やりたくても億劫で体が動かなかった整理や、趣味を、ポチポチしている夏休み。
次のステップへ進む前の、一区切りにしたい。
年齢のせいで、頭で考える時間と、実際行動の時間の差がどんどんでてきて、
結果焦る。改めよう。

夏休みがはじまって1週間。
まだ先は長い、いや、あっという間。大切に過ごそう。
山にも海にも、夏の光が踊っている♪

月に数時間しか絵筆を持たない、さぼりや水彩画初心者の私。
まずやったことは、描きかけの絵の仕上げだった。楽しい。

茶室入口

坂道
もう少し手を加えよう。




お盆休み

ちょっとはちゃめちゃな1週間だった。 お盆休みでいろいろなことがお休みになり、 人々の多くは「家族行事」の週だ。 少なくなってはいるが、子供や孫を迎える、 というのが昔ながらのスタンダードな平和風景だ。 特に予定のない私は、絶対に家の整理!絵も描きたい!と思っていたのに、 抜本的...