テレビでミュージカル特集を見た。
出演したミュージカル俳優たちは、現在日本の代表的な方たちのようだ。
でも、私はほとんどの出演者を知らない。
私が知っているのは、一時代前の俳優たちだ。
この20年、ミュージカル劇場にはほとんど行っていない。
ミュージカルは、ある時代の私の夢、私の心の安らぎの源だった。
初めてのミュージカル観劇は、劇団四季の ジーザスクライストスーパースターだ。
全世界で大ヒットした。
私は大フアンになり夢中になって、10回近く見に行った。
そしてロンドンで、ニューヨークでたくさんのミュージカルを見た。
ミュージカル全盛時代だった。
エビータ、キャッツ、スターライトイクスプレス、オペラ座の怪人、アスペックオブラブ、
レミゼラブル、チェス、コーラスライン、メアリーポピンズなどなど、数えきれない。
テレビでは、若くきれいな俳優たちが、すべて英語で歌っていて驚いた。
音楽は英語に合わせてあるので、翻訳の歌詞はしっくりこない場合も多い。
しかし観客の事を考えると、日本ではぎこちない翻訳語で歌うしかなかったのだ。
所がテレビでは、英語のままで自然に歌っている。
日本語では一切歌っていなかった。
もちろん日本語の字幕がでている。
そういう時代になったのだな、と思った。
言葉が、日本の言葉が英語化している。
言葉は文化、思考の根幹だ。
例えば、日本の人気小説と海外小説の面白さは、かなり(全く)異質だと思う。
しかし、どんどん日本と欧米の差がなくなってきている。
コンピュータやスマホがそれを後押ししている。
それでいいと私は心から思う。
異質は争いを産むことになる。
後述
「英語が全世界共通語になり、やがて思想も同質になってゆく」
事は、危険でもある。安易に書いてしまいました。
様々な異質の言語や文化の混在は、絶対に必要だ。
「統一」は、最も危険な事だと思う。
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子供の頃描いた自画像発見! |
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