2022年11月3日木曜日

ミュージカルと言葉

 テレビでミュージカル特集を見た。

出演したミュージカル俳優たちは、現在日本の代表的な方たちのようだ。

でも、私はほとんどの出演者を知らない。

私が知っているのは、一時代前の俳優たちだ。

この20年、ミュージカル劇場にはほとんど行っていない。

ミュージカルは、ある時代の私の夢、私の心の安らぎの源だった。

初めてのミュージカル観劇は、劇団四季の ジーザスクライストスーパースターだ。

全世界で大ヒットした。

私は大フアンになり夢中になって、10回近く見に行った。

そしてロンドンで、ニューヨークでたくさんのミュージカルを見た。

ミュージカル全盛時代だった。

エビータ、キャッツ、スターライトイクスプレス、オペラ座の怪人、アスペックオブラブ、

レミゼラブル、チェス、コーラスライン、メアリーポピンズなどなど、数えきれない。


テレビでは、若くきれいな俳優たちが、すべて英語で歌っていて驚いた。

音楽は英語に合わせてあるので、翻訳の歌詞はしっくりこない場合も多い。

しかし観客の事を考えると、日本ではぎこちない翻訳語で歌うしかなかったのだ。

所がテレビでは、英語のままで自然に歌っている。

日本語では一切歌っていなかった。

もちろん日本語の字幕がでている。

そういう時代になったのだな、と思った。


言葉が、日本の言葉が英語化している。

言葉は文化、思考の根幹だ。

例えば、日本の人気小説と海外小説の面白さは、かなり(全く)異質だと思う。

しかし、どんどん日本と欧米の差がなくなってきている。

コンピュータやスマホがそれを後押ししている。

それでいいと私は心から思う。

異質は争いを産むことになる。

後述

  「英語が全世界共通語になり、やがて思想も同質になってゆく」

   事は、危険でもある。安易に書いてしまいました。

   様々な異質の言語や文化の混在は、絶対に必要だ。

   「統一」は、最も危険な事だと思う。

子供の頃描いた自画像発見!






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