2023年7月22日土曜日

夏休み

 熱波、大雨、洪水等々、北半球の夏は今日も激しい。

7月もあと一週間だ。

来週の予定が終わると、混んでいた日常の予定が、夏休みのためガラリと空く。

日本語ボランティア、スケッチ、パソコン、それらに伴う準備や勉強、展覧会、

仲間たちとの連絡や集まりも中断され、

残るのは筋トレだけだ。

トレというよりも、高齢者の身体機能継続のための運動です。


コロナ時代以降、一人で何日間も家にいるのが耐えられなくなってしまった。

ここの周囲は家族中心に動く環境なので、

東京にいた時のように、気軽に友人には声をかけにくい。

その上、年齢を重ねて戻った故郷では、私はどこか異質部分もある。


とはいえ、少なくない周囲の幼馴染、同級生、新たな友人たちや

遠くに暮らす大切な家族のおかげで、私は元気に生活している。

仕事時代の友人や後輩たちとも、心温まる交流がある。

(あら、私は何と素敵で大切な人たちに囲まれているんでしょう、

何て幸せなんだろう。ただ、なかなか会えないのだ)

友人たちは、一人暮らしの私には宝物だ。

でもいつか会ったり交流(LINE、電話、手紙など)が出来なくなるだろう。

そういう時がくる。私はもっと「自立」しなければ!


というわけで、今年の夏は、「一人だけでも楽しむ生活」をもっと開発したいと思う。

活動中のパソコンも日本語も絵も筋トレも、出て行って人とやることだ。

過去には別の色々な事もやっていた。

好きなことをしているので満足している。いい仲間もできた。

とはいえ、

部屋に一人、一日中寝たきりになる日が来るかもしれない。

同世代の友人たちも、出歩いたりスマホも使えなくなるだろう。

ヘルパーさんや看護士さんを待つ生活だ。

施設に入る事もあるかもしれない。

できるだけ拒否するが。自由のない環境はいやだ。


そういう時のために!

楽しく暮らす準備だ~!


そんな事考えるな~~~!考えても無意味!なるようになる。

今、健康で暇なので、そういう事を考えるのだ。

今を楽しみなさい!身体第一、健康第一に努力!

「今を生きよ!今日を精一杯生きよ!」

医者通いで多忙になる前に。


は~いそうします。

いずれにせよ、今年の8月の予定は、私としてはかなり空いている。

友人にあったり、懐かしい場所を訪ねたりしたい。

一人冒険もトライしたい。

暑さと腰痛の程度に寄るが。やれやれ ワクワク(笑)

蓮が…





2023年7月10日月曜日

熱い

38度  37度  36度 

今日の日本の最高温である。


子供の頃、朝日新聞に本田勝一さんがアラビアを放浪して

「アラビア遊牧民」という紀行記事を定期的に掲載していた。

(単行本として現存・アラビア遊牧民 (朝日文庫)本多 勝一 (著))

その中に、

「気温が37度以上あるのだ。自分の体温より高い空気の

中にいることを想像して欲しい」

という記述があった。驚きのため、今でも覚えている。

掲載された写真には、ガリガリに痩せた遊牧民数人がぼろ布を体にまいて

道端にしゃがみこんでいる。

そんな世界があるのか!と思った。


今の日本もそれどころではない。

高温にはまだ不慣れな民族である。

つらい。クーラーがなければ生きていけない。





2023年7月7日金曜日

プロジェクト・ヘイル・メアリー

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読んだ。

米国のSF人気小説で、著者はアンディ・ウィアー。

映画化されるそうで、2024年撮影開始のようだ。


とっても面白かった!

ストーリーは、太陽光がどんどん失われ、太陽系が冷え始める。

観察の結果、太陽エネルギーを消費するアストロファージという物質が

増殖中で光を喪失(食べる)させていることがわかる。

原因を解明するために、主人公は宇宙船に乗せられる。

同乗した仲間は亡くなり、一人で解明に向かう。

そして、同様の被害を受けている別の天体からの使者で、

やはり仲間は死に、一体だけ残された異星人に遭遇する。

やがて、力を合わせて問題に取り組む物語だ。


主人公が学者なので、異星生物とのやり取りを、試行錯誤しながら

築いてゆく過程が、科学的で大変面白い。空想でなく現実的で科学的だ。

化学や物理の授業を、受けているようだ。

人間の特性もあらわになる。

異星人の発する音を、Excelのスプレッドシートに流し込み、アプリから、

その音の意味を解明し、言語辞書を蓄積していったり。

現代の地球の知識(ウイキペディアなど)をすべて記憶させた、

ラップトップを数台持ち込んでいたり。

我々が通常身近に利用しているツールを利用する場面が多いので、

臨場感も大きい。


単調かもしれないし、暗い内容なのに、たくさんのユーモアや

異星人との友情・笑い・物語の複層構造など、

長編にも関わらず、飽きさせないのは筆力だろう。さすがだ。

すぐに夢中になって読み進み、すぐに完読した。

お盆休み

ちょっとはちゃめちゃな1週間だった。 お盆休みでいろいろなことがお休みになり、 人々の多くは「家族行事」の週だ。 少なくなってはいるが、子供や孫を迎える、 というのが昔ながらのスタンダードな平和風景だ。 特に予定のない私は、絶対に家の整理!絵も描きたい!と思っていたのに、 抜本的...