2023年8月8日火曜日

仙人

狭い庭だが、好みの植物を植えこんであり、

勉強室のようなプレハブも建ててある。

そのプレハブ小屋は物置に利用している。


もうすぐ親族一家がお泊りで来るので、整理のため、

溢れた物を物置に運び込んでいる。

(整理もせずに隠す、怠惰な奴だ)

物置の周りには、オリーブやブルーペリー、つるバラの枝が

長く伸びて入口までの通路をふさぎ、そのままではたどり着けない。

「眠れる森の美女」に会いにいく王子の気分だ。

たった半月前に、ちょっと整理したのに、雑草もいっぱい。

ハサミで枝を切り、ほうきで蜘蛛の巣をかき分けながら、到着!

こういうことがないと、庭はジャングル化する。狭い庭なのに。

いつまで庭を保っていけるかなあ。この家も含めて。


年取ったら、社会的に何かする必要がなくなったら、

仙人のように暮らしたかった。

仙人のように生きたかった。

家の環境は、贅沢なほど整えられた(親族に感謝だ)。

遊びの誘いは、故郷なので最初は色々あったが、

私にはそのような時間の余裕もなかったし

(母の食事の支度や、ネット経由の仕事もしていた)

仙人になりたかったので、付き合いは悪かった。

やがて仙人生活が可能になったとき、

私は仙人にはなれないと気が付いた。

人と会い、話し、笑う必要があった。

仕事やボランティアで社会に属する事が

どんな薬やお菓子よりも力になるとわかった。

今後、また色々変化していくだろう。

もっと強くなる!なりたい!

いつも明るく楽しみたい。

そんなことを考える立秋。


雨、蒸気、スピード-グレート・ウェスタン鉄道
ターナー
今もロンドンのナショナルギャラリーで
走っていることだろう


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