2025年2月20日木曜日

ワーキングホリデー

 「聞いて下さい!」

ボランティアの仲間で、元教師、2人の子供の母親のAさんが、

困ったような嬉しいような表情で話す。

一流企業に勤めて3年目の長男が、

「今しかない!」と、ワーキングホリデーで海外に行くと決め、会社を辞めるのだそうだ。

高校時代に交換留学生活を経験した彼女から、その楽しかった話を聞いて育ったせいだろうと話す母親。

息子を理解しながらも、将来を心配する。

「実は…」と話は続く。次男も大学卒業後就職はせずに、フリーで児童教育関係の仕事をしている、との事。

一度見かけた事がある、爽やかないい顔をした好男子を思い出した。

「二人とも、自力でやるから支援不要と、次男はシェアハウスに住んでいて、楽しそうなんです!だから帰って来た時はたくさん食べさせちゃうの」と母親は笑う。

「お金はなくてもいい、好きなように生きてほしい」と思いながらも心配で、と笑う。


数日前の話。

「男の人がお金を持っていれば、誰でもその人を選びます!」

60代と70代の女性4人が大きく頷く。

私、固まる。驚いた。

その話の後、個々に聞いても同様の答え。それが本音だと。

皆んなそんなに心にゆとりや夢がないのか、と驚いた。

生活には困っていないと思われる人たちだ。


そのような話の後だったので、ご子息の話を聞いて嬉しかった。

精神的に、ある程度のゆとりと自信があるからできるのだろうが。

色々な人がいるものだ。多数派、少数派。

与えられた環境の中で、時にはエイヤっと冒険して、

自分らしさをのびのび発揮する、

そして日々を大切に笑顔で感謝して生きていくのが一番幸せ!

久しぶりにそんな事を思った。



紅梅 蝋梅 満開です








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