2024年12月28日土曜日

外国人の受験戦争

 日本語ボランティアを長くやっている。

ボランティアとはいえ、最初は自分への刺激が主な目的で、

人助けの気持ちは薄かった。

ところがやってみると、生徒の人生にまで関わりそうになる。

就職や離婚、移住、進学などの相談をうける。

言葉だけのボランティアであり、専門知識もないので、

できるだけ深入りしない事も勤めである。

最近は、急に子供の参加者が増えてきた。

小中学生である。

言葉が何もわからず、ただ座って教室で過ごす子供も少なくないという。


私も今年は、日本語がほとんどできない高校受験生を担当した。

彼女は義務教育期間を過ぎているので、自力で高校に行かなければならない。

英語は流暢だ。

今年は学校には行っていない。来年こそはどこかにいれたい。

子供の1年は大きい。

マスクからこぼれ落ちそうな大きな瞳で、一生懸命日本語を理解しようと

私を見つめている子を見るにつけ、日本で幸せになって欲しいと思う。


高校受験システムの説明がいくらネットに載っていても、

日本語ができないと自分だけで処理するのは無理だ。

ボランティアが枠を固めざるおえない。

日本語の説明表現のわかりにくいことと言ったら!

英語説明もあるが、まずはシステムが複雑だ。

ただし問い合わせると、担当者達は信じられない位優しくいい人たちだ。

行政の劣性を、現場の先生や多くのボランティアがカバーしているのである。

私たちはたくさんたくさん迷いながら、なんとか1月の受験申込と

2月の受験までの手続きの目鼻がついた所だ。

早く入学が決まって安心したい。


多くの試行錯誤や見学に行った結果、夜間高校に行く事になった。

親の強い意向でもある。

いい選択かもしれない。

その夜間高校は、少人数で、ほぼ個人レッスンに近い。

小中学校時代、学校に行かなかった10代がほとんどだ。

見学に行ったが、明るい楽しい雰囲気だった。

定員に達していないので、必ず合格する。きちんと手続きができれば、だが。

ここでゆっくり確実に勉強して、素敵なレディになってほしい。

いつか日本語で、いかにあなたの高校進学のことが大変だったか、

(ここに書けないことも色々ある) 話せる時を楽しみにしているよ。


おっと!まだおわっていない。

申し込みさえ終わっていない。

春よ早く来い。

なかなか捨てられない思い出の
お宝物









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たくさんのありがとう そして またね!

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