2025年4月14日月曜日

時間

 忙しい1週間だった。

お花見シーズン。

今年は、友人たちとお花見をすることが多かった。

満開時期が過ぎたとはいえ、まだまだ華やかなピンクで染まった並木道。

広場には沢山の「市」が立ち、美味しい香りが漂よう。

いつもは閉店の多い割烹も、このシーズンは満席だ。

遠方から旧友が訪ねてくれ、30年ぶりに再会した。

素敵に年齢を重ねた彼女が、お別れの時、

桜の吹雪の下でいつまでも手を振っていた姿を忘れない。

週末は月1回のスケッチの日で、フラワーセンターに行った。

バスから見る里の風景は、春の若芽色に染まっている。

バスを降りると、桜吹雪が襲ってきた。大雪の中にいるようだ。

花盛りの春を満喫した1週間だった。


私はいつも時間の支配下にいる事に気づく。

壁掛け時計の一つが壊れて外した。

何もかかっていない白い壁を、何度も何度も習慣で見ている。

その都度、時間で行動している自分に気づく。

今日の天声人語でいい言葉に出会った。同志社大学の学長の言葉。


時間を表す言葉は、ギリシャ語に2つある。今大切なのは、機械に刻まれ管理される時間

〈クロノス〉ではなく、自然のなか、ゆっくりと時を満たす感覚〈カイロス〉ではないか。

立ち止まる。じっくり待つ。そんな時の流れが、尊く感じられる春である。


カイロス  心に響いた。

はる いのち








はる いのち



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