2025年7月13日日曜日

お盆



 13日から16日まで、この地方はお盆だ。

少し前には感じなかったが、もっと高齢になった時、

この行事をひとりでやるのは、なかなか大変だと思った。

今はできるので、できる時にやっておこうと思う。


お寺に向かう道を歩いていると、背の丸くなった母がずっと先を歩いている。

その前の方には、やはり花を持った叔母が歩いてゆく。

私もその1人になったんだなあ、母はいつも「お寺に行くのは大変」と、

こぼしていたっけ。

お墓の掃除をし、花を飾りお線香を供える。

近くにある知人たちのお墓もお参りして、お線香を供える。

大国様に挨拶して、お布施や年間使用料、お塔婆料を納める。


お寺には大きなボクサー犬のような犬が繋がれている。

犬はサングラスをした私を凝視して動かず、固まっている。

花器を洗う私を、息を止めて凝視し続けている。

サングラスを外してみたら「なあんだ」という感じで、

すっと顔を上げて自分の小屋に戻っていった。

何なの?君たちは匂いでわかるんじゃないの?


お盆の初日は坊さんが檀家を回り、お経をあげるのが通例だったが、

昨年から、檀家周りは中止になった。

とは言え、 家の仏壇の前に果物やお菓子、お団子を備え、盆提灯を飾る。

夕方には迎え火を焚き、食事も供える。

20回はゆうに超えている作業なのに、今年は時間がかかっているかも。

お盆の最後の日は送り火をして、海辺に精霊流しに行く。


近所の親しい方がホウズキを届けてくださり、お線香をあげていった。

多分あとは誰も来ないだろう。

それをいいことに、お盆の間は先祖や両親、亡くなった親友や友人知人が集まり、

賑やかになるだろう。

今年もお盆がきました。
準備、取り込み中






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