2025年7月16日水曜日

精霊流し

 お盆最後の日。

朝、玄関先で送り火を炊く。

白い煙が小雨の間を空に上り、煙に乗って皆が帰って行く。

また来年 と心を込めて見送る。

その中には、姉妹同然だった従姉妹も今年から加わっている。

ありがとう…


仏壇への供物で燃やせるものを選び、あちらの世界への乗り物、

きゅうりと茄子に足をつけたものも、紙袋に入れて

南へ2ブロック先の浜へ向かう。

精霊流しとはいえ、今は海には流さないで焼いて埋めるのだ。


今日は嵐含みの気候のため、浜への入り口は閉じられている。

そばの公園に場所が設けられていた。

そこで供物を燃やし、お線香やお花を託す。

私も町内の人へ挨拶してお線香をあげ、お祈りする。

多くの人が来ている事に、いつも感心する。

帰宅後、いろいろ疲れて寝てしまった。

長時間のお昼寝で癒された。

両親やみんなが見守ってくれているのを感じる。





















海辺への通路は閉じられている







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