2017年10月14日土曜日

映画 ドリーム

数日前に見た映画が頭から離れない。実話である。
日本題「ドリーム」
このタイトル、不服だ。そんな甘いもんではなかったろう。
原題「Hidden Figures」(直訳 → 隠された人々 )

時代は、1960年代、コンピュータがまだヨチヨチ歩きだった頃だ。
舞台は、米ソの宇宙開発競争まっただ中のNASAである。
主人公は3人の黒人女性。3人とも数学の天才でその頭脳明晰さにより、最上級の教育を受け肩書を持つ。
とはいえ人種差別の残る時代、薄給の臨時雇いで管理職にもなれない。

人工衛星やロケットの離陸および着地には、私には想像もできない高度な数学の計算が必要のようだ。
彼女たちの仕事は、衛星軌道や着地点を計算して割り出すことである。

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******* 以下 映画のストーリーである。それほどのネタはない映画だが、      *******
******* 知らないほうがおもしろいかも。                     *******
******* 読みたくない人は次の「******* 」マークまでパスしてください。      *******
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オフイスも何もかもが、白人と黒人は分かれていた。
白人たちから遠く離れた黒人だけのオフイスにいたのでは(携帯もLineもない時代)
計算のためのやりとりは間に合わない。
そこで主人公の一人は、白人男性だけのオフイスに席が設けられる。
女性は白人の秘書だけだ。
黒人の彼女は同じコーヒーポットも使えず、トイレも遠くにある黒人専用に行かなければならない。
やがて、彼女の迅速な計算がなければ有人衛星の打ち上げができなくなり、
国家機密会議にも出席が必要になる。
白人女性さえも出席していない時代、女性プラス黒人の彼女は
目立たないようにひっそりと小型計算機(上級電卓のようなもの)を手に出席するのである。
そして会議の中心問題、着地地点の軌道を決めて宇宙飛行士を救出すること、は彼女の計算結果、
つまり彼女の力量にゆだねられるのだ。
実際はこの映画よりはずっと困難だったと思うが、やがて功績が認められて差別が薄れてゆく。

コンピュータがヨチヨチ動き出した時代。
いずれ彼女たちに代わり、コンピュータが計算を担うだろうと予測できた時代である。
別の主人公は、白人専用の図書館に潜り込み、Fortranというコンピュータ言語の本を入手する。
天才の彼女にとって、プログラミング言語の習得は簡単なことだった。
そして計算室の(colored computer という部屋で多くの優秀な黒人女性が計算に携わっている)
女性たちにコンピュータ言語を教え始める。

もう一人の女性は、NASAで最初の女性技術者になる。

IBMコンピュータが稼働を開始する。
しかし、IBMの技術者たちも、まだよく稼働できない上に計算ミスもある。
それを助けるのが彼女たちである。
やがて彼女たちが、NASAのコンピュータを担うことになるのだった。
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******* 以上 映画のストーリー終了                      *******
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彼女たちの年齢は、私の母親とほぼ同じだ。
そしてこの映画の舞台となった年代(宇宙開発競争時代)は私が大学生から社会人になる少し前の時代だ。
夜明けに家中で起きて、帰還宇宙船が無事回収できるか、祈りながらテレビ中継を見守ったっけ。
米国の宇宙挑戦は進み、やがて月面到着に至る。
月面に到着した宇宙飛行士3人は世界中を凱旋した。
東京で行われたパレードをすぐ近くで見た!
日に焼けて精悍だなあと思った(身長180センチ以上の白人男性しか選ばれなかった)。
アメリカ大使館近くのビルには「Welcome Astronauts」の垂れ幕がひるがえり、大騒ぎだった。

その陰に、こういう人たちが「隠されて」存在していたのね。
自分が行った計算結果の報告書の隅に、名前さえ載せられない、削られてしまう。
私の身のまわりでも、過去に似たことはあったし、今もあるでしょうが。
  二重差別 … 私は女性であり、そのうえ黒人である
米国のフェミニスト アリス・ウォーカーの言葉を何度も思い出した。

NASAのオフイスは、人々は、学卒の私が入社した外資系(米国)のコンピュータ会社を思い出させた。
男性の中に一人、同じ職種に携わるというのも、その後の私の社会人人生で多々経験したことだ。
そこから、自分の社会人としての色々を思い出した。
映画の中で「Work like dog」という言葉が聞こえたこともあったかもしれない。
入社したとき、「女性らしくあれ、でも仕事は犬のように働け」と言われた。
半分ぼんやりしながらも、みな「やる気」だった。幸せだった。

やがて社会人としての実力がつき、ある年齢になると、男性のライバルとなる。
どの男性も追いつけないくらい、超超超頭脳優秀ならまた別だろうが、そうでなければ、
おだやかに体制を受け入れ、出っ張らなければ、昇進はしないが暖かく扱われる。
ま、あまりやる気にはならないわね!
そこをうまくやるのが能力ではある。
差別だと心をとがらせるのは無意味。女は女のやり方で。
人生の最終目標は、幸せな結婚生活なのだから。それ以外は不幸、大変だ。

日本はまだそういう時代だった。

色々思い出すが、それはまた別の機会に。

今の若い人の多くは専業主婦だなんだ言っていられないようだ。
食べていくために、お母さんたちも何でもいいから
仕事をしなくては!という時代だ。
仕事の意義とか自立とか考えられたのは、時代にゆとりがあったからかもしれない。
若い諸君、大変ではあるだろうが、頑張ってください。よくはなってきていると思います!

言いたい:
働くということは、自分の仕事を持つということは、素晴らしいことだ。
困難な時もあるけれど、本当に素晴らしいことだ。
若者は、辛くても素晴らしいと思える仕事や職場に出会ってほしい。
大人は、そういう仕事や職場を作ってほしい。
また、人材を見極められ、冷静で社会的な判断のできる大人の女性をもっと多く育ててほしい。

仕事は素晴らしい!
専門知識・専門分野を身に着けよう!
彼女ほど高度でなくても。
それは武器でもある!
「ドリーム」の一場面借用画像
映画「ドリーム」の予告ビデオ
http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/


2017年10月5日木曜日

祝!ノーベル文学賞受賞!

夜遅く外出から戻り、カズオ・イシグロのノーベル文学賞受賞を知った。
私は彼の大フアンだ。
特に「私を忘れないで」を読み終わったときは、言葉がしばらく出なかった。
哀しみ、愛おしさ、命。
この物語を書いているとき、作者はどんな気持ちだったろうかと思うと、
尊敬し胸が熱くなった。
でも、二度と(可能ならば)読みたくはないけれど。

1986年、ロンドンの町を歩いていたら、どこの本屋にも山積みに展示されていたのは
「An Artist of the Floating World」BY KAZUO ISHIGUROの本だった。
表紙は、日本の美しいお盆ちょうちん、白地に桔梗の花の絵。
アジアの片隅から来た私は、世界の大都市ロンドンにまだ慣れていなくて、
なんとなく萎縮していたかもしれない。
そんな中で出会った本、とてもうれしかった。母国が誇らしかった。
今も大切に持っている。

イシグロの作品「日の名残り」は、これぞ英国の心、という作品を日本人が書いた
と話題になった。
でも私は、その心情に国境はないと思った、いい作品だ。
国境のある文学を、私は受け入れられない。理解できないのだ。
村上春樹も、読者に国境はないようだ。
イシグロは、そして村上春樹も、「翻訳」に大変気を使っている。
日本語にしても英語(世界語だ)にしても、味が変わらないように。
日本の他の作家も(世界的な根幹的な視野の作品なら)、
その点が今後の課題かもしれない。

偶然だが、今日村上春樹の最新作「騎士団長殺し」を読み終わったところだった。
彼もノーベル賞候補だったのね?
彼の作品を初めて読んだ。
おもしろかった、楽しかった、とても、とても。
語り口がおもしろい、楽しい。嫌われるのもわかるが、私はOK、好き。
「春樹ワンダーランド」っていう感じ。
書く力量もさすがだと思う。すごい。
時々、英語で書いて日本語に訳したような感じの部分もあった。
それでいい。まったくそれでいいと思う。

でもでも、私は、イシグロの深淵さ、思慮深さのほうに、
大きく大きくおおき~~~く軍配をあげる。
(春樹氏の作品は一作しか読んでいないので、語る資格はないが)
対応も自然でスマートだ。
春樹氏は、へんな愛読者がTVにはしゃいで出てきて、お気の毒だと思う。

お二人ともほぼ同年代。
これからも、楽しみにしていますよ!
当時(1986年)本屋さんに山積されていた本



2017年9月23日土曜日

故郷は進化中

暑いとはいえ、空はどこまでも高く、肌をかすめる風はひんやりして心地よい。
お彼岸のお中日で、休日の今日、家にいたらおせんべボリボリの午前だろう。
それよりはと、日本語ボランティアの課外イベントに参加することにした。
イベント会場のお城は、我が家から徒歩数分でもあることだし・・・。

お城の案内を、地元の中学生が英語で説明するという行事。
中学生たちの英語経験を増やし、昨今続々と増えている海外からの観光客に
気楽に対応できるようにしたいのだ。
案内を受ける外人を募集していて、私の所属する日本語ボランティアの会も、
参加することになった。
私も2人の先生と共に、参加希望の生徒を連れて参加したわけである。

生徒たち:フィリピン、香港、カナダ、タイ、米国と色々


怪しげなおじさん風!もいる

ガイドするのは地元(我母校)中3女子s!
はきはきしていて物おじせず、とてもよくできました!
忍者姿とゆかたで、サービス満点。
右のはるかちゃんは、途中で帯がゆるみ、ヘルプしました。

英語で説明を聞いていると、場内の風景が大変エキゾチックで
「本物志向で価値が高い」ということを実感する。
つまり、建物や環境は外形だけまねたのではないし、
(文化庁レベルで修復維持されていると聞く)
この場所で色々なことがあった歴史そのものであるということだ。
ディズニーランド的では、まったくないということだ。

私たちのグループ。2人の中学生ガイドに4-5人のゲスト。
私たちのグループは大盛り上がりで、終了地点に着いたのは最後だった。
このようなグループが15位あって大盛況のイベントだった。

一生懸命説明しています。
説明図も用意されていました。
たくさん予習したんでしょうね。
Good Job!
本日の参加メンバーの中に、この地や周辺の宿泊案内Webサイトを開いている
米国人男性がいた。
この地に住んで、世界中に誘致発信しているとのこと。
色々話が弾んだ。

私、読みはじめた所なのだが、村上春樹の最新作の舞台はこの地である。
もろ、ここなのだ。ただ地名を貸しているだけで、他でもいいかな、と
今の時点での感想ではあるが。今後変わるかもしれないが。

春樹の読者は世界中にいる。
だから、この地の発信もよりしやすいし、問い合わせもかなりきているそうだ。
でも、彼は(多くはそうなのです)この本は読んでいない。

フフフ、何はともあれ、故郷は進化中。

2017年9月15日金曜日

グランドフィナーレ

他のことをメインに書こうと思っていたが、今日は2017年9月15日!
土星探索衛星カッシーニが、20年の観測の最後の通信を送ってくる日だ。
最後の全力を振り絞り、最後のデータを送りながら、
激しい嵐渦巻く土星の大気(風速1800KMの嵐)に突っ込んで終わる、
グランドフィナーレの日なのです。

詳しい知識のないまま、はじめてみた土星の環の写真は、圧巻だった。
土星の環の中を通過する写真、土星の嵐・土星の惑星・土星からみた地球の写真。
20年間広い宇宙を航海し続け、データを送ってくれた。
本当にすごい写真だらけだ。ネットでご覧ください。
ミッション完了の今日は、その功績を讃えたい(勝手にリキが入っている私)!

土星の表面に発生した超巨大嵐
カッシーニからの写真
100年後、人類はどうなっているんだろう。
100年ってそれほど長くはないことを、私はわかる年齢になった。
100年前は、自分の親が生れた頃だ。
多分太陽系の惑星の間(またはその衛星の間)を、行ったり来たりへの
第一歩はとうに踏み出していると思う。
我々は空飛ぶ乗り物を乗り回していることだろう。
こういうことを考えるとき、長生きをしたい、見てみたいと思う。

今日も、北朝鮮からのなんやらかんやらの飛翔物。
何をやっているんだ、いい加減にして、もっと広い視野を持ってほしい。

では緑あふれる地球の写真を!

スケッチの会で上野公園へ行った。
お昼は精養軒でハヤシライスという観光客的経験も!

スケッチ候補のひとつ・東京都美術館

結局スケッチに選んだのは、ここ、藝大の正木記念館の門

なぜなら、その前にコーヒー店があったから。
友人と私はラクをして、そこのテラス席で描いたのだった。
絵は未完成ながら、とても楽しい日だった。
描いている友人をパチリ。




2017年9月13日水曜日

PO

朝6時半近く、どっこいしょ、と散歩に出る。
散歩というより健康のためのウオーキングで、どこかに義務感もある。
だって朝からとても暑い、私は暑さが超苦手なのだ。





空は快晴、太陽光線ビ~~ム!
かなり強い光線ビーム。






お濠の前の広場を突っ切る。
このひろい空き地には、大規模公共施設が建設される予定。
一歩踏み入ると、草の香りに包まれる。朝露が光って靴を濡らす。
私が歩き進む前を、小鳥の群れが飛び交う。
塩辛トンボがずいぶんでてきた。






 
お城の庭の仲良しの木々。
今日もよろしく。

日中は正面扉を閉ざしている小学校の校庭から、コロコロっとサッカーボールが
転がり出てきた。ボールを追って、真っ黒な少年が飛び出してきた。
校庭を覗くと、真っ黒ボーイたちがサッカー練習をしている、まだ7時前。
ウォーキング中の知り合いにも挨拶したし、暑いし、そろそろ帰っていいとしましょう。
そうだ!帰りに出来立てのあそこのパンを買っていこう。
そう思った瞬間、足が軽くなった。

私って、POみたい、と苦笑。
POはアニメ「カンフーパンダ」の主人公で、食いしん坊のパンダ。
食べ物でつれば、身軽に高い木にも危険な崖にも登るヤツである。


2017年9月10日日曜日

成長

友人との会話やメールで、年齢の変化に伴う体調の変化を語ることが多くなった。
思えば川の水が山から海に流れるが如く、
我らは時間という流れの中で、当然ながら絶えず体が「変化@成長」している。

昔からの老人の言葉、親が高齢に変化してゆく中で
つぶやいた言葉にうなずく日々である。
私もまた、先人の通ったとおりの流れに沿って、くだってゆくのだ。
心から納得できたときこそが、本当の成長&終焉なのね、多分。
動物たちは、最初から受け入れ納得し、じたばたしないようだ。
見習いたい。否、人間らしくジタバタしよう。

このブログに登場した「亀」の再登場に、
たくさんの(それほどでもないけれど)お言葉をいただいた。うれしい。
人気があるようなので、先日また寄ってみた。
亀は近くの古い神社の池に住んでいる。
お祭りなどで買った亀を、この池に捨てる子供もいるようで、
たくさんいる気がする。
よく見るのは浦島太郎が乗ったような和亀でなく、
外来種が多いように思える。

目撃!信じられないくらいノビノビと、日光浴している。
私がひいきにしている亀は、もっと小ぶりでしとやかである。
この大きめの亀は、お気楽茶髪って感じ。
亀生(亀の人生)には、ジタバタなんてないわね。千年の命だし。
これが神社の噂の千年池~!私はこま犬たちとも仲良し。

首をそらせ手足をのばしてストレッチ体型日光浴。
このままじっとしている。
ノビノビしすぎよ。

先日宿泊した所の朝食。
我食事と比べつつ、じっくり見る。
多くの種類を少量づつ・・・か
こんなことやってられない~。
溜息つきつつ、種類少なく量の多い我食事をパク!
おいしさはひけをとらないゾ。

2017年9月4日月曜日

夕方の散歩

夕方散歩に出た。
風は涼しく秋を運んでくるが、この湿気はなんだ~~~~!
じっとしていると薄寒いくらいなのに、動くとべっとり汗まみれ。

ブツブツ言わないで、散歩を楽しもう。
帰宅時は、ついつい買い物で両手がいっぱいになってしまう。
反省。
もう何もいらないのに。

赤とんぼが私を追い越していった。

盛りを過ぎたけれど、お城の蓮の花は元気

久しぶりに「お~い亀!」
聞こえたのか、寄ってきた。
本当に犬みたいに思える

買ってきたパンをご馳走した。
おいしいって!よかったネ


私は機械です

 こんにちは 久しぶりの投稿。操作も忘れてしまいそうだ。 ネット社会の脆弱性をつく事件が、足元まで来ている。毎日膨大な数のアタックとの攻防が、見えない世界で繰り返されている。 地球上の生活も、自分自身の生活も、危うさの上に成り立っている。危うさというか不安定。生きている時間はたく...