前回の続き:
「生物は、個体に対して一定のタンパク質量を摂取すると、それ以上は食べない」
が、前回の結論だ。
この本は、科学者が実際に実験した結果で検証されたのだが、
研究は今も続いているし、結果がどれだけ認定されているか私はわからない。
アヤフヤな説明だと思われる部分があれば、どうぞこの本を直接お読みください。
では、スタート!!
近代の人類は、
「超加工食品の出現により、この原則どおりには簡単にいかなくなった」のだ。
超加工食品とは、シャンプーやペンキと同じ材料から作られた、
アイスクリームやチョコなどの食品であり、工業加工して、
化学添加物(石油、化学物質)を加え、魅力的なパッケージをした食品のことだ。
超加工品を食べて太るのは、炭水化物や脂肪のためではない。
タンパク質ターゲットが満たされないからだ。
超加工食品は炭水化物や脂質がメインだが、タンパク質も 少なからず含まれている。
タンパク質ターゲットを満たすためには、大量に食べないと満たされない。
結果・高カロリーを食べることになり肥満になる。
(人もたんぱく質の比率を変えることにより、その人を操作できる)
実験) 様々に考慮してグループに分けた同一生物において、
どのグループもタンパク質ターゲットを達成するまで食べ続けた。
身長や体重からの基礎代謝量により、その人のたんぱく質ターゲット量が計算できる。
とはいえ、実験室とは違い、食物にはタンパク質を含む多くの栄養素が混在しているので、
求める量(割合)をきっちり食べるのは大変だ。
繊維質を多くとると、食物量が少なくても満足できるし、腸内環境をよくして
添加物を排出する。
たくさんの唾液でよく噛み、繊維質を多く摂ることは、解決への道になる。
テレビをかければ、ネットを開けば、「食べて!食べて!」の大宣伝である。
食品業界は世界最大の収益取得業界のひとつになり、
経済界や政界にも大きな力を持っている。
現代人がそこから逃れるのは大変だ。
結論。以前から言われている結論である。
ジャンクフードや工業製品を食べるのを辞め、
昔からの食物をとっていれば、太りはしない。
昔の食事に戻しなさい。できるだけ自然食品をとって。
繊維質(野菜)を多く採って、シンプルな食事にしなさい。
そうすれば、自然に、自分に必要な栄養素、摂取量は分かってくる。
自分の体の中の自然な力に耳を傾けて生き返ってください。
が結論であった。
野生動物は、お腹が空いていなければ襲ってこない。
必要な量を食べれば、それ以上は食べない
私たちも、身体と会話し、身体が欲している必要な量だけ食べるように。
つまり、この本の原題「Eat Like the Animal」だ。
どの医学書をみても、最後は似ている。
昔の食事にもどしなさい。
玄米食とみそ汁と野菜の漬物位でも大丈夫!
魚や納豆、肉もある程度。
ない時があってもOK。
膝腰への負担、ファッション問題以上に、食物の体に与える大きさを
再認識した。
とはいえ、周りは美味しいもので溢れ、一番手軽に心を満たしてくれる。
適度に期間を決めて実行し、ルーズに楽しむ時も持とう。
C,EST LA VIE
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亀さん見物の兄妹を パチリ |
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