2017年1月24日火曜日

青空文庫

整理!捨てる!断捨離!

わかってはいるが、気が重い。

特に本の処理は、気が重い。

もう絶対に読まないことはわかっていても、手元に残しておきたい気持ちとの葛藤だ。


いつも本があった。ぼんやりと、本棚に並ぶ本の背表紙を目で追う。

それが日常だった。

背表紙が見えるだけでも、心が落ち着く。

いずれは、電子書籍がとってかわるだろうが、まだそこまでにはなっていない。


処分を決めた本は、ある程度まとめて、図書館に持っていく。 

本の好きな人が、あっという間に持って行ってくれる。

でも、あまりにも古くなった岩波文庫の数冊、何か恥ずかしくて持ち帰った。


持ち帰り、その中の一冊の最初のほうを読んでみた。

倉田百三の「出家とその弟子」 ロマンロラン序 (マジメ~~~)

活字は古く、字は小さく、読みにくい。 しみもあるし。 あ、もう捨てよう。


フト、ネットで、青空文庫を見てみた。

あるではないか 「出家とその弟子」! 

読み易い活字で、文字の大きさも自由になる。 その他、廃棄した本の多くがここにある!

最近みなかったが、増えたなあ、青空文庫! 

国会図書館の国宝級の書や絵さえも見られるんだもの、すごい時代だ。


弾みで、みてみると、

「ピーターラビット」や「不思議な国のアリス」などは、挿絵入りである。

もっと見てみた。

朗読もみつけた。

朗読なら、家事をしながらでも読書ができて、時間の大きな節約になる。

すべて無料。 

時間さえあれば、だれでも平等に、人類の膨大な思索を得られる時代なのだ。


ついでに、アメリカ版「青空文庫」も見つけた。

朗読も見つけた。

一番人気の、オースティンの「自負と偏見」(Pride and Prejudice by Jane Austen)

をダウンロードした。

あ、多分、英語の完読、完聴はするつもりもないし、できないでしょうが。


断捨離

写真、音楽、本、映像、生活の記録のほとんどを、

小さなメモリースティックやメモリーボックスに入れられる時代になった。

次世代は、どんな次元の変化になるのだろう。想像もつかない。ワクワク。



P.S. 2月13日のコメントも参考にしてください。



2 件のコメント:

  1. いいね~~・・。

    私も寝付けないと・・ネットの朗読を利用する。
    大人になっても 隣で誰かが本を読んでくれると・・すぐ眠くなる・・。
    自分の目でイライラしながら小さな文字を見る必要はない時代・・。便利ですね~~。

    でも ネットの”青空文庫”利用価値ありそうですなぁ~~。 いい物を紹介してくれてありがと~~❤

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  2. 青空文庫は、著作権のきれた作品を、ボランティアが入力して公開しているの。日本の著作権は、作者が亡くなって50年が経過すると無料使用可能です。ですから、漱石とか一葉の作品もたくさんあります。海外のもあります。今後も増加するでしょう。国会図書館のものは、写真で撮ったものなので、もっとやわらか系もありますよ❤️

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