英国の挿絵作家、ランドルフ・コール・デコット(年代は日本の明治時代に活躍)
の絵本を読んだ。
その中に次のような説明があった。
汽車が発明され利用されはじめた時代、彼は汽車に乗ると気持ちが
高揚して、想像力が刺激された。
『不思議な国のアリス』を書いたルイス・キャロルも同様で、
『不思議な国のアリス』の全部の章のタイトルを思いついたのも、
ガタンゴトンと汽車にゆられているときだった。
思わず、大きくうなづいた私。
電車にゴトゴトゆられているときって、魂が解放される。
大学時代、そして会社に勤めはじめたとき、東京に住んだり、
電車通勤したりと混在はするが、
多くの時間を片道1時間半から2時間以上の電車通学・通勤を経験した。
熟睡、友人との会話、読書と、1日の多くの時間を、電車の中で過ごした。
あの時間があったから、たくさんの読書ができたと思う。
この読書は、現在大きな財産になっていると思う。
現在は新幹線通勤も利用できるが、新幹線もなかった、
または通勤には贅沢だったあの時代。
電車の中のゴトゴト時間は、本当になつかしい。
今も、急ぐ必要がないときは、できるだけ「ゴトゴト」で行く。
ゴトゴトのリズムの中で、眠りの世界に潜る気分は、何物にも代えがたい。
あしたは出かけるのだが、早めに出て「ゴトゴト」したい。
何をしようか、眠ろうか、楽しみだ!
ゴトゴト電車って、いいですね。挿し絵が素敵だこと。すぐにでも乗ってみたくなりました。
返信削除昔はみんな ”汽車” と言っていた・・ってか私は今でも つい! ”汽車”と言う。 すると若者が笑う・・どの時代の人・・?
返信削除でも 我らの世代は 普通に”汽車”と言う・・。
今は 長距離の汽車を ”列車” と言う・・。
で 都市部を走っているのを”電車”と言うそうだ・・・。
でも やはり 私は ”汽車”と言う言葉が好きだ・・たとえ電気で走って・・蒸気機関車でなくても・・。
列車でも電車でも 近場でも・・枕木の上を走るのは旅の気分ですね~。 あなたの言う様に・・ゆっくり走る方が郷愁があるし・・。
特に海外での列車の旅は どこに行っても いい感じがします。
知らない人が・・手を振ってくれると もっと嬉しくなります。 だから私はいつでも 窓から体を乗り出して大きく手を振る事にします・・。
窓の開かない新幹線はちょっと寂しい・・。