2022年6月12日日曜日

七色仮面登場

現役時代の会社の友人が遊びに来て、郊外のフラワーガーデンに行った。

彼女は社長秘書だった。

外資系企業の秘書は、当然英語が堪能。色々助けてもらったっけ。

私たちのいた会社は、当時コンピュータの技術革新の目玉であり、

破竹の勢いで世界に進出中だった。

適材な人材確保が一番の課題で、人の出入りは激しく、

問題も多かったが社内は自由な雰囲気に満ちていた。


彼女は面目な人なのだが(同性の私にはそれがよくわかる)、

お化粧が濃い、濃い、濃~い女で、アイシャドウに塗った多様な色彩のため

「七色仮面」と呼ばれていた。 

愛情をこめて言われていたのは、彼女の人柄による。

二人で食事をしていても、「ちょっと失礼」と席を外し、

瞼のカラーを燦然と輝かせて再登場!

憎めない人だった。


コロナのせいもあり、数年ぶりの再会となった。

「ねえ、すごくきれいになったわねえ」

「そんなあ。お化粧やめたのに」

「そういえば・・・。七色仮面が・・・」

「そうなんです。かぶれちゃってお岩さんみたいになっちゃったの。

一生分を塗ったからもうお化粧できないの。

小さな目のまま、我慢するしかなくて」

素肌だけになり、瞼がほっこりして日本的な瞼になった彼女は、

年齢を経た素敵さに輝いていた。


桜の季節、海外から私の所に出張してきた社員を、

彼女と彼女の友人たちが中心になって、お花見を開催して頂いたっけ。

色々なことがあった・・・。

お互いリタイアした後も変わらず付き合えるのは嬉しい事だ。

一緒に仕事をしてきて得られた信頼関係は、

得難いものだと思う。


フラワーガーデンは、睡蓮と菖蒲が見ごろだった。


カランティーバは花盛り
姪家族より誕生プレゼント



フラワーガーデンにて
梅の実がびっしり













睡蓮の花も





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