2017年12月31日日曜日

2017 大晦日

お久しぶりです。
多忙な年末だった。
多忙とはいえ、スケジュールの中には休息も、長いバス・タイムも入っているので、
あせってバタバタという感覚はない。
一人暮らし、リタイア生活の利点だ。

このブログをはじめて約2年になる。
最初は「鬱」対策として、100本連続を目指した。
このブログの他に、地元の様々な活動に参加することにし、開始した。
文化的な背景が異なる人々、でも私の生まれ故郷、私が何をしても受け入れてくれる。
主に同世代との交流。
本当に私、よくがんばったと思う。自分を殺しながら我慢もしたと思う。
基本的には楽しかった! だれとも交流がないよりは。

やがて、同じ顔に見えていたシニアたちの個性がわかり始めた。
代々この地に暮らす人たちよりも、
他の地から来た人たちの中に、おもしろい人がいる。
私と同職種のバックグラウンドを持つ人、大変優秀な人、
気軽に海外へフラリと絵を描きに行く人、
耕運機を操って広い畑を守っている、高齢一人暮らし剛腕女性など。
日本語を教えたり、習いに来る、海外からの人々のそれぞれの物語。

このブログを続けようか、迷っている。
目的の一つ、「自分がこの地に、足元に根付けるように。
身のまわりのちょっとしたことに、喜びを感じられるように」
は、一応目的を果たした(としよう)。
危うい時もあるが。
もう一つの目的は、ご無沙汰している友人たちへ、私は元気よ!のメッセージである。

これからは、書きたいときに書くという感じになるので、間もあくと思うが
気が向いたら見に来てください。
そんなこと言いながら、また連続書き込むかもしれませんが!

どうぞよいお年をお迎えください!
近所の年末風景:

空に向かって枝を伸ばすお城の梅・元気!

私と見つめあう一羽のかもめ

富士山がやっと白くなった!

老舗のかまぼこ店・一番にぎわう季節

魚河岸のおみこし待機中
お正月も出るんか?

釣り人一人

海は清々しい








2017年11月26日日曜日

スノーデン

2013年6月、米国・機密機構に所属するコンピュータ技術者・スノーデンが
国家機密データを盗み出し国外に脱出した。
英国の新聞(彼は英国の新聞社を選んだ)が香港のホテルで彼にインタビューした事件は、世界中を震撼させた。
その事件の経緯と現在を映画化した作品を、DVDで見た。
監督は、オリバーストーン。
当時、その劇的なニュースと彼の安全に毎日気をもんだものだった。
彼の著作も読んだ。この映画も大変おもしろかった。

すべて真実である。
スノーデンは、NSAの盗聴監視プログラム「プリズム」の存在を暴露した内部告発者だ。
世界中のすべてのネット上のデータは、監視されている。
毎日発生する何テラという膨大なデータは、キーワードでフィルターにかけられて、
チェックされている。
(こういうことを、私たちは何となくは知っていたが)
彼は日本にも、デル社の社員ということで赴任していた。
米国側が日本の自衛隊高官に日本国民全員の盗聴監視の依頼をするが、拒否される。
とはいえ、「日本の電力や通信などの主要インフラネットワークには、すでにNSAによってマルウェアがしこまれていて、いつでも制御することが可能なのだ」とスノーデンは教えられる。キー操作ひとつで、日本中の電気通信すべてがストップし、我々の生活の機能は停止するのだ。
ミサイルを落とされなくても、端末のキー操作ひとつで、日本は停止するのだ。
欧州各国も同じ状態であることをスノーデンは知る。
彼の所属していた機関は、あらゆる通信(SNS、チャット、Skype、FaceBook、Twitter、携帯電話等々)に無断でわからないように入り、みたり盗むことができる。
私はPC画面枠上部にあるカメラレンズの上に絆創膏をはっているが、彼もそうしていた。

中東の某高官を爆破しようと思ったら、彼の携帯のシムカードに向けて爆破命令を出す。地球の反対側から指一本で行う。
すると、爆撃機かドローンかが、爆発物をそこに落とすのだ。

このスノーデン事件のあと、色々なことがあって、盗聴問題は改正されたとはいえ、
現在はもっともっと巧妙に、すべてがだれかの手中にあり、制御され、
国家間で、サイバー内のし烈な戦闘がおこなわれているんだと思う。
ロシア、中国、米国がメインだろうか。
一方、敵国のデータが手中に入ることにより、何とか平和が保てているともいえるらしい。ちょっと納得はできる。

若いスノーデンは、正義感と罪悪感から、すべてを捨てる覚悟で摘発した。
これで世界が変わるとは思えないが、何となくわかっていたことが突き止められた。
そういうことを知らずに生活している普通の人を、
「おとぎ話の世界」でいいなあ、と彼がいう場面があった。
ほんとうにそうだと思う。

米国には、良くも悪くも、すごい人々がいて、それが何かあると表面に出てくる。
日本の「すごい人」って、いるかなあ。
いても表面に出てこないのかも。報道の質やレベルも違うし。
出てくるのは世界的視野から脱した、何か世間話レベルの話が多い気がして、
素敵じゃない!
いやいや、そうだから平和な国なのかもしれない。
実は属国であるのに、平和と考えることこそ、平和ボケかもしれない。
でも殺し合う戦争から遠い国ということは、とっても大切なことと思う。
たとえ、独立自衛もできない国でも、日本のほうがいい。
ボケていてもいい、放射能管理もできない国だけれど、他国へ侵略して
殺しあう国よりはいい。
子供たちを戦場に送りたくない。
子供たちに、殺人指令のキーを叩かせたくない。

昔一緒に仕事をした若い友人たちと、少し早めの忘年会をした。
たくさんの美味しいものやプレゼント、楽しい会話があふれた一日だった。

ワクワクのクリスマス・ツリー!
その他ケーキや飲茶など、ご馳走様でした。

ワイルドライス詰めローストチキン
前の晩作り、しょってきてくれた料理名人の友人作・超美味でした

私は鍋やお赤飯を用意・鍋は先週友人宅でごちそうになったものを参照。
これにスープを入れてぐつぐつ。おいしかった。

2017年11月3日金曜日

ポリファックス婦人

アメリカの女性作家ドロシー・ギルマン著に、
「おばちゃまシリーズ」という、シリーズ化されたワクワク冒険娯楽作品がある。
はじめて読んだのは30代始めか、中頃だと思う。
正式な日本語訳はまだ先のことで、日本語のダイジェスト版で読んだのだが、
大変惹かれて、いつまでも覚えていた。
翻訳本が出版されたのは1988年で、すぐに求め、以降シリーズを楽しんだ。

第一巻を最近読んだら、今でも面白い!
というか、今の私の年齢にピッタリの作品だと気が付いた。
ずっと後で知ったのだが、作者は自立した飛んでる知性の高い女性で、
翻訳者も女性の自立関連の本を数多く訳しているベテランだった。
この二人がタックルを組んだ作品、面白いはずだ。

さて、第一巻。
夫はすでに亡く育ちあげた子供たちは遠方に住む、元主婦の60代半ばの女性、
ポリファックス婦人が主人公である。
大きな贅沢はできないけれど、ほどほどのゆとり引退生活、地域の園芸クラブやボランティア活動などで活躍している。

ある日、医者に言われる。
「お体は健康のようですが、精神的にはウツ症の傾向がみられます。去年とは違いますね。何か心配事でもおありですか」
彼女は答える。
「わたし、同年輩の方々よりも長生きしようなんて気は、これっぽっちもないんです。
(略)もういいって気がするんです。
 何の役にも立たなくなって、生きていてもしょうがないって思いますの」
そこで医者は、孫の世話とかボランティアとか旅行とかお稽古とか勧めるのだが、
彼女は、やってはいるけれど、それほど好きではないかも、と答える。
規則に縛られ、いつも笑っていなければいけないなんてイヤ。
「じゃあ、もっとご自分にぴったりなものをお探しになることですね」
続けて
「昔からやってみたいと思っていたことはありませんか?いつか時間と余裕ができたら・・・と夢見たことは」
彼女は医者をまっすぐに見てうなずいた。
「ありますわ。子供のころ、スパイになるのが夢でした」

医者に笑われたが、彼女は真剣にこのことを考え続け、
やがてワシントンのCIAを訪ねる。
色々な手違いや偶然が重なり、彼女は世界をまたにかけるスパイになるのだった。
第1巻のタイトルは 「おばちゃまは飛び入りスパイ」

皆様は、いつかしたいと思っていたこと、ありますか?

私は、したいことを誰にも邪魔されずに生きてきた部分が多い。
そのために、やるべきかもしれないことは避けてしまったが。
(当然ながら努力もしたし、切ったこともある)
で、やりたかったこと(行きたいとか見たいこと)は、ほぼすべてやれた気がする。
満足している。
「親のそばにしっかり付き添い、最後を見送る」ということもかなった。
ということで、昨年の始めのウツ状態は、まさにポリファックス婦人に似ている。
私は地域につながりを持つボランティアやちょっとした仕事などをはじめて、
その時期をゆっくりと脱した。
ワクワクするほどではないが、楽しいといえる。

今、シルバーの方々と色々やっているが、その方々の中には、
隠れポリ(そう呼ぶことにする)もちらほら見え隠れする。
彼らは(私も)、もっとワクワクがあれば、いつでもすべて放って飛び出すだろう。
団塊シルバー時代だ。地域にはたくさんのサークルがある。
誤って、文化傾向や思索や常識が異なる人たちにとらえられないように、
参加する場合は、十分ご注意を!
隠れポリであっても、一人でいるのはよくない。
気持ちのいい人たちと交流して、時間を埋めよう。
人生経験を重ねた同志だ。

そして密かに(でいいから)自分のやりたかったことにトライしよう!
下手に公言すると、想像力のない常識的なジジババからコテンパに笑われるかも。
注意(笑)。
今なら昔よりは時間がある。私?もちろんあります。
スパイではないけれど♪♪♪

今年は酷暑のあとは初冬って感じ。
カメもゆっくりできなかったね。
もうすぐ冬眠かも。いつも寄ってくる。
オリーブについた実2個。

紅葉のブルーベリー


本日は秋晴れなり!

2017年10月22日日曜日

選挙と台風

今日は選挙の日。
台風21号、関東に接近中。
選挙と台風のために、文化祭、ある講演、展示会など予定が流れたり
何とかしたり。

現在刻刻と選挙結果が発表されている(午後8時だ)。
台風情報と並行して。
早々と、自民党圧勝、単独で過半数獲得とニュースが流れている。
得票数と、政党当選人数とが比例しないのは、一党独裁が長く続き、
政権政党にすべて有利に規則化されているからだ。

先進国(ニッポンは先進国ではないと思う)の中で、野党が育たないのも、
一党独裁の結果だ。
反感も多い首相を長期間許すのも、一党独裁の結果である。
そういう政治を許すのが、日本国民の民意である。

国を動かすのは、少数の精鋭や、かなりの人数の「考える人々」ではなく、
親類だ知り合いだ先生様だ、応援団だ、と、なれ合い議員を(ちょっとは)敬い、
目の前の小さな利益だけしか見えない、多数の愚か者たちだ。

また、社会の経済面だけを考慮すれば、経営者などは与党支持もあるだろうが、
先進国民ならば、「個」の人権を考えれば、一党独裁は恥ずかしい。

これが日本のレベルである。
地方と大都会人の意識の差も著しい。

野党も策がなさすぎる。
希望の党は野党ではない。自民党どうしの戦いである。
また、野党政権になったとしても、信頼できかねる。
まだ力不足だ。
英国のようにシャドウ内閣を作り、政権を担ったつもりで、政治を行い、
力をつけていって欲しい。
有能な議員の方々が、票の獲得のために、政策以外のことに奔走されるのを
みるのは辛い。
与党と野党が政策を論じ合い、目先の得票のためでなく、
広義の国民の幸せについて論じあう。
その意見を国民が判断して選択する、
そういうレベルの国に・・・なれるかしら?

まだ開票は、はじまったばかり。
予測結果が覆るかも?  そういうことはないか。

台風は深夜から夜明けが山らしい。
避難時のために必要な荷物はまとめた。
元気な一人暮らしなので、気楽だ。どうとでもなる。
嵐の中、投票に大きながばがばカッパをかぶっで出発!





2017年10月14日土曜日

映画 ドリーム

数日前に見た映画が頭から離れない。実話である。
日本題「ドリーム」
このタイトル、不服だ。そんな甘いもんではなかったろう。
原題「Hidden Figures」(直訳 → 隠された人々 )

時代は、1960年代、コンピュータがまだヨチヨチ歩きだった頃だ。
舞台は、米ソの宇宙開発競争まっただ中のNASAである。
主人公は3人の黒人女性。3人とも数学の天才でその頭脳明晰さにより、最上級の教育を受け肩書を持つ。
とはいえ人種差別の残る時代、薄給の臨時雇いで管理職にもなれない。

人工衛星やロケットの離陸および着地には、私には想像もできない高度な数学の計算が必要のようだ。
彼女たちの仕事は、衛星軌道や着地点を計算して割り出すことである。

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******* 以下 映画のストーリーである。それほどのネタはない映画だが、      *******
******* 知らないほうがおもしろいかも。                     *******
******* 読みたくない人は次の「******* 」マークまでパスしてください。      *******
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オフイスも何もかもが、白人と黒人は分かれていた。
白人たちから遠く離れた黒人だけのオフイスにいたのでは(携帯もLineもない時代)
計算のためのやりとりは間に合わない。
そこで主人公の一人は、白人男性だけのオフイスに席が設けられる。
女性は白人の秘書だけだ。
黒人の彼女は同じコーヒーポットも使えず、トイレも遠くにある黒人専用に行かなければならない。
やがて、彼女の迅速な計算がなければ有人衛星の打ち上げができなくなり、
国家機密会議にも出席が必要になる。
白人女性さえも出席していない時代、女性プラス黒人の彼女は
目立たないようにひっそりと小型計算機(上級電卓のようなもの)を手に出席するのである。
そして会議の中心問題、着地地点の軌道を決めて宇宙飛行士を救出すること、は彼女の計算結果、
つまり彼女の力量にゆだねられるのだ。
実際はこの映画よりはずっと困難だったと思うが、やがて功績が認められて差別が薄れてゆく。

コンピュータがヨチヨチ動き出した時代。
いずれ彼女たちに代わり、コンピュータが計算を担うだろうと予測できた時代である。
別の主人公は、白人専用の図書館に潜り込み、Fortranというコンピュータ言語の本を入手する。
天才の彼女にとって、プログラミング言語の習得は簡単なことだった。
そして計算室の(colored computer という部屋で多くの優秀な黒人女性が計算に携わっている)
女性たちにコンピュータ言語を教え始める。

もう一人の女性は、NASAで最初の女性技術者になる。

IBMコンピュータが稼働を開始する。
しかし、IBMの技術者たちも、まだよく稼働できない上に計算ミスもある。
それを助けるのが彼女たちである。
やがて彼女たちが、NASAのコンピュータを担うことになるのだった。
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******* 以上 映画のストーリー終了                      *******
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彼女たちの年齢は、私の母親とほぼ同じだ。
そしてこの映画の舞台となった年代(宇宙開発競争時代)は私が大学生から社会人になる少し前の時代だ。
夜明けに家中で起きて、帰還宇宙船が無事回収できるか、祈りながらテレビ中継を見守ったっけ。
米国の宇宙挑戦は進み、やがて月面到着に至る。
月面に到着した宇宙飛行士3人は世界中を凱旋した。
東京で行われたパレードをすぐ近くで見た!
日に焼けて精悍だなあと思った(身長180センチ以上の白人男性しか選ばれなかった)。
アメリカ大使館近くのビルには「Welcome Astronauts」の垂れ幕がひるがえり、大騒ぎだった。

その陰に、こういう人たちが「隠されて」存在していたのね。
自分が行った計算結果の報告書の隅に、名前さえ載せられない、削られてしまう。
私の身のまわりでも、過去に似たことはあったし、今もあるでしょうが。
  二重差別 … 私は女性であり、そのうえ黒人である
米国のフェミニスト アリス・ウォーカーの言葉を何度も思い出した。

NASAのオフイスは、人々は、学卒の私が入社した外資系(米国)のコンピュータ会社を思い出させた。
男性の中に一人、同じ職種に携わるというのも、その後の私の社会人人生で多々経験したことだ。
そこから、自分の社会人としての色々を思い出した。
映画の中で「Work like dog」という言葉が聞こえたこともあったかもしれない。
入社したとき、「女性らしくあれ、でも仕事は犬のように働け」と言われた。
半分ぼんやりしながらも、みな「やる気」だった。幸せだった。

やがて社会人としての実力がつき、ある年齢になると、男性のライバルとなる。
どの男性も追いつけないくらい、超超超頭脳優秀ならまた別だろうが、そうでなければ、
おだやかに体制を受け入れ、出っ張らなければ、昇進はしないが暖かく扱われる。
ま、あまりやる気にはならないわね!
そこをうまくやるのが能力ではある。
差別だと心をとがらせるのは無意味。女は女のやり方で。
人生の最終目標は、幸せな結婚生活なのだから。それ以外は不幸、大変だ。

日本はまだそういう時代だった。

色々思い出すが、それはまた別の機会に。

今の若い人の多くは専業主婦だなんだ言っていられないようだ。
食べていくために、お母さんたちも何でもいいから
仕事をしなくては!という時代だ。
仕事の意義とか自立とか考えられたのは、時代にゆとりがあったからかもしれない。
若い諸君、大変ではあるだろうが、頑張ってください。よくはなってきていると思います!

言いたい:
働くということは、自分の仕事を持つということは、素晴らしいことだ。
困難な時もあるけれど、本当に素晴らしいことだ。
若者は、辛くても素晴らしいと思える仕事や職場に出会ってほしい。
大人は、そういう仕事や職場を作ってほしい。
また、人材を見極められ、冷静で社会的な判断のできる大人の女性をもっと多く育ててほしい。

仕事は素晴らしい!
専門知識・専門分野を身に着けよう!
彼女ほど高度でなくても。
それは武器でもある!
「ドリーム」の一場面借用画像
映画「ドリーム」の予告ビデオ
http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/


2017年10月5日木曜日

祝!ノーベル文学賞受賞!

夜遅く外出から戻り、カズオ・イシグロのノーベル文学賞受賞を知った。
私は彼の大フアンだ。
特に「私を忘れないで」を読み終わったときは、言葉がしばらく出なかった。
哀しみ、愛おしさ、命。
この物語を書いているとき、作者はどんな気持ちだったろうかと思うと、
尊敬し胸が熱くなった。
でも、二度と(可能ならば)読みたくはないけれど。

1986年、ロンドンの町を歩いていたら、どこの本屋にも山積みに展示されていたのは
「An Artist of the Floating World」BY KAZUO ISHIGUROの本だった。
表紙は、日本の美しいお盆ちょうちん、白地に桔梗の花の絵。
アジアの片隅から来た私は、世界の大都市ロンドンにまだ慣れていなくて、
なんとなく萎縮していたかもしれない。
そんな中で出会った本、とてもうれしかった。母国が誇らしかった。
今も大切に持っている。

イシグロの作品「日の名残り」は、これぞ英国の心、という作品を日本人が書いた
と話題になった。
でも私は、その心情に国境はないと思った、いい作品だ。
国境のある文学を、私は受け入れられない。理解できないのだ。
村上春樹も、読者に国境はないようだ。
イシグロは、そして村上春樹も、「翻訳」に大変気を使っている。
日本語にしても英語(世界語だ)にしても、味が変わらないように。
日本の他の作家も(世界的な根幹的な視野の作品なら)、
その点が今後の課題かもしれない。

偶然だが、今日村上春樹の最新作「騎士団長殺し」を読み終わったところだった。
彼もノーベル賞候補だったのね?
彼の作品を初めて読んだ。
おもしろかった、楽しかった、とても、とても。
語り口がおもしろい、楽しい。嫌われるのもわかるが、私はOK、好き。
「春樹ワンダーランド」っていう感じ。
書く力量もさすがだと思う。すごい。
時々、英語で書いて日本語に訳したような感じの部分もあった。
それでいい。まったくそれでいいと思う。

でもでも、私は、イシグロの深淵さ、思慮深さのほうに、
大きく大きくおおき~~~く軍配をあげる。
(春樹氏の作品は一作しか読んでいないので、語る資格はないが)
対応も自然でスマートだ。
春樹氏は、へんな愛読者がTVにはしゃいで出てきて、お気の毒だと思う。

お二人ともほぼ同年代。
これからも、楽しみにしていますよ!
当時(1986年)本屋さんに山積されていた本



2017年9月23日土曜日

故郷は進化中

暑いとはいえ、空はどこまでも高く、肌をかすめる風はひんやりして心地よい。
お彼岸のお中日で、休日の今日、家にいたらおせんべボリボリの午前だろう。
それよりはと、日本語ボランティアの課外イベントに参加することにした。
イベント会場のお城は、我が家から徒歩数分でもあることだし・・・。

お城の案内を、地元の中学生が英語で説明するという行事。
中学生たちの英語経験を増やし、昨今続々と増えている海外からの観光客に
気楽に対応できるようにしたいのだ。
案内を受ける外人を募集していて、私の所属する日本語ボランティアの会も、
参加することになった。
私も2人の先生と共に、参加希望の生徒を連れて参加したわけである。

生徒たち:フィリピン、香港、カナダ、タイ、米国と色々


怪しげなおじさん風!もいる

ガイドするのは地元(我母校)中3女子s!
はきはきしていて物おじせず、とてもよくできました!
忍者姿とゆかたで、サービス満点。
右のはるかちゃんは、途中で帯がゆるみ、ヘルプしました。

英語で説明を聞いていると、場内の風景が大変エキゾチックで
「本物志向で価値が高い」ということを実感する。
つまり、建物や環境は外形だけまねたのではないし、
(文化庁レベルで修復維持されていると聞く)
この場所で色々なことがあった歴史そのものであるということだ。
ディズニーランド的では、まったくないということだ。

私たちのグループ。2人の中学生ガイドに4-5人のゲスト。
私たちのグループは大盛り上がりで、終了地点に着いたのは最後だった。
このようなグループが15位あって大盛況のイベントだった。

一生懸命説明しています。
説明図も用意されていました。
たくさん予習したんでしょうね。
Good Job!
本日の参加メンバーの中に、この地や周辺の宿泊案内Webサイトを開いている
米国人男性がいた。
この地に住んで、世界中に誘致発信しているとのこと。
色々話が弾んだ。

私、読みはじめた所なのだが、村上春樹の最新作の舞台はこの地である。
もろ、ここなのだ。ただ地名を貸しているだけで、他でもいいかな、と
今の時点での感想ではあるが。今後変わるかもしれないが。

春樹の読者は世界中にいる。
だから、この地の発信もよりしやすいし、問い合わせもかなりきているそうだ。
でも、彼は(多くはそうなのです)この本は読んでいない。

フフフ、何はともあれ、故郷は進化中。

2017年9月15日金曜日

グランドフィナーレ

他のことをメインに書こうと思っていたが、今日は2017年9月15日!
土星探索衛星カッシーニが、20年の観測の最後の通信を送ってくる日だ。
最後の全力を振り絞り、最後のデータを送りながら、
激しい嵐渦巻く土星の大気(風速1800KMの嵐)に突っ込んで終わる、
グランドフィナーレの日なのです。

詳しい知識のないまま、はじめてみた土星の環の写真は、圧巻だった。
土星の環の中を通過する写真、土星の嵐・土星の惑星・土星からみた地球の写真。
20年間広い宇宙を航海し続け、データを送ってくれた。
本当にすごい写真だらけだ。ネットでご覧ください。
ミッション完了の今日は、その功績を讃えたい(勝手にリキが入っている私)!

土星の表面に発生した超巨大嵐
カッシーニからの写真
100年後、人類はどうなっているんだろう。
100年ってそれほど長くはないことを、私はわかる年齢になった。
100年前は、自分の親が生れた頃だ。
多分太陽系の惑星の間(またはその衛星の間)を、行ったり来たりへの
第一歩はとうに踏み出していると思う。
我々は空飛ぶ乗り物を乗り回していることだろう。
こういうことを考えるとき、長生きをしたい、見てみたいと思う。

今日も、北朝鮮からのなんやらかんやらの飛翔物。
何をやっているんだ、いい加減にして、もっと広い視野を持ってほしい。

では緑あふれる地球の写真を!

スケッチの会で上野公園へ行った。
お昼は精養軒でハヤシライスという観光客的経験も!

スケッチ候補のひとつ・東京都美術館

結局スケッチに選んだのは、ここ、藝大の正木記念館の門

なぜなら、その前にコーヒー店があったから。
友人と私はラクをして、そこのテラス席で描いたのだった。
絵は未完成ながら、とても楽しい日だった。
描いている友人をパチリ。




2017年9月13日水曜日

PO

朝6時半近く、どっこいしょ、と散歩に出る。
散歩というより健康のためのウオーキングで、どこかに義務感もある。
だって朝からとても暑い、私は暑さが超苦手なのだ。





空は快晴、太陽光線ビ~~ム!
かなり強い光線ビーム。






お濠の前の広場を突っ切る。
このひろい空き地には、大規模公共施設が建設される予定。
一歩踏み入ると、草の香りに包まれる。朝露が光って靴を濡らす。
私が歩き進む前を、小鳥の群れが飛び交う。
塩辛トンボがずいぶんでてきた。






 
お城の庭の仲良しの木々。
今日もよろしく。

日中は正面扉を閉ざしている小学校の校庭から、コロコロっとサッカーボールが
転がり出てきた。ボールを追って、真っ黒な少年が飛び出してきた。
校庭を覗くと、真っ黒ボーイたちがサッカー練習をしている、まだ7時前。
ウォーキング中の知り合いにも挨拶したし、暑いし、そろそろ帰っていいとしましょう。
そうだ!帰りに出来立てのあそこのパンを買っていこう。
そう思った瞬間、足が軽くなった。

私って、POみたい、と苦笑。
POはアニメ「カンフーパンダ」の主人公で、食いしん坊のパンダ。
食べ物でつれば、身軽に高い木にも危険な崖にも登るヤツである。


2017年9月10日日曜日

成長

友人との会話やメールで、年齢の変化に伴う体調の変化を語ることが多くなった。
思えば川の水が山から海に流れるが如く、
我らは時間という流れの中で、当然ながら絶えず体が「変化@成長」している。

昔からの老人の言葉、親が高齢に変化してゆく中で
つぶやいた言葉にうなずく日々である。
私もまた、先人の通ったとおりの流れに沿って、くだってゆくのだ。
心から納得できたときこそが、本当の成長&終焉なのね、多分。
動物たちは、最初から受け入れ納得し、じたばたしないようだ。
見習いたい。否、人間らしくジタバタしよう。

このブログに登場した「亀」の再登場に、
たくさんの(それほどでもないけれど)お言葉をいただいた。うれしい。
人気があるようなので、先日また寄ってみた。
亀は近くの古い神社の池に住んでいる。
お祭りなどで買った亀を、この池に捨てる子供もいるようで、
たくさんいる気がする。
よく見るのは浦島太郎が乗ったような和亀でなく、
外来種が多いように思える。

目撃!信じられないくらいノビノビと、日光浴している。
私がひいきにしている亀は、もっと小ぶりでしとやかである。
この大きめの亀は、お気楽茶髪って感じ。
亀生(亀の人生)には、ジタバタなんてないわね。千年の命だし。
これが神社の噂の千年池~!私はこま犬たちとも仲良し。

首をそらせ手足をのばしてストレッチ体型日光浴。
このままじっとしている。
ノビノビしすぎよ。

先日宿泊した所の朝食。
我食事と比べつつ、じっくり見る。
多くの種類を少量づつ・・・か
こんなことやってられない~。
溜息つきつつ、種類少なく量の多い我食事をパク!
おいしさはひけをとらないゾ。

2017年9月4日月曜日

夕方の散歩

夕方散歩に出た。
風は涼しく秋を運んでくるが、この湿気はなんだ~~~~!
じっとしていると薄寒いくらいなのに、動くとべっとり汗まみれ。

ブツブツ言わないで、散歩を楽しもう。
帰宅時は、ついつい買い物で両手がいっぱいになってしまう。
反省。
もう何もいらないのに。

赤とんぼが私を追い越していった。

盛りを過ぎたけれど、お城の蓮の花は元気

久しぶりに「お~い亀!」
聞こえたのか、寄ってきた。
本当に犬みたいに思える

買ってきたパンをご馳走した。
おいしいって!よかったネ


2017年8月27日日曜日

記念すべき日

本日は、ある意味、記念すべき日になった。
メモしておこう。

Windows10の更新が始まった。
今回の更新は、大規模で、時間もかかった。
私の場合は、1時間以上+以上もかかった。

更新終了後、PCの中を整理することにした。
もう使わないのに存在する、大きなシステムがある。高価でもあった。
産業翻訳をしていた時に使用した「SDL trados」というソフトだ。
このシステムがあるため、私のPCは、普通仕様ではなく、Pro仕様である。
故郷に帰り、在宅IT翻訳を始めたころ購入し、数回のヴァージョンアップを行い、
操作も独自にマスターした。
日本にはまだ普及していない時期、一人ぼっちのフリーランス。
販売元と英語でやり取りしたり、DHLで商品が送られてきたこともあったっけ。
日本語のマニュアルも、超基本の一部しかなかった。

 tradosとは:
大量のボリュームのマニュアルの翻訳時に、訳文を再利用できるように
データベース化しておくことができる翻訳支援ツール。
 一度翻訳した訳文は、次のバージョンアップ時に有効に利用することで、
「訳文の統一」を図ることが可能。

もう翻訳仕事はしていないのに、廃棄できずにいた。
そこで、思い切って「アンインストール」して廃棄した。
ちょっと感無量。 
努力と成果は比例しなかったけれど、多くのことを学んだ。忍耐も学んだ。
地方の異文化(!)の中でただ一人、PCだけが文明への、
世界への窓口のように思えて、生きていた時期もあったっけ。
安定感と安心感に満ちた、穏やかな日々でもあった。
幸せな時間だったと思う。

tradosの廃棄は、私の「一時代」への決別だ。

新しい何かを得るには、何かを捨てることだ。
(えらそうに書いているけれど、捨てることに、かなりスローテンポだなあ。
  マイペース、それでいいとしよう)



2017年8月26日土曜日

新しい季節へ

自分で勝手に決めた『夏休み』も、そろそろ終了。
昨年の夏は、遠方から滞在してくれた友人がいた。
うれしい時間だった。
昨年、それがなかったら、どうしていたろうか。
いつも、何か予定がないと不安で動揺し、精神が不安定だった。

今年はすっかり落ち着き、自分ペースの休みがとれて、休養できた。
ブログもずいぶんさぼっている。
休養気分になれたのは、休み明けには、責任ある予定が待っているからだ、
とわかっている。

予定を詰めなくてももう大丈夫。
それより、予定が多すぎ、疲れて負担のほうが大きくなっている。
今回の休みで、それを実感した。

まだまだ迷いや不安はあるだろうが、もう一区切りしていいかも。
新しい季節、新しい段階へと進みたい。

休みの最後は温泉旅行・湖畔を見下ろす

すごいボリューム!おいしかった

数年来気になっていた、障子を張り替えた!
「少し位たるんでも、後で霧吹きで仕上げれば大丈夫よ」
子供の頃、張り方を教えてくれた母の声が聞こえた
そうしたら、布団に綿を詰めるお手伝いをしたことも思い出した
真綿を綿の上に広げ、布団皮に詰めたあと、布団のはじを
母と片側づつひっぱる役割
日に焼けた丸っこい小さな私の手が、布団のはじをつかみ、
キュッキュッと引っ張る
あの可愛い手が、思い出の中で笑っていた

2017年8月8日火曜日

やすらぎの郷

「やすらぎの郷」という、お昼の連続TVドラマを見ている。
脚本は、倉本聡。
見られない時のために録画までしている。
私としては、珍しいことだ。

見始めたのは、スタート後、かなりたってからだ。
話題になってはいたが、老人ホームのドラマとのことで、敬遠していた。
偶然見たとき、私よりちょっと上の世代の、俳優・女優たち、
昔は主人公レベルのスターたちが、綺羅星のごとく登場していて、驚いた。
皆、年齢を重ね、年相応、または良くも悪くも大変身、
そういう様子も見ていて楽しく、欠かさず見始めたのだ。
衰えた美貌や体力にも、愛おしさを感じるとは。

このドラマの出演者たちは、皆ワクワクしているに違いないと思う。
男優陣は、顔に歴史を感じる。立派だ。
女優陣も、きれいだ。美容にもがんばっているんだろうな。
さすが、一線を張っていた人たちだ、と思う。

このドラマは、過去にTVや演劇などに貢献した人たちのための、老人ホームが舞台だ。
選ばれた人は、入居資金等は不問である。
海を見下ろす広大な敷地に、一軒ずつ、個人の小さな家が点在し、
しっかりケアされている。
「こんなに贅沢で、現実離れしている所が舞台なんて・・・。
  みる気がしない!」と、ある友人は怒っていたが・・・。
とはいえ、これは、倉本氏の夢だろう。
アメリカには、俳優たちのための、老人ホームがある。
そこを舞台にした名作もある。
俳優たちが将来を憂うことなく、思いっきり舞台に打ち込めるように、
日本にもそういう施設があったら、という夢。

いつも思う。
一度有名になった人は(有名にならなくても)、その後の生活が大変だなあ、と。
先を憂うことなく、芸術やスポーツに専念できたら、どんなに素晴らしいだろう!と。
日本にも、このような老人ホームがあったら!

倉本氏は、ここを舞台に、元俳優・女優たちのドラマを描く。
たくさんの話の中に、実話がらみの業界の話が、わんさかあることがうかがえる。
大権力組織のNHKと戦った倉本氏だ、ずいぶん丸く描いてはいるが、
統制されている言論や、他の先進国と比べ、俳優たちへの国からのバックアップのなさなど、多くの問題を、すっと提示している。
これは「遺書」だな、なんて思うこともある。

お堅いことは抜きにしても、同じ時代を生き、年齢を重ねたスターたちを
見るのは楽しい。
年月の経過は、美人にもブスにも、だれにも、平等にやってくるのだ。

PS
今日ビデオをみていたら、エマ・トンプソンがちょいとした女医役で登場した。
おしゃれな役なのだが、いつもテントのような服を着ている。
いくら素敵なファッションでも、体のラインをあまりに覆っている。
ああ・・・・。多分、お腹とかでっぷりなんだろうなあ。ああ・・・。
「やすらぎの郷」の女優たちは、皆大変スリムだ。
どちらがいいとは、一概にはいえないが。

写真
台風の去った夕方、外出ついでに、海に行ってみた。
台風の影響はあまりなかったこの地、海水浴は禁止されていたが、
海は、それほど大荒れではなかった。















2017年8月4日金曜日

夏休み

諸作業が夏休み!
小学生時代の夏休みには、宿題があった。
絵日記をつけたりラジオ体操に行ったり、完全開放ではなかった。
なが~~~い紐をつけられたワンちゃんみたいだったかも。

その後の学生時代も、長い夏休みはあったけれど、何かと予定満載だった。
社会人になってからも夏休みは、約束や旅行で多忙だった。

今・・・はじめてのなつやすみ・・・って感じだ。
私の思う「休」みというのは、計画がない、約束もない、人とも最低限しか関わらない、
空中に漂いながら、好きな時間を過ごすことだ。

リタイア生活になり、いつでもそういう時間が持てることとなったが、
そうなってみると、その現実は恐怖感に変わった。
虚無感と無気力感に満たされ、恐慌をきたした。

あれから1年半。
毎日を、何かの予定と、その結果の体を休める時間で満たし、忙しく過ごした。
その結果、疲れはしたが、時間経過もあり、もう大丈夫。多分全快。たぶん…。

そして迎えた、今年の夏休み。
やりたくても億劫で体が動かなかった整理や、趣味を、ポチポチしている夏休み。
次のステップへ進む前の、一区切りにしたい。
年齢のせいで、頭で考える時間と、実際行動の時間の差がどんどんでてきて、
結果焦る。改めよう。

夏休みがはじまって1週間。
まだ先は長い、いや、あっという間。大切に過ごそう。
山にも海にも、夏の光が踊っている♪

月に数時間しか絵筆を持たない、さぼりや水彩画初心者の私。
まずやったことは、描きかけの絵の仕上げだった。楽しい。

茶室入口

坂道
もう少し手を加えよう。




2017年7月15日土曜日

収穫

暑い!
体が暑さに慣れていないので、きつい。
自由時間の中で漂うことができるリタイア世代は、こういう時はありがたい。

昨日、蒸し暑い雨の中、家の前をレインコート姿で、
大きな手押し車を押す女の子に出会った。
ワッフルを売っているのだ。
一軒一軒、声をかけて売り歩いている。
小麦色のつるんとした若者の腕が、汗ばみ雨をはじいている。
20代はじめに見える、少年のような女子。
蒸し暑い雨の中、過酷な労働だ。
声をかけても、どの家も反応がない。
私は思わず、少しだけれど、買ってしまった。

週末だけ新聞をとっている。
先ほど夕刊が届いたとき、ちょっと注意したいことがあったので、外に出た。
配達バイクに乗った配達員は、やはり20代はじめに見える女の子だった。
新聞社のおしゃれな制服を着、バイクの籠には、きちんと新聞が揃えてある。
話が終わると、彼女はお辞儀をして、去っていった。

男性が多い職種の中に(私にはそう思える)、若い女性がたくさん参入している。
評判のいい、女性だけの大工集団もあると聞く。
体力を伴うので、大変だな、でも頑張っているな。
男女差よりも個人差だろうが、女性だと、何かホットはする。
ただ、細い。細すぎる。もっと堂々と、バン!として!と思う。
頑張れ!と思う。

時代は厳しく変化している。
「主婦」希望の女性がかなり多いのは、日本位だろう。
そういう人にはお気の毒だが、
既婚未婚を問わず、女性の自立は止められないだろう。
自由を得ることは、反面、きつくもある。
しかし、自由を知ると、もう戻れない。

オクラと、しその収穫
明日、友人宅へ行くのでおみやげにしよう。

2017年7月9日日曜日

久しぶりの朝の散歩

最近、あまり歩かない生活が続いている。
3年前、毎朝6時前に家を出て、朝のラジオ体操に参加、その後たくさん歩いたっけ。
お城周辺や海辺の散策、野菜や豆腐の買い物と、
充実した朝のウォーキングだった。
ウエストも5センチ以上細くなった。  今は・・・その時よりも5センチ以上プラス。

歩かなければ!と、2-3日前に夕方歩いてみたが、暑さと湿気でまいってしまった。
夕方は暑すぎる。夜もさわやかではない。
やはり朝が一番だろうか。

夏は朝、まどろみの脳もきりりとし、充実できることこの上なし。

とはいえ、今の自分にとって最優先は、脳より体だ!
夕方がだめなら、と、今日の朝、久しぶりの朝・ウォーク&体操にでかけた。
まずは、お城へ、そこでラジオ体操(まだやっているだろうか)に
参加することにした。
朝6時なのに太陽ギラギラ
お濠の水はかなり濁っていて、中がよく見えない。

あ、ラジオ体操やっていた。
自発的に発生したものらしいが、主催者がかわったようだ。
時は流れる・・・

自分の荷物を木の下に置いて・・・
私もラジオ体操に参加
お城周辺には、なじみの樹木が何本かある。
私「お元気ですね!」
木「まあ、なんとか」
蓮の花も咲きだした
体操終了。 お城周辺散策ウォーク終了。

しかししかし、近くの海にさえ行く元気などなく、太陽のビーム光線を避けながら、
逃げるようにヨタヨタ帰宅したのだった。

歩数3015歩 少な!  o(´^`)o

お盆休み

ちょっとはちゃめちゃな1週間だった。 お盆休みでいろいろなことがお休みになり、 人々の多くは「家族行事」の週だ。 少なくなってはいるが、子供や孫を迎える、 というのが昔ながらのスタンダードな平和風景だ。 特に予定のない私は、絶対に家の整理!絵も描きたい!と思っていたのに、 抜本的...