友人に誘われた。
「<一緒に歌いましょう>という歌の会の催しがあるの。一緒に行かない?」
以前だったら絶対に参加しない私だが、参加することにした。
どんな歌うたうのかしら?どんな人が来るのかしら?
場所は公共施設だし、金額も少額で、大体の雰囲気予測はできる。
期待はほどほどに、と思った。
はじまった。
昔の歌声喫茶のような感じだ。
歌声喫茶とは、私たちが若い時代に盛況だったある種の喫茶店で、
中心にアコーディオンやギター、ピアノなどの演奏者と歌手がいて、
それを囲むお客は主に学生である。
客たちは、伴奏に合わせて歌手とともに大声で歌うのだ。
「オオブレネリ、あなたのお家はどこ~」とか、「小さな日記」とか。
まことに清廉で質素、品行方正、純粋で明るい昔の学生たちの姿が蘇る。
私はお茶の水あたりにあった喫茶店に一度だけ行ったことがあるが、
あまり趣味ではなかった。
純粋過ぎて、こそばゆかった。
今日のお客は、ほとんどが同年代65~80歳くらいの女性でした!
ホストはギター片手のやはり同年代の男性A氏で、彼は多分プロである。
まあ1時間半、何曲だっただろう!たあ~くさんの歌。
私も歌いましたよ!大声で。
冬の季節を歌う唱歌「冬景色」から、「青い山脈」「襟裳岬」
「あの鐘の音を流すのはあなた」「寒い朝」「若者たち」
「私の城下町」「津軽海峡冬景色」「空よ」などなど。
1時間半、何と楽しかったのです。
次は3月で、それも申し込んできた。
こんどはフォークソングとか、竹内まりあの曲などもやってほしいなあ。
年齢を重ね、身体も変化し、一人暮らしになり、友人も変化してゆく中で、
新たな体験をどんどん重ねていくことが(そんなことしたくない、と以前は
思っていたとしても、まずやってみることが)
年齢に沿って楽しく生きてゆくことなのだろう。
と、マタ イイキカセテイル ワタシデス。
でも楽しかったのよ。
誘ってくれた友人に感謝である。
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吉永小百合「冬の朝」歌っているところ |
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