ここ、故郷に戻ってきた頃、
「家のそばに、お城と庭園、そして海!
いい散歩の場所があっていいね!」
と言われた。
故郷の狭さに批判的だった私は、無反応だった。
冷笑を浮かべていたかもしれない。
所が今は、酷暑の日や天候の悪い時は別として、お城周辺が、
私の散策ベストな場所である。
お堀には季節の水鳥、長い時に身を置く大木の四季折々のファッションショー、
季節毎の花々、その果実など、一瞬も同じ時がない。
お城周辺も整備されて、ちょっと垢抜けてきた。
近くに海の気配もする。
散歩道も最後に近づくと、幼い頃妹と乗って遊んだメリーゴーランドの2匹の馬が
私を迎えてくれる!
私は馬たちに、木々に、古い建物に挨拶しながら、
水彩画のための写真を撮り、俳句を考える。
至福のひとときである。
先の方に、赤いブラウスを着た白髪のお婆さんが、
にっこり笑って手を振っていた。
数年後の自分は、ああいう感じなんだろうな。
友人達と仲良くして親族と行き来しながら、
私はここでこうして年齢を重ねて生きていこう。
丁寧に、感謝して❤️
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いつも待っててくれる2頭 (撮影は秋) |
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子供が座るには大きすぎるくらいの鞍 今はやっと入る大きさ❤️ |
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