2018年7月17日火曜日

お母さんって

夏休みの季節
私が参加している日本語ボランティアも、来週から夏休みがはじまる。
夏休みを利用して、特別レッスンをしてほしい という生徒もいる。
特に高校生などはいくら全科目優秀でも、日本語の問題が読めないと、
解答はおろか、問題の意味が分からないのだ。
言葉ができないと、海外で生活するのは本当に大変なことだ。

言葉とは、脳の思考や心全体を制御しているものだ、と
心から思う。
短期間英語圏に暮らし、日本語を一切使えなかったときに、それを実感した。
感情までもが、言葉を知らないとその感情に気づかないのだ。
翻訳の仕事を少ししていたとき、つくづく思った。
言語を操る職業は、超頭脳を使う職業だと。
プログラム言語を書いたり、深い思考(したことないけれど)以上なのではないかしら。

ということで、祖国を離れ何かの縁でこの地に住み、日本語を学びたい人に接し、
少しでも役に立てるのはうれしい。
海外で、多くの人々が本当に親切に助けてくれた!
その恩返しもある。
私は他のことも忙しいので、ほんの少しの参加だが、気づくと深く関わり合い、
やりがいもあり、中断してもう少しゆっくり暮らしたいのだが、抜けられないでいる。

生徒のソフィアさんは、夏休みにモスクワに帰る。
お兄さんと二人きょうだい、つまり一人娘の彼女を、お母さんが
首を長くして待っている。
今の時代、メールもスカイプも電話も無料で、いつも会っている感があるのに。

「きのうお母さんから連絡がきたの」
「もうすぐ帰るので 、楽しみにしているでしょう?」
「はい!何が食べたいって」
「そうね、お母さんって帰ってくる子供に、おいしいお料理を食べさせるのが
一番うれしいんだよね」
うれしそうに、キラキラ輝く彼女の青い目を見ながら、
何歳になっても帰宅する私に、食べきれない料理を作って待っていた母を思い出した。

ダイエットした体重減少がずっと停止中
暑さで、むくんでしまっている!
いただいたこのこんぶ茶・空腹を満たすかも。



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