2021年11月4日木曜日

ゼラニウム

 


庭を見る。
ほどんど手入れをしていないのに、植物たちは何とか収まっている。
椿数種類、オリーブ、ブルーベリー、バラ数種類、蔦類、ハーブ類、
いちょう、等々、多くは鉢植えで、小さな庭にひしめいている。
いつも「ごめんなさい」と言いながら気にはかけている。

最低の水やりだけは欠かさない。
無意識に水をやっている。
多分、彼等が私に「お水をちょうだい!」と
呼びかけてくるんだと思う。
結果、こんなに何もしていないのに、枯れたものはない。

赤いゼラニウムだけが、咲いている。
庭に降りて様子をみると、茎が伸び放題でちょっとスカスカ。
「放置せずに、お手入れを!」との呼びかけ。
はいはい、と適当に切り取り、コップに活けた。
いずれ根が出てくるだろう。

このゼラニウムは数年前、海外に住む友人が数日滞在した時、
庭を大整理しその時植えていってくれたものだ。
絶やしたくない。

先日彼女のblogに、ゼラニウムをカットしてコップに入れておいたら
根が出て感動したという記事があった。
それを思い出しての私の行動だ。
多分長い距離を超えて、私へ指令が伝えられたのだろう。

薔薇が大好きだが、ゼラニウムは丈夫で花と葉の色のバランスが良く、
世話も不要、実用的で大好きだ。
ヨーロッパの窓辺には、ゼラニウムがよく植えられている。
減ってしまった庭のゼラニウムを、これからたくさん増やしてあげよう!
と思う。

「言うは易し だよ~」という大声が、庭から聞こえてきたような ♬

☆「孤独」と「孤立」は異なる。
 そういう事を考えさせられる日々だ。


0 件のコメント:

コメントを投稿

秋の夜の想い出

深夜、突然ビートルズの曲が聞こえてきた。 身体の周りに、ロンドンのあの街、あの通りが襲ってきた! 雑踏の音、笑い声、匂いまでする。 「去年ね、この前の通りを、ポールが通ったのよ! 授業中だったけれど、皆で飛び出して見に行ったわ」と、 先生の弾んだ声。 私が軽く英語学校へ行きながら...