2022年2月20日日曜日

筆箱

 小中学生の筆箱は、おもちゃ化して色々なキャラも満載、

楽しいもので溢れている。

高校生がどんな筆箱を使用しているかは、垣間見るチャンスがないので、知らない。

おおむかし、私が小学校に入った頃、筆箱はセルロイドだった。

ピンク色のセルロイドのふたには、かわいい女の子の絵があった気がする。

電動の鉛筆削りはまだ一般的にはなかった。

寝る前に筆箱をテーブルの上に出しておくと、父がナイフで削ってくれる。

父は、やりがいを感じて楽しんでいた気がする。

朝、ピカピカに削られた鉛筆の入った筆箱をランドセルに入れて、

学校に行ったっけ。

やがて、妹も小学生になり、朝起きると、2つの筆箱が並んでいた。

父の削り方は個性的で、今でも目に浮かぶ。

他の鉛筆と混じっていても、すぐにわかった。


新しいもの好きな都会在の叔母が、電動鉛筆削りが出るとすぐに求め、

家にも送ってくれたので、父の鉛筆削り期間は、

そう長くはなかった。


一時シャーペンを使っていたが、やはり鉛筆は使いかってがいい。

整理をしていたら、中学生時代に使用していた筆箱がでてきた。

整理しながら、小学生の頃のことを思い出していた。

日日是好日である。

中学生の頃使っていた筆箱
その後母が使っていたようだ。
甥の名前が彫られた、ちびた鉛筆がでてきた。


















私が現在使用している筆箱
筆立てにもなる。






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