ふと気になって、着物のたんすを開けた。
20代30代の頃、茶道を習っていたのと、
着物を着るのが好きだったので、ちょっとだけ着物を持っている。
着物は、母がいたので着ることができた。
着物を縫い上げ、着付けし、私の着物姿を褒め、後始末もしてくれた。
母からしっかり教わろうと思った時には、手遅れだった。
私は着せてもらった時の事を思い出しながら、
そしてYouTubeの力を借りて、未熟ながら自力で着れるようになった。
ほ~んのときたま着る。
たんすの中は、今は似合わないだろう私の若い頃のものが多い。
それでも、帯やショールを工夫すれば、今でも着れるはず、
誰も着てくれる人はいないし、売っても二束三文らしいので、
それなら一度でも着てから始末しよう、
そう思いつつ、年月が過ぎている。
膝痛の今、足袋と草履で出かけられるだろうか?
その前に、これからの高齢生活、着物着て出かける所ある?
家にいる時はなかなか忙しいので、着物でないほうが動きやすいし。
つまり、もう着物はいらないのだ。
分かってはいるが、捨てられない。
それなのに、あまり着れもしないのに頂いたり購入したものもある。
私自身の着物のほかに、家族の着物もあるし・・・。
皆、本当に素敵! と着物好きな私はうきうき。
自分は、洋服より着物の方が断然似合うと思う。
洋服は、様々な形のデザインによって、体型をいかに魅力的に見せるかである。
着物は、単一デザインで、その形の中に自分の体を包んでいく。
着物は形ではなく、布の質と色が勝負だろうか。
長くなりました。
ふと開けたたんすの中から、湿ったような匂いがした。
大変!と思い、虫干しをした。
花粉が飛び出したら、干せない、急げ。
全部は無理なので、メインのものだけだが、
たんすの中の棚を陽に干し、着物にも風を通した。
まだまだ、未整理だらけだ。
着もしない着物の保存にたくさんの時間を使っている。
でも、放棄できない私だ。
追加
私の着物は、普通の着物です。
「百万以上したの」なんていう着物ではありません。
ウールも木綿も少しはあります。
一番憧れるのは、普段着をちょっと崩して着ることです。
週末着物とかできたらなあ ♬
古ぼけたものばかり、もうやめたら!何て言われます。
陽光で乾燥と消毒 |
赤ちゃんの時着ていた手編みのセーター 捨てられない。 両手の平に収まる大きさ。 |
手編み。着たのを覚えている気が。 捨てるのは気が重い。 |
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