2022年2月23日水曜日

花粉が飛ぶ前に

ふと気になって、着物のたんすを開けた。

20代30代の頃、茶道を習っていたのと、

着物を着るのが好きだったので、ちょっとだけ着物を持っている。

着物は、母がいたので着ることができた。

着物を縫い上げ、着付けし、私の着物姿を褒め、後始末もしてくれた。

母からしっかり教わろうと思った時には、手遅れだった。

私は着せてもらった時の事を思い出しながら、

そしてYouTubeの力を借りて、未熟ながら自力で着れるようになった。

ほ~んのときたま着る。


たんすの中は、今は似合わないだろう私の若い頃のものが多い。

それでも、帯やショールを工夫すれば、今でも着れるはず、

誰も着てくれる人はいないし、売っても二束三文らしいので、

それなら一度でも着てから始末しよう、

そう思いつつ、年月が過ぎている。

膝痛の今、足袋と草履で出かけられるだろうか?

その前に、これからの高齢生活、着物着て出かける所ある?

家にいる時はなかなか忙しいので、着物でないほうが動きやすいし。


つまり、もう着物はいらないのだ。

分かってはいるが、捨てられない。

それなのに、あまり着れもしないのに頂いたり購入したものもある。

私自身の着物のほかに、家族の着物もあるし・・・。


皆、本当に素敵! と着物好きな私はうきうき。 

自分は、洋服より着物の方が断然似合うと思う。

洋服は、様々な形のデザインによって、体型をいかに魅力的に見せるかである。

着物は、単一デザインで、その形の中に自分の体を包んでいく。

着物は形ではなく、布の質と色が勝負だろうか。


長くなりました。

ふと開けたたんすの中から、湿ったような匂いがした。

大変!と思い、虫干しをした。

花粉が飛び出したら、干せない、急げ。

全部は無理なので、メインのものだけだが、

たんすの中の棚を陽に干し、着物にも風を通した。

まだまだ、未整理だらけだ。

着もしない着物の保存にたくさんの時間を使っている。

でも、放棄できない私だ。


追加

私の着物は、普通の着物です。

「百万以上したの」なんていう着物ではありません。

ウールも木綿も少しはあります。

一番憧れるのは、普段着をちょっと崩して着ることです。

週末着物とかできたらなあ ♬


古ぼけたものばかり、もうやめたら!何て言われます。

陽光で乾燥と消毒
















赤ちゃんの時着ていた手編みのセーター
捨てられない。
両手の平に収まる大きさ。



















手編み。着たのを覚えている気が。
捨てるのは気が重い。








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