手紙のやり取りが好きだったので、手紙の小物が色々残っている。
便箋、封筒、はがき、絵葉書、切手、名前シール、カードなどなど。
整理していると、出てくる出てくる、素敵なものだらけ。
現在、日本でも記念切手や封筒便箋が色々出回っているが、
手紙文化の発祥地、イギリスの手紙やカードは昔から種類も多くて素晴らしい。
ロンドンで色々見つけては集めていた。
手紙を書くとき、使用する便箋、封筒、万年筆、ボールペン、インクの色,字体、
サイン、自分のスタンプとか、そして切手など、手紙内容以上に
たくさんの小物を選んで楽しんだ。
万年筆もボールペンも、クラシックでレトロなものから、
超現代的なものまで持っていた。
あれらはどこにいったんだろう?
メール時代になってから、様相がめっきり変わった。
手紙を打ち込んで、エンターキーを叩く。
その瞬間、電子化された文字は地球を覆うネット回線に乗り、
通信回路を適切に選びながら、宛先に向かう。
速度の単位は1000分の1秒、人間には認識できない速度だ。
送信量や環境状況によって差は生じるが、瞬時に近い速度で送られる。
手紙は、ポストに投函して返事を待つ。
何日かが経過して、ポストに返信を見つけた時の喜び!
あのようなテンポの時代は終わってしまった。
優雅だった。
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海は夕凪 |
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夕凪の中で瞑想する我 |
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