2022年5月19日木曜日

手紙

 手紙のやり取りが好きだったので、手紙の小物が色々残っている。

便箋、封筒、はがき、絵葉書、切手、名前シール、カードなどなど。

整理していると、出てくる出てくる、素敵なものだらけ。


現在、日本でも記念切手や封筒便箋が色々出回っているが、

手紙文化の発祥地、イギリスの手紙やカードは昔から種類も多くて素晴らしい。

ロンドンで色々見つけては集めていた。


手紙を書くとき、使用する便箋、封筒、万年筆、ボールペン、インクの色,字体、

サイン、自分のスタンプとか、そして切手など、手紙内容以上に

たくさんの小物を選んで楽しんだ。

万年筆もボールペンも、クラシックでレトロなものから、

超現代的なものまで持っていた。

あれらはどこにいったんだろう?


メール時代になってから、様相がめっきり変わった。

手紙を打ち込んで、エンターキーを叩く。

その瞬間、電子化された文字は地球を覆うネット回線に乗り、

通信回路を適切に選びながら、宛先に向かう。

速度の単位は1000分の1秒、人間には認識できない速度だ。

送信量や環境状況によって差は生じるが、瞬時に近い速度で送られる。


手紙は、ポストに投函して返事を待つ。

何日かが経過して、ポストに返信を見つけた時の喜び!

あのようなテンポの時代は終わってしまった。

優雅だった。

海は夕凪














夕凪の中で瞑想する我

















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