2016年3月28日月曜日

におい

久しぶりに、昔一緒に仕事をした友人たちと、ランチした。

今はむかし、若かった私たちは、たくさん仕事をして、たくさん遊んだ。

長いランチタイムのあと、元・会社周辺を散歩した。

ここに何があった、ここのお店はおいしかった、など、裏の裏道までの思い出話がはずむ。

多くの建物は高層ビル化されたり、只今大工事中だ。

でも、ちょっと歩いていると、「におい」がするのだ、あの頃の「におい」が。

表面的には変化しているようでも、そのまま残っている、何かがあることを実感した。

変化すること、変化しないこと、目に見えること、見えないこと、

それらが時間という「軸」のまわりで、踊っている。

その外側で、私たちも踊っている。

以前会社があった場所には
他の会社の建物が。

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