今はむかし、若かった私たちは、たくさん仕事をして、たくさん遊んだ。
長いランチタイムのあと、元・会社周辺を散歩した。
ここに何があった、ここのお店はおいしかった、など、裏の裏道までの思い出話がはずむ。
多くの建物は高層ビル化されたり、只今大工事中だ。
でも、ちょっと歩いていると、「におい」がするのだ、あの頃の「におい」が。
表面的には変化しているようでも、そのまま残っている、何かがあることを実感した。
変化すること、変化しないこと、目に見えること、見えないこと、
それらが時間という「軸」のまわりで、踊っている。
その外側で、私たちも踊っている。
以前会社があった場所には 他の会社の建物が。 |
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