「あ、手の形が変ってきている! いい手になったね」
と、友人が叫んだ。
私は美形ではないが、昔から、手だけはきれいだといわれていた。
手の形やつめの形の(比較的)美形に加え、水仕事をあまりしない生活だったためもある。
つまり、あまり働かない手であった。
突然 「きれいな手ね~!」 と、言われたことさえあるのですよ。
さて、母と生活するようになり、家事を担うようになった。
家事は肉体労働である。 手はどんどん変化していった。
皮は厚くなり、日に焼け、手の節もしっかりゴツゴツと出てきた。
加えて加齢もあり、血管も浮き出てきた。 しみもある。
いい手になった! たしかにいい手だ!
母や祖母の手だ。 生きていく女の手だ。
この手の向こうに、子供の頃の記憶が映像で重なる。
多分5歳くらいだった頃の、自分の手を覚えている。
日に焼けて、ぷくぷくしていて、手の甲の各指の下に、えくぼがピコピコとあった。
今と同じ所に、ほくろもあった。
子供の頃の丸い手、よく思い出す。
そっか~・・・”いい手” と ”きれいな手” とは 違うのか~~・・。
返信削除ってか・・あなたの手の ”美しさ” と言うか 年齢を感じさせない手に 私は見とれた・・・。
ほんの一年も満たない前に見たあなたの手が・・ゴツゴツして シミのできてる手とは 信じられない・・。
きっと 水仕事なんてしたこともない手を 今でも保っていると思いますよ~~。
でも きっと ”いい手”でもあるんでしょうね~~。
きっと あなたは ”いい手” であって且つ ”きれいで美しい手” でもあると思います。