2016年3月14日月曜日

「あ、手の形が変ってきている!  いい手になったね」

と、友人が叫んだ。

私は美形ではないが、昔から、手だけはきれいだといわれていた。

手の形やつめの形の(比較的)美形に加え、水仕事をあまりしない生活だったためもある。

つまり、あまり働かない手であった。

突然 「きれいな手ね~!」 と、言われたことさえあるのですよ。


さて、母と生活するようになり、家事を担うようになった。

家事は肉体労働である。 手はどんどん変化していった。

皮は厚くなり、日に焼け、手の節もしっかりゴツゴツと出てきた。

加えて加齢もあり、血管も浮き出てきた。 しみもある。

いい手になった! たしかにいい手だ!

母や祖母の手だ。 生きていく女の手だ。

この手の向こうに、子供の頃の記憶が映像で重なる。

多分5歳くらいだった頃の、自分の手を覚えている。

日に焼けて、ぷくぷくしていて、手の甲の各指の下に、えくぼがピコピコとあった。

今と同じ所に、ほくろもあった。

子供の頃の丸い手、よく思い出す。



1 件のコメント:

  1. そっか~・・・”いい手” と ”きれいな手” とは 違うのか~~・・。
    ってか・・あなたの手の ”美しさ” と言うか 年齢を感じさせない手に 私は見とれた・・・。
    ほんの一年も満たない前に見たあなたの手が・・ゴツゴツして シミのできてる手とは 信じられない・・。
    きっと 水仕事なんてしたこともない手を 今でも保っていると思いますよ~~。
    でも きっと ”いい手”でもあるんでしょうね~~。
    きっと あなたは ”いい手” であって且つ ”きれいで美しい手” でもあると思います。

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