2016年4月24日日曜日

千年池

千年池の周辺では、様々な物語が営まれていることを知った。

この池は奥まったところにあり、一般の通行人は通らない。

先日、目があって泳いできた亀。

次の日、合図をすると、目をギョロっとこちらに向けたが、定位置の石の上から

動かなかった。 


今日、私の前を9歳くらいの男の子が走りぬけ、橋の上から、池をのぞいていた。

視線の先は、例の岩 (石) だ。

「亀?」 と聞くと、男の子はうなずく。 亀がいた。

ポケットからパンくずを出して、池にまき始めた。

すると ・・・ 鯉が寄ってきた。 亀も泳いできた!

「亀、パン食べるの?」

「わかんない。 鯉は食べるよ」

亀は鼻の先でパンをもてあそび、去っていった。

好物ではないらしい。

横をみると、池に張り出した岩に乗って、猫がフーっと、水面を見ている。

鯉を狙っているのかしら?

ザワザワと風が吹き、見上げると松の枝に、カラスがいた。

小さな池とその周り、たくさんの生き物たちが生活しているんだな、と思った。


亀の顔、よくみるとあまり可愛くない。 

でも、こちらに向かって泳いでくる時、頭を上にあげ、短い腕で一生懸命水をかき分けて来る。

正面からみると、かわいい顔だ。 

子供がこちらに向かってハイハイしてくるような感じがする。


パンくずとたわむれる亀

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