2016年4月21日木曜日

絆の力 in Japan

昨日から5日間は、スケッチ水彩画教室の、年に一度の発表会である。 

今日は、受付の担当日だった。

力作、秀作が多数あるとはいえ、素人の作品展である。 

多くがシルバー世代。

なんという盛況だろう!

絶え間なく訪れる、見学者。 多くは知人、または絵をやっている仲間だ。

絵を描くのが好きな男性の多いのに驚く。

一般に男性は、やり始めると「はまり」、徹底的に打ち込む人が多いそうだ。


名画と見比べるような見方をしている人もマレにはいる。 不幸な人だ。

殆どの人は、素人がここまで描くのに、どんなに努力しているかを思い賞賛する。 丸い人たちだ。


「あ、ここの桜、本当にきれいねえ」

ある絵を見て叫ぶ、たくましいおばさんシルバー。

描いた人が、絵について説明するのをさえぎり、

「ここの桜ね、昔、あるおじいさんとおばあさんが植えたんだって」 と、話を続ける。

「それが今では、こんなに大きくなって、きれいになって・・・。

桜並木のはじに、大きな石の碑があるのよ。 知ってる? 

おじいさんとおばあさんの息子が、皆にそのことを知ってもらおうと、建てたんだって!」

広い会場に、大きな声が響く。 みんな微笑んで聞いている。


受付の芳名帳には、墨色も濃く、達筆が並ぶ。 

急がず、ゆっくりゆっくり丁寧に記帳する。

お祝いのお届け物も預かる。

このような深いつながり、絆が幾重にも幾重にも重なって、

地域の力になっているんだろうと、実感した。


庭は花盛り・雑草と共に
手前の白い花はブルーベリー

デイジー
開き始めた藤の花



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