今日は、受付の担当日だった。
力作、秀作が多数あるとはいえ、素人の作品展である。
多くがシルバー世代。
なんという盛況だろう!
絶え間なく訪れる、見学者。 多くは知人、または絵をやっている仲間だ。
絵を描くのが好きな男性の多いのに驚く。
一般に男性は、やり始めると「はまり」、徹底的に打ち込む人が多いそうだ。
名画と見比べるような見方をしている人もマレにはいる。 不幸な人だ。
殆どの人は、素人がここまで描くのに、どんなに努力しているかを思い賞賛する。 丸い人たちだ。
「あ、ここの桜、本当にきれいねえ」
ある絵を見て叫ぶ、たくましいおばさんシルバー。
描いた人が、絵について説明するのをさえぎり、
「ここの桜ね、昔、あるおじいさんとおばあさんが植えたんだって」 と、話を続ける。
「それが今では、こんなに大きくなって、きれいになって・・・。
桜並木のはじに、大きな石の碑があるのよ。 知ってる?
おじいさんとおばあさんの息子が、皆にそのことを知ってもらおうと、建てたんだって!」
広い会場に、大きな声が響く。 みんな微笑んで聞いている。
受付の芳名帳には、墨色も濃く、達筆が並ぶ。
急がず、ゆっくりゆっくり丁寧に記帳する。
お祝いのお届け物も預かる。
このような深いつながり、絆が幾重にも幾重にも重なって、
地域の力になっているんだろうと、実感した。
庭は花盛り・雑草と共に
手前の白い花はブルーベリー |
デイジー |
開き始めた藤の花 |
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