2016年4月27日水曜日

緑深い山里で

毎週水曜日、午後2時間、郊外の高齢者施設を訪問している。


何かボランティアをしたいと思った私に、知り合いが推薦してくれた。

少人数のケアハウスへの訪問だ。

「身の回りの小さな幸せを見つめる」ために、このブログを書き始める少し前、1月下旬のことだ。


そのケアハウスは、家から車で30分弱、郊外の美しい山里の中にある。

高齢者が、穏やかに、若いスタッフたちと暮す、きれいな所だった。

責任者も、スタッフも、喜んでくれ、ただ座っているだけでも、とても助かるとのことだった。

歌を歌ったり、雑談をしたり、ゲームをしたり、何もしなかったり。

慣れてくるに従って、話もはずむ。

買い物にも行った、今日は図書館に行った。

一緒に行ったMさんは、名文で知られた作家のエッセイを借りていた。

彼女の知識や本の選択を見ていると、認知症とは思えない。 会話も普通だし。

ただ、直前のことをどんどん忘れるらしい。

私は彼女との雑談を楽しんでいる。 いろいろ教えていただくことも多い。


春がきて、元気になってきた私は、いろいろなことをやりはじめた。

そして今、ケアハウスに毎週行くのが、きつくなってきた。 

やりはじめたことに慣れるまで、しばらく訪問をお休みすることにした。

勝手だが、事情を話し、受け入れてもらった。

責任者は、私が元気になったことをとても喜んでくれた。 

でも慣れてきたのに、すみません。


気がついた!

知らない間に、入居者やスタッフと、とても深いつながりができていた。

何か行事があるときとか、月に1回くらいはずっとお手伝いしたい。


何かを教える事とは異なり、このボランティアは、結果は目にはみえないけれど、

心の深いところに、「想い」と「やさしさ」を残す。すごく心が癒される。

また、若いスタッフが思慮深く働く様子に接するのは、気持ちがいい。

知り合いが推薦してくれただけのことはある。


しばしお休み。 私自身のことがひと段落するまで。

かしわ餅の季節!

1 件のコメント:

  1. 自分が心地よく感じる場所に出会えた・・と言うだけで すごい事だと思います。 それも 自分の都合をよくのみこんでくださる所・・いいですね!
    社会の為にもなって・・自分の為にもなって・・いい事ですね♥

    ってかさ~~ この柏餅 すんごく 食いたい! 目の毒!

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