2022年1月31日月曜日

チョコレート・ドリンク

 人混みや、人に会うのをできるだけ避けている現在、用事がなくても

健康のために一度は外を歩くようにしている。

でも~、ただ歩いていてもつまらないと思いがちな私。

おいしい物や食事の材料を見ると、つい買いたくなってしまう。

膝痛があるので、重い物を持つことは厳禁だ。

できるだけ食品店から目をそらし、買い物をこらえる。

私はダイエットが必要なのに、冷蔵庫や冷凍庫に食料が、

そして保存食がある程度ないと不安になる。

もし何かで家に閉じ込められても、工夫すれば一か月位はもたせられる。

原則、食料は車で行ってまとめ買いをする、プラス生協からとっている。

私の購入量を見ていると、とても一人暮らしには思えない、と笑われた。

ま、いいか。無駄遣いはしていないつもり! 工夫しています!


今日とても懐かしい飲み物に出会って、買ってしまった。

アメリカでとてもポピュラーな
チョコレート・ドリンク







ボストンに本社のあるコンピュータ会社にいた。

講習を受けに行ったとき、教室にはいつも様々な飲み物やドーナツが

山盛りに積まれ、自由に飲んだり食べたりできた。

もう20年以上も前のことだ。

優秀な精鋭の集まる中、ただ一人の日本人で女性の私。

緊張しつつも癒された♬

日本にはまだこのドリンク(中の紙袋に粉末があり熱湯を入れて飲む)は

一般には売られていなくて、私は大フアンになった。

(ダイエット・ダイエット)


私のこのドリンク好きは有名になり、出張した人のお土産の中には

必ずこのドリンクが含まれていた。

当時技術陣の女性は私一人だったこともあり、皆よくしてくれたなあ。


そんな時代を思い出しながら、心がぬくぬく、おいしく味わった。


ちっとも上達しないけれど、
あまり真面目ではないけれど、
いつかササッと上手に描ける日がきますように。
水彩画を辞めないでいる。










2022年1月30日日曜日

ペーパーレスへ

 今日は日曜日、描きかけの水彩画を仕上げる予定だったが、

その前に友人の勧めもあり、マイナンバーカードに健康保険証を紐付けて、

マイナポイントの取得手続きをしようと思った。

マイナンバーカードが、利用内容も含めて保険証として利用できれば、

とても便利になる。

医療内容がどの程度まで結び付けられるのかは、よくわからないが、

最初から種々のデータを入れるのは、現状ではあまりに危ういと思う。

最終的には(個人の自由選択によって)医療内容を記憶するようにできたら、

助かる。


国会議員やお偉い方々のお話を聞いていて、いつも思う。

「この人達こそ、プログラミングを学ぶべきだ!」と。

日本語はあいまいな表現が多いので、ビジネス向きではない。

言葉はその人の思考をコントロールする。

そういうこともあって、国際的に強い日本人をつくるために

小学生にプログラミングを教えようとしてるんだと思う。

遊びのようなものを教えても、時間の無駄だと思う。

教える目的は、論理的な思考、イエス・ノーで割り切って

論理や手法を進める思考方法の習得なのだから。

あいまい表現をわざと使ってはぐらかすのは、賢い大人の方法かもしれないが、

そんなテンポでは、世界からもっともっと後れを取る。

今回のコロナで、こういうことがより鮮明にあぶり出された。


マイナンバーカードを健康保険証として使えるようにしようとしていたら、

この2-3か月、諸書類の整理をしていないことに気が付いた。

怠惰な私。いらないものは捨てて、整理しなくちゃ!

医者や薬局の領収書、領収書以外の印刷物、郵便物や宣伝物の封筒や小冊子などなど

あっという間にテーブルの上がいっぱいになった。

中でも、市役所からの大切なお知らせの量に驚く。

このお知らせは、印刷されて一軒一軒に郵送され、受け取った側は内容に沿って

納付したり必要な対応をし、書類を分類して保存する必要がある。

私10年後、ちゃんと自分でできるだろうか?

「どこにしまったかしら?」と、探している自分を想像できる。

多くの印刷物により、印刷やさんには、さぞ多くの仕事が入ることだろう。


マイナンバーカードやネットですませれば、たくさんの書類はなくなる。

徐々にそうなっている。


年末に換気扇掃除を頼んだ会社は、予約から最後の納金まで、

すべてネット経由だった。テキパキと迅速に進められた。

書いたものは最初から何もない。ペーパーレスだ。

データはすべてパソコンの中(またはスマホの中)にある。

現状写真を送ったり、サインしたり、すべてネット経由だった。


セキュリティ問題をしっかりクリアし、被害にあった時の対応も万全にして、

マイナンバーカードで色々なことが済むようになりますように。

もちろん、ネットを使いたくない人のための手段は、必ず作っておくべきだ。


データの漏洩やプライベートを心配する人がいるが、

私たちのデータは、「その気になれば全部みられている」位に思っておいたほうがいい。

ネットを使った時点で、プライベートはないのだ。

私たちのインフラ(電気・ガス・水道)は、つまり、日常生活は、

すべてコンピュータの配下にあるのが現代なのです。

そうでなければ、このような時代、迅速に国民を守ったり、救済は不可能だろう。


三軒隣の家の庭になった鈴なりの
ポンカンを頂いた。
家の庭も、何か生産したいとは思いつつ。









2022年1月29日土曜日

梅の花

 半年近く続いた膝痛も、ほとんど収まった感がある。

油断はしないが。

ということで、脚を鍛えるために今日も短時間のウォーキング。

寒いがうららかな午後、やけに人が多い。

車の交通量も多い。

あ、今日は土曜日だった。

観光客が多いこと!もう家に閉じこもっていたくないのだろう。

気が付くと皆それなりにおしゃれをしている。

ムムム、私は超普段着のつっかけ姿。

着飾って(?)談笑しながら写真を撮る観光者の間を、

買い物かごをさげたり、犬の散歩をしたり、ランニングしたり、

地元民は一目でわかる。

ウォーキング・ファッション考えよう、私。

ちらほらと、梅が咲き始めていた。






2022年1月28日金曜日

命短し恋せよ乙女

朝一番の電話。

 「スケッチの会、退会させて頂きたいのですが」

スケッチの会のメンバーの一人から、

会計係の私に、会費のことで電話を頂いた。

「92歳の兄とやはり92歳の義姉が同時に介護が必要になって、

絵を描く余裕が全くないんです」

その方は、自分の家庭もあるのだが、という。

他に別の姉にも問題が・・・と電話は続く。

「兄には子供が三人いるんですが、全く頼れないの。どうしたらいいのか」

兄上はケアマネの力を借りて施設に入居、その妻は入院中でもうすぐ退院。

「どうしたらいいのか」

今や、どこにでも存在する問題だ。


70代の我世代も身体や心に少ししづつ変化はあるが、個人差もあるが

まだ自由に行動はできる。限界はあるが。

ほとんどの人に劇的変化が生じるまでには、あと少しだけ余裕がある。

同年代どうしで「今の内に」と、そのときに備えて心と環境の準備をしている。

とはいえ、なかなか進まないのが現状だ。


「もう片付けない!そのままにして、施設に移動するわ」という友人。

「絶対に施設には入りたくない、牢屋に入るような感じだもの」という友人。

「何も考えてないわ。資金準備もしていないし。

その時の状況に身を任せようと思うの。ケセラ・セラ!」と笑う友人。

ケセラ・セラと笑う友人が一番幸せそうだ。


今のうちにやりたいことをしましょう、

色々なことが、あまりできなくなるから!と言い合う。


今の私がしたいことは?

子供もいないので、お気楽ではあるが。

体力・勇気・資金・時間の限界を考えなければ、

半年くらいヨーロッパの文化の高い国に暮らす、

とか、

国内を車で放浪して、星の降る大自然の下でキャンプ&コーヒー。

どれも無理な願いばかり。一番の問題は身体的なことだ。

どれもピョンピョンはねてかけまわれる位の体力が必要。

まあ、したいことはしてきた。

人であふれ、出来合いを楽しむ観光地などにはあまり興味がない。


日々の身の回りのことや、家族や友人達との交流を楽しみ、趣味を磨き、

ちょっとおしゃれをして質素に生きる・・・満足満足

なかなか穏やかな老後だ、こうできれば幸せだろう。

いやいや、全てが決定したわけではないわ。

決めつけない事!


命短し恋せよ乙女









2022年1月27日木曜日

その女ジルバ

動画配信サービスを、時々見ている。

昨年テレビで放送されていた「その女ジルバ」というドラマをもう一度みた。

テレビドラマをほとんど見ない私だが、昨年偶然このドラマの

第一回目を見てとても面白く、最後まで全回を楽しんだ。

見るのは二度目なのに、またまた「とっても」おもしろかった。


「女は40歳から」「いいえ、60歳から」「いいえ、80歳から」

と、年増のホステスが活躍するバーが舞台である。

昼間は堅気の仕事をしながら、夜は傷を支えあってはじける。

女性と仕事、結婚適齢期と未婚、都会と田舎のくらし、

その人々の中心にいるママ(草笛光子)とマスター(品川徹)。

草笛光子は場違いな位美しく、着ている服も素敵だ。80代!

また、着物を現代風に着こなしてヒールを履いて登場する中尾ミエもよかった。

主人公(池脇千鶴)は40歳になり、配属された惨めな仕事の毎日の中で

人生をあきらめかけていた時、この高齢者バーに行きつく。

そこで宝石のような人々に出会い、本来の自分への力と勇気に目覚めていく。

女優江口のりこを発見したのも、このドラマだ。

原作(漫画)、脚本、出演俳優もベテランが勢ぞろい。

今のテレビドラマは、若い人の物語が中心だが(青いんだ!)

人生時間を経験してきた、若くない人々の深いドラマをもっと見たいものだ。


女ともだちの一人が新宿二丁目で、小さな会員制のバーを開いた時期があった。

そこで色々な人に出会い、楽しい時間を過ごしたっけ。

普通なら会えないような奇人・変人・有名人たち。

話の掛け合いのおもしろかったこと!色々なことを教えてもらった。

あの時代を思い出した。


コロナワクチンはまだしていない。

東京在の友人の中には、接種終了者もチラホラ。

私にはまだ接種券も届かない。多分来月。待っています。

日本語ボランティアはしばらくお休みになった。


N95マスクを購入した。
保存食も用意した。












2022年1月26日水曜日

春への準備

 歩いていると、木を伐採する大きなエンジン音が聞こえてきた。

音の方へ向かうと、近くの神社からだった。

広くはないけれど、年月を経た大きな古木がたくさんある。

松、イチョウ、梅、桜等々。

新芽が出る前の剪定のようだ。

大きなトラックには、カットされたたくさんの枝や葉が積み上げられている。

今日はとても寒いけれど、もうすぐ春なんだな、と思った。


いつも何気なく接しているこの神社だが、

地元の多くの人は神社の前を通るとき、手を合わせてお辞儀をする。

私がお参りしていたら、他に誰もいないはずなのに背後から大声がした。

「うれしい!あった~!」

中年の女性が、横にあった携帯を掴んで大喜びしている。

置き忘れたんだそうだ。

「私も以前、お賽銭を出した後、財布をここに置き忘れたことがあるわ。

1時間くらいたって気が付いて戻ってみたら、そのままあったんですよ」

そうなのだ。この神社の境内には、忘れ物を守ってくれる神力があるのです。


太古の昔に通じる池を覗いてみた。

今日は亀さんたちは姿を見せない。

厳冬だが春はもうすぐ ~

春になったら「原則閉じこもり」生活も変わり、

色々なことが前向きに動き出せますように!  


今年のお正月の写真です




2022年1月25日火曜日

コロナ、そろそろ

 コロナの感染者が増大している。

自宅療養者は全国で3万5千人を超えた。

パリやロンドンでは、自分の身近な人がどんどん感染しているという。

これから日本でもそうなるのだろうか?


少し前、通りを隔てた家に変化があった。

中年男性の一人暮らしで、近所付き合いもない家だったが、

突然1か月近く「閉ざされた家」状態になった。

閉ざされた間、どう見ても業者らしい一団が時々来ては

中を整えたり写真をとったりしていた。

「コロナにちがいない」「関わらないでいよう」が、周囲の態度だった。

コロナにかかると嫌われるようだ。そうなの?

クラスターが発生したある保育園は、閉園の噂がある。

行き過ぎのように思える。


自宅療養者からの注文を受けて、買い物代行業が盛んだ、というテレビ報道を見た。

都会のど真ん中にすみ、仕事も忙しい人たちだけの世界の話だといいのだが。

昔のように周りで助け合える、心や時間のゆとりある生活が懐かしい。

困った時、助けが必要な時、身近でクールに信頼して助け合える環境が大切だと思う。

クールが大切だ。


久し振りに鯵の干物を食べた。
干物が大好物の友人を思い出す。
頭からすべて食べてしまう、うれしそうに。
天国で元気ですか~。



2022年1月23日日曜日

公民館のお掃除

今日は、我が班の公民館掃除当番の日だ。

ここは古い保守的な町で、町内行事はずっとこの地で暮らす保守的な人たちが、

時には嫌われながらも熱心に続けている。


お正月・初日の出に海辺で火を焚き、甘酒やお汁粉配り、どんど焼き、

浜辺や公園の掃除、お祭り(年間の最大行事!) お彼岸の精霊流し、

ーよく知らない!色々とばしてー 年末のお餅つき

たくさんあります。


女性の地位には、明確な階級が存在していることを最近知った。

この町に嫁に来て、姑や古いしきたりに耐えながらも町内を嫌っている嫁と、

結婚しているか否かには関係なく、自分の家に居続けている女性の階級だ。

自分の家に居続けている女性を「家娘」というんだそうだ。

最上位に「家娘」が君臨し、最下位は「嫁」だそうだ。

私は「家娘」なんだわあ。


嫁だった母は、他の嫁と同様、町内が好きではない。

「町内行事などに出る必要はない。しらんぷりしていなさい」

と言われていた。かなり前の話だ。

若い近代女性が、内向きの狭い世界には関わるな という思いだったのだろう。


現在町内行事を取り仕切っている一人は、幼馴染の「家娘」である。

幼馴染の私は堂々と自由に、参加したりしなかったり、言いたいことは言っても

許してもらっている。

人生100年時代の今、私は自分の舵を地元志向にゆっくりと変更中だ。

昔からの行事もいいものだ、人々の意識も少しは変化している、

と思うようになってきた。


公民館のお掃除担当は年に2-3回で、あっという間に終了した。

普段ゆっくり話すこともないご近所さんと、楽しく交流した。

我家はバリアフリーにしてある。
この書斎の椅子に長時間座っている私は
座ったままビューっと移動する。
会社でもそうだったナ。
これが本当の「車椅子」(笑)


2022年1月22日土曜日

椿からの伝言

我が家の庭には、数種類の椿が植わっている。

その中でも、一番古くて大切にしているのは、

大きな赤い花の咲く日本原産椿(と思われる)である。

この鉢植えの椿を購入した時のことをを覚えている。

母と一緒に近くで開かれた植木市に行ったとき、母が購入した。

この鉢を選んだ母に植木屋さんが言った。

「花を咲かせるのは、ちょっと難しいかもしれないですよ」

母は

「絶対に咲かせて見せるわ!」と押し切って購入した。

当時30歳になりかかったのに結婚しない私のことが、家族の大問題だった。

ちっとも結婚しそうにない私に、家族は無理強いはしなかったが、

口には出さなかったが、心の中では、幸せを願い心配をしていた。

私にも、その気持ちは痛いほどわかっていた。

何も言わなかったけれど、母は椿の開花に「願」を賭けのだ。

私は勝手にそう思っている。

数年後、その椿は見事に開花した。


しかし元々従来的な結婚願望もなく、世界の舞台を知ってしまった私は、

家に入るのは無理だった(当然ご縁もなかったが。フフフ)。


椿はあの世からの伝言という意味もあるという。

昨年から、椿の伝言が盛んになりだした。

この赤い椿の横に、年に1-2輪しか咲かない八重椿がある。

昨年突然20輪近くの花が咲いたのだ!一輪一輪は小ぶりの八重椿が。

今年ももう4輪も、小ぶりなのが咲いている。

蕾もたくさんある。


何の伝言なんだろう。愛に満ちている事は確信できる。


あしひきの 八峰(やつを)の椿 つらつらに 

  見とも飽かめや 植ゑてける君      大伴家持


日本原産のつばき
我が家のと同種類













開花に気付くのが遅れました。
ごめんなさい。








2022年1月21日金曜日

寒い日

 今日は今年に入って、一番寒い日だ。

起床して、ヒトケも暖房もすべて切ってある階下に二階から降りていくと、

階下の気温は5度だった!

こんなに低い気温は記憶にない。

久し振りに予定のない日、冷蔵庫の整理をしながら、

料理をたくさん作ってストックしておこう。

社会人だった時は、「お家料理をいつも」なんて夢のまた夢だった。

今は、何と贅沢な時間をすごしているんだろう。

買いすぎてしまい残っている野菜類を中心に料理して、

一部を冷凍した。

自作料理の詰まった冷蔵庫をみて、大満足です。

台所の熱で、寒さはどこかに飛んで行ってしまった。


夜、ふと気が付いた。

私はこの1か月近く、庭の直物に水をやっていない。

鉢植えも多いのに。でも枯れた子はいない。

ごめんなさい、明日ね。

きれいな椿が開いていた。

ヤッホー
君たちは身一つで世を渡る
何も所持しないし悩みもない
スナフキン









2022年1月20日木曜日

マスクの下は

 月一回のスケッチング・ウォークの日。

寒い季節と暑い季節は、室内で行われる。

今月と来月は寒いので室内だ。

コロナでお休みの人も多く、それでも20名近く集まった。

この会は、「放牧状態」と言われ、我らは放牧された動物である。

目的の場所に到着したら、好き勝手な所で好き勝手に風景を描く。

放牧仲間には、プロ級の絵の達人達もいるし、先生もいるし、超初心者もいる。

好き勝手でバラバラがいい。

達人たちは、教えるのが大好きである。

先生がたくさんいるので、とても勉強になる。

この会のおかげで、知らなかった近郊の散策場所を色々知ることもできた。

私の故郷には、山、海、森、旧跡、たくさんの風光明媚な場所があるのだ。


今日は放牧仲間の仲良し一匹と、絵を早めに切り上げて(自由である)

お茶することにした。積もる話もあるし。

「先週書道のお稽古の後、お昼に行ったの」と友人。

「マスクを外した皆の顔をみてびっくりした。シミやしわが凄いの!

こんなに年取ってた?って」

「私たちも同じよ!マスクの下は、お化粧しないですんでいるからね」

私も2年以上お化粧していない。

ラクである。いかん。


久し振りのチョコパフェ!












見慣れてきた風景

コロナの先行きが見えてきた、と思うのは楽天的過ぎかもしれないが。

もう社会人ではない年代の私には、この2年半の閉じこもり生活は、

淡々とした日常となっている。

子供や孫はいないので、なおさらだろう。

社会人や子供のいる家庭は、さぞ大変な日々だろうと案じる。

仕事も家も失った人をテレビなどで見ると、何とかできることはないかと焦る。

そういう人々を思うと無責任ではあるが、人間は慣れるものだ、と思ってしまう。

レストランではパーティション、口に物を入れたらすぐにマスク、

運動にいくと、運動器具を使用する毎に、係の人が消毒液片手にすぐに殺菌処理。

真冬の今でも、どこも窓がそっと開かれて換気に注意している。

いつもなら人が溢れている駅周辺、観光の名所、旧跡、公園、デパート、

どこもガラガラだ(わが地方は)。

マスクを付けた人々は大声は出さない。だから静か。

たまに多くの人がいたとしても、コロナ以前と比較すればガラガラ。

開花し始めた梅の林の風景も、陽光溢れる公園のベンチやテーブルも独り占めする。

人が少ないのはいい!静かなのはいい!


人って慣れてしまえるのよね。

ルンバ(自動掃除機)、君はいてもいいけれど、いないほうがスッキリするかも ごめん。

神社の鈴も、紐は皆で触るので、コロナ感染防止のため出されていない。

人々は紐なしでもやってゆけてる。


神社の手水舎も使用禁止






2022年1月18日火曜日

それぞれの人生

週1回 1時間半の 日本語ボランティアの日だ。

1対1で教える。教える手法の統一規格はない。

講師はある程度の講習を受けた後、自分のやり方で自由に教える。

結果、講師によってばらつきもある。

反面、ボランティアでもあるし、自由に教えられるので私には面白い。

英語を学んだ時の色々を思い出しながら、遊びや日本の生活の色々も

交えてやっている。講師として、予習は必須である。


私が日本語ボランティアをはじめた理由のひとつは、

以前にいた環境のように、様々な国の価値観の人とも接したいと思ったからだ。

私が慣れている英語圏の人々はほとんどいないけれど、

色々な価値観に触れるのは楽しい。


先月から新たな中国人を教えている。

中国人を教えるのははじめてだ。

だんだん慣れくると、その人の人生の一端を垣間見る。

母国を離れて日本に住んでいる。日本語を勉強している。

それだけで、普通より野心や冒険心のある強い人達だと思う。

若い人は、日本語を武器に自分の未来を切り開こうとしている。

日本人と結婚して憧れの日本にきた女性は、現実との差にぶち当たり、

人生の再挑戦を試みている。

若くない人も、人生の時間が長いぶんだけ、ここにたどり着くまでの物語がある。

それぞれの一度だけの人生を、垣間見せて頂いている。


久し振りに大好きなキッシュを作った




2022年1月17日月曜日

ともだち

社会に出て以来の親しい女友達が、明日施設に入居する。

高齢者施設に入居するほどの年齢ではないが、認知症になってしまった。

世界中を飛び回る、スーパー・キャリアウーマンだった。

性格も見た目も、そういう冷たい感じからは遠い、愛嬌者だ。

学校卒業後入社した会社で一緒だったが、彼女は2年少しで会社を辞め、

シベリア特急経由で渡欧した。

当時海外旅行は一般的ではなかったし、若い女性が1人で渡欧するのは

稀なことだった。

横浜港に大勢で見送りに行ったことを思い出す。

海外での勉強や経験は、帰国後仕事で見事に花開いた。


認知症というのは、進行が本当に進むと過去はすっかり忘れてしまうという。

記憶がなくなったら、その人ではなくなるのでは?

そんなことを思いながら、彼女と電話で話していると、

いつもどうりの聡明な受け答えが、ポンポンと返ってくる。

まだ彼女はいる! うれしい。


自分も含めて、いずれは同世代の家族や友人の変化を見ることになるだろう。

今この時を、本当に本当に大切にしよう、

感謝や愛の言葉を伝えておこうと想う。


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出歩かない日は、膝に無理のない距離を歩く。

今日はスケッチ・ブックを持参して、途中でスケッチした。

スケッチした絵の掲載ははばかられるが、その風景の写真を下に。









2022年1月16日日曜日

ドンド焼き

 昨晩から未明にかけて、津波警報やスマホの警告ブザーが繰り返されて

眠っては起こされ、の繰り返しだった。

結果、朝寝坊。

起きたとたん、大太鼓の音が町内に響き始めた。

オオッ!

「津波のお祓い祈願であろうか」と私は外をのぞく。

町内の中年が10人位、大太鼓を中心に揃いの装束を身に付けて歩いてくる。

聞いたら「どんど焼きが始まります」とのこと。

そうだった、ドンド焼きの日だった。

町内の行事や昔からの風習には無縁の私だが、今年は参加するつもりだった。

ドンド焼きとは、神聖な火による浄化の力で

「1年間の災いを払い、豊作や商売繁盛、無病息災、子孫繁栄を願う」行事だ。

お正月のお飾りを手に、海の近くの公園に向かった。


海は見なかったし、見えなかったけれど、津波に関しては

話題にもならなかった。


持参したお飾り類を火に投げ込み、長い竹の先にさしたお餅を焼く。

初めて参加した私に、町内の人々や幼馴染がお餅の焼き方など教えてくれた。

「食べてみて」と言われ、途中でつまんだお餅のおいしいこと!

さあ、今年も新たに進んでいこう。

火の周りはとても暖か















竹の先のお餅を火にかざして焼く














私が焼いて持ち帰ったお餅。
とってもおいしかった!






2022年1月15日土曜日

星月夜

 薄暗くなったので二階の雨戸を閉めに行ったら、

ベランダに朝干した洗濯物がそのままはためいていた。

あら~!   

室内用のスリッパからベランダ用のサンダルに履きかえ、

屋根の外に出た。

(我が家のベランダはちょっと広くて、手前半分には屋根がある)

キンキンの冬の空、煌々と輝く月、空は澄んでどこまでも高く、

冬の星座が総出演だ。

細かく細かく瞬く光を、凛とした気持ちで見入る。

生まれてきてよかった! 何て突然思ってしまった幸せ。


メアリーポピンズが
通り過ぎたような・・・





2022年1月14日金曜日

パソコン講座

2~3月に開かれるパソコン講習会の説明会が、午前に行われた。

講師の一人である私も出席した。

コロナの先行きが不明な現在、受講生も講師も

いつもより少ない人数の今期だ。

この講習会は、週1回行われ、受講者は各自、自分のスキルや目的に合わせた

ペースで学んでいく。受講生2名に講師が1人付く。

受講生は、はじめてPCに触る人から、いつも使用している人と様々である。

テキストのレベルは高いので、すべてマスターできる人は稀だが、

休憩時間がきても、ほとんどの受講生は席を立たない。

熱心なあまり、休憩を忘れている。学ぶのが面白いのだ。

その他にITコース、画像処理コース、はがきコースもある。


テキスト以外のことも、要求があればばなんにでも対応する。

WindowsもOfficeもバージョンがどんどんアップされている現在、

講師はここ10年以上の、Officeのヴァージョンへの対応が必要になる。

結果、講師はいつも勉強する必要がある。

好きでなければ、奉仕精神がなければできない。


今日も心から思った。

辞めようと思う事もあるが、パソコン講師をした時が気持ちが一番充実する。

それは、パソコンとは次元が異なるとはいえ、コンピュータ業界で仕事をしてきて、

どこか共通点があるからだろう。講師仲間との接触も含めて。

他のお稽古やボランティア、運動、旅行、何よりも生き生きできる。


あまりいい事とはいえないだろう。

そうではなくて、高齢者の引退生活が一番幸せでほっとするのがいい。

部屋を飾り料理に手をかけ、庭仕事に幸せを感じるようにいつかなるだろう!


何度見てもこれぞ英国映画
日の名残り

















2022年1月9日日曜日

リトル・ダンサー

1月いっぱい、U-nextのお試し期間を経験している。

たくさんの映画やTV番組見放題というシステムだ。

お正月は暇だろうと契約したのだが、まだあまり見ていない。


 友人の勧めもあり、映画リトル・ダンサーを見た。

ミュージカルにもなった話題の作品だが、私はよく知らないまま興味もなかった。

炭鉱の町が舞台の地味なイギリス映画、と思ったが。

さすが英国、饒舌さを控えた深い深い物語りだった。

圧巻のラストシーン、最初見た時は驚愕し、2度目に見た時は涙が出た。

ネタばれになるのであまり書けないが、この作品はたしか

子供たちの夏休みのお勧めミュージカル作品として、

宣伝されていた記憶がある。

子供が見ても真の意味はわからないだろうに?

多分、日本の多くの大人もそうかもしれない。

その意味があるからこそ、この話が深い深い物語りになってゆくのに。

その部分がないと(理解できないと)単純な物語にすぎないのに。

ミュージカルは、ダンスシーンを盛り上げるなどして、

かなり変えてあるのかもしれない。違う物語りになる。


父親役のゲイリー・ルイスという俳優の名演技に心を打たれた。

息子自身がまだ気づかない彼の将来、葛藤も苦悩もあるだろうと案じながら、

息子をひたすら愛する炭鉱夫。素晴らしい演技だった。


久し振りにいい映画を見られた。

私は自分が好きな映画や演劇、ミュージカルや本に出会うと

どんな状況にいたとしても、いやなことはすべて消滅し、

その感動で幸せな日々を過ごせるタイプだ。

願わくば、どんなに高齢になっても、感動し続けたい。

そうできれば、老いを楽しく過ごせる。


ロイヤル オペラ ハウス
ロンドン




2022年1月5日水曜日

笑顔でいる

新年、年のはじめを、ワクワク・キリリと

「今年は!」と新たな気持ちで迎えたものだが、

今一つ、今年はお正月気分のないコロナ環境である。

とはいえせっかくの節目、今年の目標をひとつ、掲げましょう。


それは「笑顔でいる」こと!


私は「笑顔がいい」と何度か言われたことがある。

滅多に褒められないので、覚えている。

何人かの人から何回か言われたので、信じることにする。


何があっても笑い飛ばそう!

笑顔は幸せをはこんでくる。ウンウン。









5年日記をつけているが、昨年で5年目が終了。

次の5年日記を検討中のまま年を越してしまった。

数日以内に入手しなくては。

この5年をざっと読み返してみる。

次の5年は、どういう物語り色に染まるだろう。

「これからの年齢には、いい事なんてぜったいない!」

と言い切る友人。

見方を変えて、趣と品格のある自分色に染められたらなあ。   

今日から筋トレ開始
トレーニングルームから見える富士山は
輝いていた







2022年1月2日日曜日

今日

 お正月2日目というのに、特別な気分はない。

駅伝をのぞき、近くの神社にお参り、おみくじ、お札購入と、

例年のように行動し、例年のように時間が過ぎてゆく。

駅伝に、例年ほどには熱中できない自分がいる。

でも声援の大きさは誰にも負けない。

そういえば、いつもは駅伝の途中で大学時代の友人たちから連絡が入るのだが、

今年はだれからも連絡がなかったし、私もそれが気にもならなかった。

コロナのせい?いやそれだけではない。これが年齢だろうか。

寂しい。

まわりがいやに静まり返っている。

それが平気な自分。

午後はPCヘルプに近くの友人に呼ばれたり、着物の下着の準備をしたり、

遠い国の友人や身内とのライン数通。

あっという間に深夜である。


年賀状をいつまで続けるか迷う時もあるが、年に一度の懐かしいやりとり、

大切にしようと思う。

というように、特に何もなかった一日。

静かで穏やかな一日。大切な一日。


かめ~~~おめでとう


参拝者の列



2022年1月1日土曜日

2022年の年明けです!

 明けまして

 おめでとうございます。

年末は家事や年賀状準備で、忙しく過ごしていた。

コロナの終息はまだまだ先のようで、色々なことは、

あまり考えないようにしている。


元旦、私は寝坊していたが、近くの海は初日の出を拝む人々でにぎわう。

明日は箱根駅伝で、ヘリコプターも飛び交い

賑やかなことだろう。


元旦・初日に映える富士山
(友人撮影)



お盆休み

ちょっとはちゃめちゃな1週間だった。 お盆休みでいろいろなことがお休みになり、 人々の多くは「家族行事」の週だ。 少なくなってはいるが、子供や孫を迎える、 というのが昔ながらのスタンダードな平和風景だ。 特に予定のない私は、絶対に家の整理!絵も描きたい!と思っていたのに、 抜本的...