2022年1月9日日曜日

リトル・ダンサー

1月いっぱい、U-nextのお試し期間を経験している。

たくさんの映画やTV番組見放題というシステムだ。

お正月は暇だろうと契約したのだが、まだあまり見ていない。


 友人の勧めもあり、映画リトル・ダンサーを見た。

ミュージカルにもなった話題の作品だが、私はよく知らないまま興味もなかった。

炭鉱の町が舞台の地味なイギリス映画、と思ったが。

さすが英国、饒舌さを控えた深い深い物語りだった。

圧巻のラストシーン、最初見た時は驚愕し、2度目に見た時は涙が出た。

ネタばれになるのであまり書けないが、この作品はたしか

子供たちの夏休みのお勧めミュージカル作品として、

宣伝されていた記憶がある。

子供が見ても真の意味はわからないだろうに?

多分、日本の多くの大人もそうかもしれない。

その意味があるからこそ、この話が深い深い物語りになってゆくのに。

その部分がないと(理解できないと)単純な物語にすぎないのに。

ミュージカルは、ダンスシーンを盛り上げるなどして、

かなり変えてあるのかもしれない。違う物語りになる。


父親役のゲイリー・ルイスという俳優の名演技に心を打たれた。

息子自身がまだ気づかない彼の将来、葛藤も苦悩もあるだろうと案じながら、

息子をひたすら愛する炭鉱夫。素晴らしい演技だった。


久し振りにいい映画を見られた。

私は自分が好きな映画や演劇、ミュージカルや本に出会うと

どんな状況にいたとしても、いやなことはすべて消滅し、

その感動で幸せな日々を過ごせるタイプだ。

願わくば、どんなに高齢になっても、感動し続けたい。

そうできれば、老いを楽しく過ごせる。


ロイヤル オペラ ハウス
ロンドン




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