1月いっぱい、U-nextのお試し期間を経験している。
たくさんの映画やTV番組見放題というシステムだ。
お正月は暇だろうと契約したのだが、まだあまり見ていない。
友人の勧めもあり、映画リトル・ダンサーを見た。
ミュージカルにもなった話題の作品だが、私はよく知らないまま興味もなかった。
炭鉱の町が舞台の地味なイギリス映画、と思ったが。
さすが英国、饒舌さを控えた深い深い物語りだった。
圧巻のラストシーン、最初見た時は驚愕し、2度目に見た時は涙が出た。
ネタばれになるのであまり書けないが、この作品はたしか
子供たちの夏休みのお勧めミュージカル作品として、
宣伝されていた記憶がある。
子供が見ても真の意味はわからないだろうに?
多分、日本の多くの大人もそうかもしれない。
その意味があるからこそ、この話が深い深い物語りになってゆくのに。
その部分がないと(理解できないと)単純な物語にすぎないのに。
ミュージカルは、ダンスシーンを盛り上げるなどして、
かなり変えてあるのかもしれない。違う物語りになる。
父親役のゲイリー・ルイスという俳優の名演技に心を打たれた。
息子自身がまだ気づかない彼の将来、葛藤も苦悩もあるだろうと案じながら、
息子をひたすら愛する炭鉱夫。素晴らしい演技だった。
久し振りにいい映画を見られた。
私は自分が好きな映画や演劇、ミュージカルや本に出会うと
どんな状況にいたとしても、いやなことはすべて消滅し、
その感動で幸せな日々を過ごせるタイプだ。
願わくば、どんなに高齢になっても、感動し続けたい。
そうできれば、老いを楽しく過ごせる。
ロイヤル オペラ ハウス ロンドン |
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