2021年12月24日金曜日

メリークリスマス

 今日はイブ

昨日から、ラインに楽しいクリスマスの動画が送られてきている。

楽しくなって、つい友人たちに転送してしまう。

それにしても、ネット上は別として、静かなクリスマスだ。

コロナだし、一人暮らしだし、「クリスマス・イブ 特別な日!」は

どこにいったのだろう。まあ、年齢もあるけど ネ。

家の周辺はシーンとしている。


ディナー(ムフフ)は、クリスマス・チキンをメインにした。

食後、近くの友人の家で「クリスマス・おしゃべり」を楽しんだ。

暖かい夜である。


メリークリスマス!

世界が平和でありますように!

おいしかったです@自作


今年の推し

 以前SNS で垣間見た投稿の、気になる一節が思い出される。

 ー 昔読んだ旧ソ連時代の本の中に、こんな記述があった。

   高齢者たちを郊外の同じような庭付きの家に住まわせている。

   そこで野菜でも育てて暮らせというのだ。

   そんな夢のない生活を強いられるなんて、何とひどい国か!

 投稿者は続ける。  

 この状態は、今の日本人の高齢者からみれば、

 自分達よりずっと恵まれているのではないだろうか?


確かにそうもいえるかもしれない。

旧ソ連の人々は(どういう人なのかは不明)高齢になると

庭付き一戸建ての環境を支給されるなんて!

環境が均一化されて決められているのでは、確かに「夢」はない。

とはいえ、今の日本の現実を見回すと、高齢で持ち家も生活のゆとりもなく、

現在と少し先の生活が成り立つか、不安な人がたくさんいる。

「夢」が持てない事を嘆くのは、贅沢なことかもしれない。

人生100年という長さを考えると、高齢者の将来の不安は増す。


高齢者とは、経験と知恵を集積した、目先の利益などに無関係な

大きな存在でありたい。

最近の高齢者問題は、すべてお金お金で情けない。

***********************************

今年の私の「押し」の言葉  by 倉本聰

***********************************

金なんか望むな。

幸せだけを見ろ。

そして謙虚につつましく生きろ。


都会は無駄で溢れ、その無駄で食う人々の数が増え、

すべては金で買え、人は己のなすべき事まで他人に金を払いそして依頼する。

他愛ない知識と情報が横溢し、

それらを最も多く知る人間が偉い人間だと評価され、人皆そこへ憧れ向い、

その裏で人類が営々とたくわえてきた生きるための知恵、

創る能力は知らず知らずに退化している。それが果たして文明なのだろうか。

『北の国から』はここから発想した。

―――― 以上 ――――



現役を終えた私たち世代は、それでいい。

蔓延している価値観から解き放たれ、本来の自分になれる。

現役世代の人たちよ、圧死されないようにと願う。

2021年12月20日月曜日

チンチン電車

 64年の時を超えて、子供時代のうっすらとした記憶の物体が、

大好きだった大きな物体が、目の前に横たわっていた!

それは、昔この町を走っていた路面電車だ。

チンチン電車という愛称で呼ばれていた。

(だれもその名詞をヘンとは思わなかった!)

電車が発車するとき車掌さんが上から下がっている紐をひくと、

引かれた紐が天井を伝わってベルを揺らし

「チンチン」と鳴るのだ♬


この町の中心地を走っていて、私たち子供は親に連れられて乗っていた。

高い乗車階段を引っ張り上げられて登り、お金を払う、チンチンと出発だ。

いつも満員だった気がする。

この電車と数年前に亡くなった像のうめこさんは、子供時代の大きな思い出だ。

65年前にこの地での仕事を終え、長崎で利用されることになった。

長崎で64年間も走り、お役目が終わり、多くの人の協力によって、

生まれ故郷のこの地に帰還したのだ。


今月のスケッチの会の集合場所は、その電車が展示してある広場だった。

私はよく通るのだが、多忙につき横に見ながら通過していた。

今日はゆっくり再会しよう!

高い乗車階段を、今では膝痛の私が「やっこらしょ」と登る。

運転席の上の紐を引っ張ってみる。

チンチン

鳴った!

「母ちゃんとよくのったなあ」

元男の子は、子供時代の言葉に戻りはしゃいだ声で叫んでいる。

座席に座ったり、運転装置に触ったり、子供時代にかえって楽しんだ。

電車は思っていたよりもがっちりと大きく、広々としていた。

本物って思った。

こんなに広かったのね












おかえりなさい

電車で遊んだ後、スケッチに行きました






2021年12月11日土曜日

換気扇

 換気扇の掃除を頼んだ。

到着が遅れて、薄暗くなってやっとピンポーン。

玄関を開けると、ゆりやんレドリバーに似た、大きな若者が笑顔で立っていた。

両手に色々な道具が入ったバケツや入れ物を持ち、脇にはたくさんのシートを挟み、

首からは大きなバッグを下げている。

思わず吹き出してしまった。

「だいじょうぶ~」

我が家には余分な駐車場スペースがないので、近くの駐車場に車を置き、

そこから必要なものを手に持って来たのだった。


換気扇のお掃除は大変である。

クーラーの洗浄は器具を使って洗い流せるが、

換気扇はこびりついた油を、溶液につけたり、手作業でそぎとってゆくのだ。

6時に開始して終わったのはほぼ9時だった。

家に来る前は、浴室の清掃だったそうで、カビと水垢を落す浴室の掃除は

水素を使うので、ガスマスクのようなものを被って行うそうだ。

この子(27歳の若者ゆりやん)の作業を見ていて、来る時間が遅れたのが

よくわかる。

大変丁寧な仕事ぶりなのだ。きっと前の浴室清掃も時間をオーバーしたのだろう。

一人で黙々と何時間も作業する仕事だからだろう、ちょっと話しかけると

たくさん話しだす。

そこでわかったのは、彼はこの近くで育ち、この町の高校に通っていた。

高校では福祉部に属し、養護施設やお年寄りの施設をまわって

サンタクロースなどやった。高校にはつい最近まで恩師に会いに行っていた。

コロナの前は東京で飲食店をやっていたが、コロナで閉店した。

またいつかやりたい、と。

「でも、飲食店は気を付けないと冒険だよね。

だってその日に何人人がくるかわからない生活だから、不安定。

サラリーマンだった私はそう思う」と私。

こういう答えが返ってきた。

「儲けとかは気にしません。楽しくやれれば。常連さんがいれば問題ないです。

楽しかったなあ、いつも遊んでいるみたいだった」

また、今の若者は、あまりお酒は飲まないそうだ。

経済成長期、たくさんの収入を得てたくさん飲んだり買い物して

浪費しまくった我世代!


ゆりやんは一生懸命換気扇を磨きながら、とっても幸せそうな笑顔を浮かべていた。

夢がかないますように! かなうよ!

きれいになりました



首飾りみたい





2021年12月7日火曜日

クリスマス・プレゼント

クリスマスのシーズンがきた。

西洋人は、お正月よりクリスマスがメインだ。

そういう知人たちとの、カードやプレゼントのやり取りが忙しい季節だ。

英文の手紙も添えねばならないので、つい面倒になってしまう

(翻訳ツールよありがとう)。

とはいえ、以前に比べれば、本当に少なくなりました。


海外とのクリスマスのやりとりの起源は、中学1年生の時だ。

中学生になって英語を学び始めた時、楽天的な私は

もう英語をマスターしたような気分になった。

これで世界中の人と、直接やり取りができるんだ!と。

中学1年の初夏には「郵便友の会」を、この地にさっさと設立した。

私は興味が湧けば、それが人物であろうと組織であろうと、大変積極的に行動する。

当時はメールなどなくて「文通」の時代だった。

郵政省が中心になり、世界の子供どうしが文通でやりとりして友達になるという運動をしていた。

私はバーバラさんという2歳位年上のオーストラリアの女の子と文通を開始した。

その文通は10年以上続いた。私はすっかりオーストラリア通になっていた。

お互い20代終わり頃まで、文通は続いた。

やりとりした写真もたくさんある。

彼女からは学校の制服姿、家族の結婚写真、彼女自身の結婚式、

そして生まれた可愛い男の子の写真。

結婚式の衣装は手作りで、その布の切れ端も送ってきたっけ。


私は彼女への手紙を日本語で書く、どんどん書く。

父がそれを英語に訳し(父は絶対に楽しんでいた)

私たちおしゃべりな女の子は、膨大な量の文通をしていた。


クリスマスは、お互いにプレゼント交換の時だった。

色々な部分で、「手作り」「心がこもった」「義理や無理のない」

素朴ともいえるうれしいやりとりだった。

彼女から送られたもので覚えているのは、

「手作りのテーブルクロス」とか「手作りの帽子」そして色々なアクセサリだった。

私は「赤毛のアン」の世界だわ、と思った。

私は英文のカードの書き方や、海外へ発送する贈り物のあれこれを、

彼女のおかげでたくさん経験できた。


それから何十年、私はこの季節、いつもクリスマスカードやプレゼントを

海外に送り、私も頂いている。

今年のプレゼントのやりとりの相手は、一人だけだ。

今年は簡単だわ!とほっとしたのもつかの間、

今年から、「海外への輸送システム」が変わり四苦八苦。

やっと終了したところだ。

今年から、海外になにかを送るには、
IDを作り登録する必要がある。












今年の贈り物

2021年12月4日土曜日

読書

お天気のいい冬の日の午前中、家にいる時は、

ベランダを中心に、2階で過ごすようにしている。

全身で陽光を浴びていると、命の源にエネルギーが注がれているように感じる。

椅子に座ったりマットに寝転がったりして簡単な運動をしたり、

本や新聞を読み、ネットで調べ物をしたり、

至福の時間だ。

やがて汗ばんできて、上着を一枚脱ぐ。


陽光の中で、久しぶりに日本の文学雑誌の小説を読んだ。

私が日本の小説を読むのは、本当に稀なことだ。

で、今日読んだのは若い人の短編で、なかなか面白かった。

小説としてというより、スマホを使った追跡手段の説明に興味を持った。


物語りは、ネットでしか知らない匿名の人物に事件が発生し、

数人の仲間と共に、その居場所を探し当て、事件を未然に防ごうとする話だ。

自分は本名も住所も知らない相手を、ネットに公開されている様々なデータだけを元に、

特定していく。一種のゲームである。

ネット上の知り合い数人が、心一つにネット内を探ってゆく。

好意で結ばれた仲間、とはいえ、お互いに本名も顔も何も知らない。

深入りしない関係、その時点での共通点で結ばれている。

この繋がり方も現代的でいい。


YouTube GPS チャット ブログ 街のカメラ情報 などを駆使して

素人のベテラン達が目的を追っていく。

作者のことは知らないが、男女の差異もなく、たわわな胸に憧れてもその気持ちは

我が世代のオヤジやオババの動物的な匂いはせずに、どこかメルヘンチックで清潔だ。

小説としてはどうなのかわからない。


小説は人間を書くものだと思うが、テクの使い方を経由して人間を書く時代なのかしら?

と言うことは、半分はテク。

いずれにしても世界はどんどん変わっているのだな。


お城の庭では忍者ショウを上演中







2021年12月3日金曜日

私のペット

ペットを持たない私は、一人暮らしの今、パソコンはペットのように思える。

 今まで、何台パソコンを使ってきただろう。

個人的に最初に購入したのは、出張用に急遽準備した

Compaq(現在はHPに吸収された)のノート型PCだ。

約30年も前の事。

思い出が深くなかなか捨てられなかったが、

昨年ついに画面が剥がれてきたので、廃棄した。


30年前の私の夢のひとつは、車にPCを積んでどんな場所のオフイスでも、

海辺でも山の中でもPCを使うことだった。

ファッショナブルなスーツを着て、ワイン色のアタッシュケースを手に。

当時、米国の同職女性たちを見てそう思ったのだ。

私はまだ車の運転ができなかった頃だ。

当時ひとつひとつのPCは線でつながれ、

その線を通じてデータが移動される時代だった。

無線化なんて考えられなかった。


現在は海辺でもどこでも、移動しながら、PCやPC化したスマホを使って、

会話も音楽も動画さえもやりとりができる。

私も運転するようになり、夢は完璧に現実となった。

そしてこの年齢になって得た自由は、夢以上のものかもしれない。

そう思うべきだろう。


たくさんのPCを使い変えてきた。

今も廃棄すべきPCが2台ある。

故障もしていないしちゃんと動くのだが、最新のOSには厳しいのだ。

メーカーのOSの更新は暴力的である。


現在の生活の中で、一番の友人かもしれないPCたち。

それらは私のロボット型のペットなのだ。

とはいえ、そろそろ私も本当の命を持ったもっと曖昧な心のある、

深い生命知能に接した方がいいのかもしれない。

そんなことを思う今だ。


ハロー






2021年12月1日水曜日

12月です!

朝、ベッドの中で暖かさにくるまれてヌクヌクしていた。

「あ、今日から12月。そしてクリスマス、お正月もすぐだわ!

コロナの今年も、何の区切りもなく過ぎていくのだろうな」

外からの風の音がすごい。昨晩は雷と風雨の音で何度か目が覚めた。

こういう冬の日は、家の中にいるのが一番。

今日は運動レッスン日だが、休むことにした。

ベッドの中で 極楽・極楽。

夢うつつに、年末年始のことを考えていた。


知り合いの中には、gotoを利用して

「今だ!」とお得な旅行計画をたてている方々もいる。

私はそんな気分はない。

そういう人々がワイワイ集まる所には、もう行きたくはない。

最近は、初日の出も見に行かなくなった

(すぐそばの海は初日の出スポットなのに)。


そしてお歳暮。

私は人との物のやり取りが大変苦手だ。

日本の社会人としては、常識が欠けているようだ。

物のやり取りは、膨大な時間とエネルギーが必要になるかわりに、

仕事や人間関係に深く影響を与える。

金銭で、人間関係を作っているように感じてしまう。

そういう事を多く経験したし見てもきた。

だからなおさら、高齢になった今、もう卒業したいのだ。

純粋なやり取りならうれしいけれど、それも習慣化すれば私にはきつい。

以前、樹木希林さんが、頂き物を一切受け取らずに断わっている画面をみた。

断わられたほうは傷つく。好意をつっかえされたのだから。

しかし、断る方がその何倍も気苦労するものだ

(樹木さん位になれば平気でしょうが)。


何年も何年も努力して、やり取りの数を減らしてきた。

物のやり取りがいやで、付き合いを絶った人もいる。

「贈り物」は日本の心の文化、伝統なのだが、

慣例的なもののやり取りは、もう卒業したい。

そう思いつつ、ご厚意溢れる先方の笑顔を思うと、なかなか断れない。


智に働けば角が立つ。

情に掉させば流される。

意地を通せば窮屈だ。

とかくに人の世は住みにくい。


ネッ!











2021年11月28日日曜日

まだまだ膝

膝痛の話ばかりで恐縮だが、私とまさに同じ状態の友だちがいる。

私のほうが4ヶ月早く産まれたが、同い年だ。

膝をかばいながら、私とそっくりな歩き方の彼女を見た時、

私かと思ったほどだ。

元気な我々は早く治そうと、焦っては失敗を繰り返している。

彼女は最近強烈な膝強化運動をしていたら、骨がボキッと音がしたそうで、

今は激痛に耐えている。痛み止め注射を打ちながら。

私はベランダストレッチをはじめて、今日で4日目。

おっとりやっているつもりだが、少しやりすぎたかな?

痛み出してきた夜である。

手加減するって難しい。何事も。


私の大好きなクスノキです。
よくハグします。
左下の二頭の馬は昔メリーゴーランドで走っていました。
抱きついて乗っていた子供時代の私たち。
私の仲良したちは、お城の敷地内にいます。


2021年11月27日土曜日

みかんの季節

 ベランダ体操3日目もしっかりこなしてから、みかんを買いに行った。

あるみかん農家が庭先で販売している、無人店舗へ向かう。

ここには、この地独特の少々酸っぱくて(それがいい!)

味の濃い、昔ながらのみかんが売られている。

最近のみかんは、やたら口当たりがよくて甘い。

あまり私の好みではない。

私はこの酸っぱいみかんが一番好き!

みかんの他に、ゆずやレモンなどの柑橘類、里芋、しょうがなど

季節季節の採りたてのものが、並ぶ。


味も価格も満足なので、自宅から車で15分、ちょっと遠くても車をとばす。

遠くに相模湾や大島を望みながら、紅葉の山道を走る!

展望がよくて、大好きな道。

新鮮な空気の中、心が広く大きくなる。


すずなりの


秋の花











2021年11月25日木曜日

自主トレ

 トラブルのある膝に、また問題をおこしてしまった。

ちょっとだけれど。

というわけで本日午前中、太陽光溢れるベランダにマットを敷き、

体の修復のために、たっぷりと自主トレ、自主メンテをした。

こんなに自由時間がとれることは、何と幸せなことだろう。

今の時間は神様からの贈り物、大切に楽しもう。


膝や腰問題、長引くなあ。

しかしこの部分をある程度解決しないと、次のステップに行かれない。

高齢者なんだもん!しばし我慢・焦らずに!

太陽の溢れる光の中で、横になって体を伸ばすのは何と気持ちがいいことか。


遠くからトンビの泣き声がする。

陽光下で簡易朝食
コーヒー・緑茶・ヨーグルト(蜂蜜・バナナ・きなこ)



2021年11月24日水曜日

白波

筋トレ・レッスン(運動レッスン)の後、今日も海へ向かう。

冷たく強い風が吹く日で、人影はほとんどない。

暖かい車の中から、広大な空、海、砂浜を見つめる。

海中に潜っていたらしい若者が、上半身裸で海中から現れた!

何と元気な事!

強風にあおられて波の白い飛沫が飛び散る。

ぼーっと眺めていた。


松原惇子さんの著書を2冊、立て続けに読んだ。

「孤独こそ最高の老後」

「老後はひとりがいちばん」

若い頃、彼女がカウンセラーをしていた頃、友人の小さなバーで

会ったことがある。その後も。

本のタイトルにも表れているが、一途な思いで一刀両断に突き進む

行動力に富んだ人だ。

この本も、綺麗事ばかりでなく等身大で書かれていて

好感が持てる。

一人の良さはよくわかるわよ、揺るぎなくわかる、私。

とは言え、誰もがあなたのようには強くないのよ、松原さん。

最高齢間近の今だから、心構えの今だからでしょう。

ペットの猫の存在が大変な癒しになるらしい。

ちょっと心惹かれる。



2021年11月22日月曜日

オペラ

 そのつもりはないのに、このブログは毎日、しっかりと

シルバー・ライフそのものである。

少しは別のことを書こう。

今日はオペラの話題です。


日本では、オペラは気軽に行くには敷居が高い。

いつも上演されているわけでもないし。

ミュージカルは、オペラから生まれた舞台。

私はどちらも大好きだ。

コロナ下で舞台関係の人たちは仕事が激減した。

なかなか大変だ。

そのような背景事情もあり、この地出身のプロのオペラ歌手を中心に、

昨年からオペラが上演されるようになった。


今晩はその練習を垣間見る(聴く)機会があった。

素晴らしい宵だった!

歌手の方たちは、どこか品があり美しく思える。

音楽が本格的にできるって、何て素晴らしいんだろう!







2021年11月21日日曜日

穏やかな日曜日

 穏やかな日曜日。

近くの友人から、パソコン操作のヘルプに呼ばれた。

同年代の話題、お互いの友人の話題。

体調の変化があるものの、それでもまだまだ終わっていない我らの年代。

たくさんの刺激と勇気と「年齢相応」を思う時間だった。


ブランデーの香り高い手作りのブラウニー、美味であった。


全て世はこともなし♬

譲られたこの座椅子
腰にとてもいい☆



2021年11月20日土曜日

腰椎すべり症

 昨日、高齢化が進む私の肉体に新たな問題が発見された。

腰椎すべり症。これが時々くる腰痛の原因らしい。

初めて聞いた名称だ。

やれやれ、膝痛・腰痛、あなたたちは確実に現れましたね。

私はとても健康で若く、少し前までは加齢という自覚は一切なかった。

自分だけは別格とさえ思っていた。

ところが6月頃からおや?と感じることが時々出てきた。

ゆっくりじわじわと、遠くにかすかに。

物忘れ、行動のあやふやさ、自分への絶対的自信のゆらぎ。

現れたか!これからが怖くなった。

わかった、今しばしの納得と覚悟に必要な期間は許してもらいたい、受け入れる迄。

自信もある。受け入れて堂々とそれなりに生きていこう。


高齢化とは、ある部分の機能は衰えるが、別の部分が新たに開花すると聞く。

それは知恵?

高齢について、高齢でない人たちがああだこうだと分析し、

システムを構築しているようだ。

でも、ちょっとピンとがずれているよ、君たち。

と私はもう先輩気取り目線で思う。

高齢者は一般に、本当に「核心的な事は何も言わない」。

大切なこと、困った事、悲しい事、何も言わない。

黙って納得し、遠慮して我慢する人が多い。

素晴らしいことだろうが・・・。

その結果本当の改善には遠く、世話する側だけの視点で、

高齢社会への対応となる。

そんなふうに思っております。

陽光を浴びて「甲羅干し」しながら
新聞を読む朝






2021年11月18日木曜日

森の中へ

 

スケッチング・ウォークの会。

郊外に広がる広大な森(家から車で15分もかからない)へ、

スケッチに行った。

このスケッチ会は、月に1回開催している。

同年代が中心の会だ。


紅葉の真っ盛り、静かな中で思いっきり満喫できた。

幼稚園生や小学校低学年、幼児を連れた親などが

人出の少ない今、清浄な空気の森の中で歓声をあげて遊びまわっていた。

コロナ下、時々狭い意識の中で人生の有限時間などをつい考えてしまい、

ぐじゃぐじゃする時が自分にあったなんて、うそのようだ!

手作りのお弁当をほおばりながら、話したり笑ったり体調の相談をしたり、

大自然は、たしかに私たちを包み込んで癒してくれる。

こんなに近くにある大自然、これからも気軽に行こうと思った。


絵?あ、適当にささっと仕上げました。


紅葉真っ盛り 落ち葉がサクサク



まるでミニオンのようにあふれていた子供たち












2021年11月17日水曜日

穏やかに・静かに

 運動レッスン日である。

いつも筋トレと表現しているが、高齢者のやさしい筋トレなので、筋トレというのも

ちょっと恥ずかしい。

運動レッスン日でいいだろう。

怠惰のため、最初行くのを迷うが、帰宅してみれば行ってよかった

膝もよくなった、といつも思う。

何よりもメンタルにいい!


現在のクラスに、最初はなじみの人はいなかったが、だんだん挨拶するように

なってきた。それは楽しいことだ。

最近の私は友好的な隣人を目指している。


「穏やかに穏やかに」「静かに静かに」と言い聞かせている日々だ。


うららかな日、富士山もまどろんでいるようだ










膝にいいエアロバイク・6-7台ある。
膝が悪い私は、10分だけやる。



2021年11月15日月曜日

ベランダの片付け その2

買い物に行く約束をした友人の体調が悪くなり、中止となった。

体調、神経痛、だんだんそういう事が多くなる年代だ。 

空いた時間、ベランダの片付けをやっつけることにした。

塗り残した部分や塗っていない部分は、先日よく洗い流して

充分乾燥されている。

ドイツ製のいい塗料、大切に保存していたのに・・・。

中で固まってドロドロになっている。

しばしトライしたが、あきらめることにした。

まだら塗りでも塗っていない部分があっても、

他人が見ることはほとんどない。

ましてコロナの今、悲しい現実だ。

ということで、ベランダの片付けは、大量の廃棄物を出して、

完了とした。

これでまた片付けがひとつ終了し、肩の荷が降りた。




2021年11月14日日曜日

冬の気配

 冬の気配が少しだけする朝。

予測によると、今年の冬は寒さが強いようだ。

間もなく私の主な生活の場所は、暖房器具の周辺になるのだろう。

ゴロゴロと、冬の生活を楽しむことにしよう。


とはいえ、テレビのニュースには、無料食料配布に列を作る

多くの人々が映っている。これからの季節、大変だろう。

コロナが原因で、大学を辞めた女性の話も。

頼むから、経済的理由で学ぶことをあきらめさせるような事は

なくして欲しい。

頼むから、高齢者が安心して長生きできるようにして欲しい。

日本は、そのくらいはできる国でしょう?


冬の気配の話から、とんでしまった。

今日はこのへんで。

食欲の秋


2021年11月13日土曜日

ベランダの片付け その1

 予定のない今日は、ベランダを片付けた。

片付けなければ、と思いながら2年以上経過している。

やっとその気になった!

今日にハナマル。

陽光を身体いっぱい浴びて、半分終了しました。

今日はここまで。

我が家のベランダは木の板張りで、私がペンキを塗る。

昔塗り残したペンキ部分があるので、この数日以内に塗る予定だ。

ベランダはそれで完了、そこまでとする。


「片付けなくちゃ!」という心の重りが少しづつ減っていく。

古い家の中には、片付けが必要な事がまだまだ沢山ある!

動けるうちに、ある程度終わりたい。

でもゆっくり急がず、順次進めていこう。


午後は思わずネットの「相談コーナー」を開き、

長時間魅入ってしまった。フフフ。

色々な人がいて、色々な人生があるものだなあ。

小さな小さなスマホ画面の中に、膨大な人生の物語が綴られている。

比較すると、私は何と平穏なんだろう。

平和な日々に感謝して、毎日を大切に生きていきたいと思う。


めざめ










夜の散歩中のショット






2021年11月12日金曜日

パソコン講師

 パソコン講師の日。

コロナ時期の今、市民講座的なこの講座は中断や閉鎖が続き、

受講生も少なく、そのぶん教室は密度高く教えられる。


開始前、準備を仲間(今日は講師4人)と行う。

新たなバージョンの話をしたり、不明点を聞きあったり、雑談をしたり。

朝の日の光が満ちる教室の中で思った。


こうして同じ共通の話題(私の興味ある話題)を話せる仲間と共にいることは、

何て幸せなんだろう。


仲間は皆同年代のG(爺)だけれど、数年一緒に活動していて、

色々な感情のやりとりもあったのだが、諸々を経て

今は(多分)穏やかな仲間意識で結ばれている。

現役時代に、私と分野は異なるがコンピュータに関わる仕事をしていたGたち。

私は趣味のお稽古や旅行などよりも、何よりこの時間が大切で楽しいと、

改めて実感した。

生きている気がする。


仲良しの友人の一人は今週、2つの旅行をこなす予定で嬉しそうだ。

彼女の予定のほとんどは、お稽古や旅行で埋まっている。

現役時代は子育てをしながら仕事に明け暮れ、遊んだり趣味の時間はなかったの、

だから今、やりたかったことを全部やるの!

達成感に溢れ、人生の収穫時期の今を思いっきり楽しんでいる。

水彩画、テニス、習字、水泳、ピアノなどなど~

私はシングルなので、資金を気にせず自分レべルのやりたかったことは、全部やってきた。

その結果、経験してきた以上のこと、興味のあることは、今はまわりには存在しない。

経験してきたことは血肉となり私を構成している。

人出の多い観光旅行や食べることなどには、もうあまり興味がない。

とはいえ、彼女のような友人はとてもとても大切だ。

私のやり残したことは「仕事」なのかもしれない。


自分の頭脳と体力はもう退化しているのはわかっている。

考え方を変える時期かもしれない。

それなりにワクワクと。


フワフワの雲




今日の富士山






2021年11月11日木曜日

片付け

 部屋の隅には、数個の段ボール箱、大きな紙袋の塊がうずくまっている。

いつも横目で見て片付けなければと思いつつ、手を付けられない。

それぞれの中には、子供時代の思い出、青春時代のかけら、

家族の思い出等が詰まっている。

もう利用することはないが、自分の精神の核の一部である。

放置したまま、早半年。

体調のいい今日こそは!と、一気に片付けた。つまり一部を除いて廃棄した。

10分もかからないで終了。

片付けは本当に気力が必要だ。気を付けないと落ち込む。

今日片付けられたのはほんの一部だが、でも一仕事終えた。


秋晴れ!晴天!

やっと片付け(一部だけだが)ができたうれしさに、

他の気になることも片付けた。

テントを広げて干す。

このテントは昨年4月、やはりこのベランダに広げてこの中で

パソコンを叩いていた。

コロナですべてがお休みになり、突然始まった一人の自由時間を満喫していた。

コロナ期間が続いた現在、一人時間に対する変化に驚く。

なんという違い! そう思いながらテントをセットした。


庭のちょっとした整理も行った。

水につけておいたゼラニウム(参11月4日)も鉢植えにした。

テントを干した。
テントの中はストレッチ・スタジオ
アボガドをベランダに移動した。
これからどんどん成長するかも。





2021年11月10日水曜日

火災報知サイレン

 早朝8時半、近所中に警報サイレンが鳴り響いた。

なんだ!と家を飛び出す。

今日は筋トレ・レッスンに行く日で、まさに家を出る時間だった。

発信場所は、となりの3階建てのマンションの入口にある、火災報知器だった。

とはいえ、どこにも火の気配もない。

初対面のマンションの住人たちと、右往左往。

管理人は留守で電話で呼び出した。

住人の中には、外国人もいた。

日本語が読めないので、「火災報知器」の意味が分からない。

日本語ボランティア員の私は、言葉の理解、それも漢字が読めないと

いざという時どんなに危険か知っているので、

何とかしないといけないなと思った。 

消防署に連絡し、やがてサイレン音とともに

消防車と制服に身をかためた署員が6-7人も来た。

これで安心と、私は 「Mr.G 行くよ!」と

筋トレに行くために飛び出した。

快晴の秋の空。富士山の雪がまぶしい。


日本語ボランティアで教えている中国人の生徒が、私の膝痛を知り、

棒灸というのをためしてみて、と頂いた。

ツボをお灸のように温めるのだ。

みたことはある。膝は現在とてもよくなっている。

手前の長い筒にはヨモギが詰っている。
先端に火をつけてツボを温めるのだそうだ。
ドキドキ







2021年11月8日月曜日

定期健診

 今日は定期的な主治医への訪問日だ。

通常の血圧とコレステロールの件のほかに、

年に一度の定期健診とインフルエンザの注射もする日だ。

定期健診の最終結果の詳細は後日分かるが、今日分かった限りでは問題はなさそうだ。

私の心電図は、模範図形のように美しいとのこと。

体の写真や測定結果は、その身体の「過去」と「現在」を表す。

私は大きな病気の経験は皆無なのである。


でもでも、膝に鍼さしているんですが・・・。

ま、色々あるが、先生とも看護士とも心が通う会話ができて、

私はこのクリニックにくると元気が出る。


帰宅途中、午前10時代。

お堀端のまわりには、多くの中高年が散歩している。

一人一人がそれぞれの想いを内に秘め、さっそうと歩いている気がする。

エネルギーを持て余しているようにも思える。


「お城へ行きたいんですが、どの道を・・・」

お堀端のマイベンチに座っていた私は、

突然魅力的な中年女性に声をかけられた。

遠方から一人で来て、観光名所を訪問中だそうだ。

楽しく会話して、「楽しんで、いい旅を!」とお別れした。

気が付くと、よく観光案内人になっている私である。


陽光が燦燦と、木々の葉、お堀の水面、人々に、私の背中に降り注ぐ。

このように何事もない日々のこの時間、平穏な時間こそが

幸せな時間というんだろう。

いつかこの時間を思い出し、健康で何事もなく安全で、一人おっとり過ごした

この日々こそが、「幸せの時間」だと思う気がする。

今の時間を大切にしよう。

うららかな日だね!








2021年11月7日日曜日

おしゃべり時間

 「お天気もいいし、外の新鮮な空気の中で話そ!」

午前10時、公園で友人と会った。

ちょこっとお弁当と飲み物を持参して。

公園の広場のまわりには、大きい頑丈なイスとテーブルが数組散在している。

そのひとつを占領し、たくさんたくさんおしゃべりした。

高齢になると、心を割って話す新たな相手に出会うのは難しい。

もしかしたら、彼女はそういう人になるかもしれない。


明日は、健康診断やインフルエンザの注射等々の日だ。

血圧の測定値なども整理しなくては。

高齢者の日曜日はこのように過ぎてゆく。





















2021年11月6日土曜日

休憩場所

 今週はほとんど毎日、歩いて駅方面へ出かけている。

陽光サンサン最高の季節。膝を気遣いつつゆっくり歩く。

片道1.1Km。

帰宅途中、膝のため、ある公共施設の前で必ず座って休むことにしている。

町の中にはベンチなどもあるが、この場所が帰宅時にちょうど最適な

位置なのだ。

その施設の一角にはもう10年以上、1日中座ってクロスワードパズルなどを

やっているおじさんがいる。50代? きちんとはしているが、ホームレスにも思える。

全く周囲には無関心な様子で、一心にクイズを解いている。

その人と反対側の位置に(かなり間隔がある)私は座る。

遠くに座っているが、仲間がいるようで私くつろぐ。

あ!今日はいない。


ゆっくり休み帰宅した。

柵の前がクイズおじさんの定位置。

向かい側の私の席。居心地よし。
マイベンチはお堀端にもあります。















神社に寄る。足出している亀見っけ!

2021年11月5日金曜日

ミスターG

 私の愛車はダイハツのミラジーノ、色はブリティッシュ・グリーン。

私はミスターGと呼んでいる。

ずっと以前に発売停止となった古い車だが、人気が高く

フアンクラブもある。

知り合いが乗っているのを見て、一目で次はこれにしようと決めた。

当時私が乗っていたのは、セダン型で車種はカリスマ。

チャリンコがわりに利用するだけの私には、大きすぎた。

軽のミラジーノにしてからは、小回りが利き私にぴったりだ。

車の中にいつも積まれているのは

「浜辺でコーヒー」のための、小さなテント、ディレクター・チェア、

浜辺用サンダル等 コーヒーはなかなか実現しないが。

「体操教室」のための、室内運動靴

その他、冷凍食品用保存箱やお買い物袋多数

私の別室である。


私の憧れは、車で生活しながら僻地を巡ること。

あ、路上生活者ではありませんから。^ ^

海外で友人が体験させてくれたが、今この地で私一人では無理だろう。

体力もおちているし・・・。


私の毎日の生活の主な相手は、

このミスターGとパソコンたち(含む タブレット・スマホ)である。

いずれ車に乗れなくなる時もくるだろう。

遠くない未来のために、人との関係をもっと大切にしようと思う昨今だ。



生活感満載の車内であります。










2021年11月4日木曜日

ゼラニウム

 


庭を見る。
ほどんど手入れをしていないのに、植物たちは何とか収まっている。
椿数種類、オリーブ、ブルーベリー、バラ数種類、蔦類、ハーブ類、
いちょう、等々、多くは鉢植えで、小さな庭にひしめいている。
いつも「ごめんなさい」と言いながら気にはかけている。

最低の水やりだけは欠かさない。
無意識に水をやっている。
多分、彼等が私に「お水をちょうだい!」と
呼びかけてくるんだと思う。
結果、こんなに何もしていないのに、枯れたものはない。

赤いゼラニウムだけが、咲いている。
庭に降りて様子をみると、茎が伸び放題でちょっとスカスカ。
「放置せずに、お手入れを!」との呼びかけ。
はいはい、と適当に切り取り、コップに活けた。
いずれ根が出てくるだろう。

このゼラニウムは数年前、海外に住む友人が数日滞在した時、
庭を大整理しその時植えていってくれたものだ。
絶やしたくない。

先日彼女のblogに、ゼラニウムをカットしてコップに入れておいたら
根が出て感動したという記事があった。
それを思い出しての私の行動だ。
多分長い距離を超えて、私へ指令が伝えられたのだろう。

薔薇が大好きだが、ゼラニウムは丈夫で花と葉の色のバランスが良く、
世話も不要、実用的で大好きだ。
ヨーロッパの窓辺には、ゼラニウムがよく植えられている。
減ってしまった庭のゼラニウムを、これからたくさん増やしてあげよう!
と思う。

「言うは易し だよ~」という大声が、庭から聞こえてきたような ♬

☆「孤独」と「孤立」は異なる。
 そういう事を考えさせられる日々だ。


2021年11月3日水曜日

久し振りのラジオ体操

 目が覚めたらまだ・まだ・ま~~~~だ夜明け前だった。

それからが、眠れない、ネムレナイ。

私ほどよく眠る人はいないくらいだったのに。

夜眠れないことは年齢的なこともあるらしく、

睡眠導入剤を使用しているという知人も多い。

遂に私もそうなったのだろう。年だ!


外が白み始めたので、久しぶりにラジオ体操に行くことにした。

10月に張り切ってスタートしたのだが、膝痛の今、膝に負担がかかるので

最初の一週間で中止したのだった。

今日は外出予定もないので、行った方がいい!


まだ太陽は登っていなかったが、高い秋の空、朝焼けがきれいだ。

鳥たちとジョギングの人と犬の散歩の世界。


体操をしているうちに周りがゆっくり明るくなり、

太陽光線がさし始めた。

多分一年で一番いい季節、体操が終了すると

背筋がピン!と伸びていた。

朝焼け








太陽が顔を出す














2021年11月2日火曜日

待ち合わせ

お昼に待ち合わせ、ワクワクの日。
早目に家を出た。
それなのに、2ブロック歩いて気になり始めた。
「ガスの元栓閉めたかしら?」
充分間に合う時間だったので、99%大丈夫と分かっていたが、
戻ることにした。
「お出かけ?」と近所の窓から笑顔がのぞく。
「ちょっと忘れもの」

はい、ちゃんと閉めてありました。

4ブロック歩いて、気になり始めた。
「アイロンのスイッチ切ったかしら?」
まだ間に合う時間だったので、99%大丈夫と分かっていたが、
戻ることにした。
先程の隣人にみつかりませんように。

はい、ちゃんと切ってありました。
隣人にもみつからずにすみました。

6ブロック歩いて、気になり始めた。
「急いで出てきたけれど、家の鍵ちゃんと閉めたかしら?」
間に合うかわからなかったけれど、99%大丈夫と分かっていたが、
戻ることにした。
先程の隣人などにかまってられないわ。

はい、ちゃんと鍵は閉めてありました。

ゆっくり歩いていては間に合わない!
何とか時間内に到着!

このようなドラマを経て、駅の待ち合わせ場所に到着した私。
少々自分が不安になる。
ゆったりした風を装ってベンチに座る。
やがて、懐かしい顔が遠くに見えた。
私は立ち上がり、大きく手を振りながら、改札口に向かった。


眠い~
















お盆休み

ちょっとはちゃめちゃな1週間だった。 お盆休みでいろいろなことがお休みになり、 人々の多くは「家族行事」の週だ。 少なくなってはいるが、子供や孫を迎える、 というのが昔ながらのスタンダードな平和風景だ。 特に予定のない私は、絶対に家の整理!絵も描きたい!と思っていたのに、 抜本的...