かなり大量の、昔のスクラップブック。
ざっと読んで廃棄している。
昔気に入ってスクラップした記事や写真は、今見ても興味が湧く。
しかし、「もういいでしょ」と、さようならする前に一読。
だからなかなか進まない。
でも(悲しいかな)時間はたくさんあるので、これでいいのだ。
T・E・ロレンスの記事と写真、 野茂の米国での大活躍の記事、
有名になった友人が、はじめてインタビューを受けた記事、
アイルランドの目覚ましい発展の記事などなど。
ロレンスの写真を見に尋ねたロンドンの記念館、秋のロンドンの街角、を思い出す。
出張の合間に野茂の試合を見に行った広大なドジャーズ球場、
シナリオ作家として大成功した友人と過ごした、駆け足の日々。よく遊びよく働いたなあ。
アイルランドから出張で来日した仕事仲間を、銀座に案内したっけ。
色々な思い出が蘇る。
世界中から来た英文のメールの束がある。おもしろい。
仕事の事や個人的な話が混在する。
今はほとんど途絶えたからだろう、海外関連の事や人とのやりとりにワクワクする。
過去は過去。
国境を超えて動く楽しさから、今は殆どの時間、自宅と近くへの散歩、
そして用があれば近場へ行くだけがメイン行動の日々だ。
コロナという事もあるが、だいたいこんなもの。
これからは足元を見つめて「今を一番大切に生きる」事、
と言い聞かせている。
行動しまくっていた思い出は、視野が狭くなりがちな守りの日々に
力みなぎる若い風を吹き込んでくれる。
思い出を一人かみしめるのも、高齢者の特権だろう。
ダメ!高齢者ぶらないで!まだ早い! 動きたい!
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